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デジタルデトックスを40日間続けた話


スマホを見ないようにするのは難しい

 スマホは便利なツールですが、時間を浪費させる恐ろしい道具でもあります。
 「ちょっと調べものをするつもりが、気付けば1時間ネットサーフィンしていた」「LINEに返信するだけのつもりが、他のアプリも見ていた」といった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

 私は、仕事中はスマホを鞄の奥に入れたり、職場にスマホを持ってこない日を設けたりしています。
 それでも、朝起きた後や夕食後などは、ついついスマホを手に取ってしまいます。
 「デジタルデトックスして、時間を増やさなければ」と思いつつも、長続きしません。

「試験に受かりたい」気持ちが、デトックスを実現させた

 そんな私も、弁理士試験の受験生だった頃は違いました。
 試験の直前期は、スマホを見ないようにして生活しました。(電話、メール、LINEを除く)
 「今年こそ、試験に受かりたい」
 強い思いが、スマホの誘惑を断ち切りました。
 スマホのみならず、パソコン(仕事用のを除く)やテレビにも一切触れませんでした。
 デジタルデトックスの最大継続日数は、40日です。

デジタルデトックスするといいことが多くある

 スマホもといデジタル機器を避けて生活した結果、いくつかの効果がありました。
 ひとつは、五感が冴えたことです。
 何度も聴いている歌なのに「うわ、いい歌!」と感じたり、ファミレスのよくあるメニューなのに「うわ、これ美味しい!」と味わえたり、新鮮な感覚を覚えました。

 もうひとつは、時間にゆとりができたことです。
 生活スタイルは変わっていないのに、自由な時間がぐんと増えました。
 時間が増えたことで急かされている錯覚が減り、心にゆとりが生まれました。

 何より大きかったのは、頭がクリアになり、試験に必要な情報を多く頭に詰められたことです。
 スマホで調べものをすると、知らなくてもいい情報が出てきて精神的に疲れることがあります。
 特に最後に受験した年は、新型コロナウイルスが蔓延していたため、頻繁に「新たな感染者数」がニュースで報じられていました。
 心を擦り減らす情報を断ち切ることで、試験勉強に集中でき、合格することができました。

まとめ

 デジタルデトックスは、いい影響をもたらします。
 とはいえ、スマホを解約して一切触れないのは難しいです。
 期間と「空いた時間でこれをする」という動機を決めて、スマホを見ないようにするのが、丁度いいと思われます。
 スマホに疲れた方は、是非やってみてください。

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