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本当に当事者の意見なのか?

それは正しい判断か?


昨日、悲しいニュースがあった。
以下はTwitterにて、知り合いから回ってきた記事。

文章を引用する

スペイン議会は27日、低身長症の人によるコミカルな闘牛ショーを禁止する法案を可決した。障害者団体はこの動きを歓迎したが、これまでショーを演じてきた団体は反発している。

https://www.afpbb.com/articles/-/3462056

悲しい出来事。実際にショーに出ている低身長症の方は、本当に望んでいた?
記事には

ある当事者団体は「私たちは闘牛士であり、芸術家だ。禁止事項はこりごりだし、施しは要らない」とフェイスブック(Facebook)にコメントした。また、採決前には議会前で禁止に抗議する「こびとトレーロ」のグループの姿もあった。

https://www.afpbb.com/articles/-/3462056

という文がある。私はこの一連の流れは、低身長症の方々が自らの武器で輝ける場所を奪ってしまっているのではないか、と感じた。

果たして、これは「障害者およびその境遇が公衆の嘲笑を誘うために用いられるショーや娯楽活動」なのか?

中には心無いオーディエンスもいるだろう。このパフォーマンスを見て、身体的な部分に嘲笑う人もこの世界のどこかにはいるだろう。しかしながら、このショー自体がそれを誘うものなのか?

そんなに世界は?世の人間は心が腐っていますか?

可決した事実は、僕にとっては残酷でショッキングな出来事でした。何かの善意だったかもしれない。そうした方が世のため人のためになると本気で考えた者が居たかもしれない。

しかし、もっと働いている本人達の意見を反映して欲しかった。

しっかりと当事者の意見を汲み取った先で、可決に向かったならば、採決前には議会前で禁止に抗議する「こびとトレーロ」のグループの姿なんて、居るはずがなかっただろう。

ジャーマニ・スワンソンが好き

NBAを知って、YouTubeでもバスケットボールの解説動画を見るようになった。そこで、まるでサーカスのようなパフォーマンスをする素敵なチームに出会う。

エンターテイメント性の高いエキシビション・バスケットボールで世界を渡り歩くハーレム・グローブトロッターズ

彼らはバスケットボールを使った超人的かつユーモアあるパフォーマンスで世界中の人を魅了し、笑顔にする。

「ホットショット」「マニー・ラブ」「ドワーフバスケットボール界のマイケル・ジョーダン」という異名で知られる選手。それは、ジャーマニ・スワンソン

身長134cmの軽量の体を活かした跳躍ダンクに、股下をくぐるドリブルパフォーマンス。
生まれながらの小人症の彼の見せるプレイは、低い身長を武器にしていた。

最高にかっこよく、すぐに彼のファンになった。

マニは、本当にバスケットを愛している。冷たかった視線も、暖かい眼差しに変えて。

私はどうしても、自らが輝き多くの人に笑顔を与える場として、スペインの闘牛ショーに出ていた人はいたのではないか?と思ってしまう。

周りの人よりも身長が低いことを理由に諦めず、マニのように努力の結晶を披露し、輝いていた者はいるだろう。

当事者の意見に耳を傾け、本当に正しいのかを予めて判断して欲しかった。

それはエゴではないか?
偽善ではないか?
周りに流されてないか?
勘違いではないか?

それに途中で気づいたなら、引き返す強さと勇気を持って欲しい。

この件を機に何かを判断をする際は本質はどこか。当事者の意見は何なのか?ここにフォーカスを当てようと決意した。
動機は優しさなのか、利益目的なのか、勘違いなのか分からないが、最後に生むのは結果という2文字。

それが、より多くの人を傷けず、笑顔にするものになれば嬉しい。

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