【勝手にランキング】福山三大ご当地グルメ
先日、はるばる遠方からやってきた知り合いが、某店のラーメンを食べそこねてガックリしていた。
まさかの、定休日ドンピシャの来福だった。
そこで。
そんなときでもせっかくの滞在を楽しんでもらえるように、福山出身ではない私が、福山ならではの味だと思う3つを紹介したい。
第3位:ちーいかの天ぷら
小魚料理「阿藻珍味」さんの「ちーいかの天ぷら」の話題が出ると、福山市民の誰もが目を輝かせるような気がする。
小イカを煮たものを天ぷらにしているのだが、とにかく旨い。
自分でもやってみたけれど、ぜんぜん違う味になってしまった。
さすがは阿藻珍味さんである。
お店で食事として提供されるほか、駅前やデパートなどでパックに入って売られている。
ビールが進む。
第2位:ねぶとの唐揚げ
瀬戸内海に面した福山は、海の幸に恵まれている。
鯛や海苔も有名だし、基本的に魚は旨い。
その中でも、他所ではあまりお目にかからないがここではよく見かける魚が「ねぶと」である。
一般的には「テンジクダイ」と呼ばれる5センチくらいの小さな魚で、1パック300円もしない庶民の味方。「備後フィッシュ」25種の中にも選ばれている、地元を代表する魚だ。
これを唐揚げや、南蛮漬けで食べる。
学校給食にもよく登場し、子どもたちも喜んで食べるのでありがたい存在だ。
頭のところが固いので、小さな魚のくせに頭をせっせと取ってから料理しないといけないのが面倒といえば面倒だ。
揚げるから丸ごとでも食べられるだろうとタカをくくって横着をすると、あごうらに固い骨が刺さって泣くことになった。
そこから学習してせっせと頭を包丁で落としていたが、やっぱり面倒くさい。
地元の方に「ハサミで落とせば楽よ-」と教えられた。
なんと!すごく簡単!
以来、食卓に登場する回数が増えている。
ビールが進む味である。
第1位:くわいの素揚げ
「芽が出る」ことから縁起物とされ、おせち料理によく使われるくわい。
福山はくわいの圧倒的な全国シェアを誇る産地である。
福山に来るまで、くわいを「おせちに入ってるヘンなイモみたいな栗みたいなやつ」としか認識していなかったのだが、12月になるとスーパーに山ほどくわいが出てくるようになる。
大ぶりのくわいはおせち需要で全国に出荷されていくため、小ぶりのくわいが中心だ。
この小さなくわい、素揚げにして塩をふると絶品である。
フライドポテトに似ているが、ほんのちょっぴりほろ苦さがあって、大人の味わい。
地元ならではの庶民派グルメだ。
やっぱりビールも酒も進む。
揚げ物ばかり、ビールが進むものばかりになってしまった。
仕方ない、だって旨いんだもの。
福山を訪れたなら、これら三大ご当地グルメをぜひ召し上がっていただきたい。
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