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常念岳・蝶ヶ岳縦走 1泊2日(三股周回)

夏山も終盤。今年の目標としていた常念岳・蝶ヶ岳の縦走を行いました。
三股周回ルートで1泊2日。

1日目

しとしと雨とぬかるんだ地面の中、晴れることを祈りながら前常念岳へ向かう。
三股での分岐では、明らかに蝶ヶ岳に向かう人の方が多く、常念岳方面へ向かう人は3組程度しか出会わなかった。
でもこのくらい閑散とした山を黙々と登る方が好き。

3時間ほど歩くと雨が止み、天気への希望と共に前常念岳山頂が見えてきた。
突然現れるはしご。
このはしごを登ると森林限界を越える。

ごろごろと大きな岩の上をすいすいと登っていく。

登り始めて4時間ほどで前常念岳へ到着。
若干ガスがあるものの展望がよく、モチベーションが上がる。

初日はなんだか膝の調子と天気が良くなかったので常念岳山頂へは向かわず、行者小屋テント場へ直行。
分岐から行者小屋までがなかなかな勾配で、「明日の朝これを登り返すのか…」と考えてしまい軽く落ち込む。

2日目

2日目の朝。
最高の天候で、美しい雲海と日が登る空の絶景。
昨日降りてきた分岐までの登りは景色を楽しんでいる間に終わっていました。

北アルプス、八ヶ岳、富士山までも一望出来る中常念岳登頂。

ここからは蝶槍・蝶ヶ岳へ向けて縦走。
一ノ沢から常念岳ピストンの方が多いのか、常念岳山頂からは同じ方向に向かう人は少なかったです。

蝶槍までは一旦展望がないゾーン。
たまに見える蝶槍のポコっとしたシルエットがかわいい。

そんなこんなであっという間に蝶槍へ。
槍ヶ岳をバックに謎ポーズでパシャリ。

蝶槍から蝶ヶ岳まではとっても緩やかな勾配。1日目から何度か会っていた方と談笑しながら向かいます。
蝶ヶ岳山頂も勾配が少ないためわかりづらいですが、とりあえず踏んでおく。

蝶ヶ岳ヒュッテ周辺は寝転がれるくらい快適で、山々を眺めながら補給。

気が済んだところで下山開始。
薄々気づいてはいたものの下山中は完全にガスの中。
三股から常念へ向かうルートに比べて階段が多く、整備されている印象でした。とても歩きやすかったです。
このルートに決めたきっかけであった「ゴジラみたいな木」と最後に会ってこの山行は終了。

とにかく展望が良く、次はどこに登ろうと心躍る山行でした。
槍ヶ岳への憧れが強まってしまったので今期ラストの北アルプスは槍ヶ岳にしようと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!

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