在宅勤務とLink Insight
当社での基本在宅での業務に、当社での就業に関心を持っていただき様々な方にご応募いただいておりとても感謝しています。タイトルのLink Insightは、社名であると同時に、当社のミッション/ビジョン/バリューとも関係しており、在宅勤務の際の視座前提となっています。
在宅勤務についてはマスメディアやネット上でも話題が多いテーマですが、ここでは、在宅が上手くいく(少なくともリンクインサイトでは)、在宅勤務でも成長するポイントを3つ挙げさせていただきました。
是非弊社にご応募いただく方に参考になればと幸いです。
ポイント1 視座と動機 そもそもなぜ働くのか
在宅になると、誰も監視していないので、リアルな集団での雰囲気に巻き込まれた仕事しなければいけない環境にありません。コロナをきっかけに加速する多様な働き方が進んだことで、在宅もOK、(コロナが過ぎれば)職場行くのもOK、通勤がなくなることによって、余暇時間での副業、故郷や趣味の場所で仕事したり、自宅の増改築や移転等、仕事と生活の両面で様々な選択肢が増えています。選択肢が増えてくると、実は今までよくわからない会社の帰属性なるものに毎日満員電車に乗っていた自分を振り返ると、職場に物理的に帰属することを求める就業感でバインドすることは難しくなっている時代に入ったことを皆気付いています。これに対して、なぜその会社で働く必要があるのだろうか、と考えたときに、現時点で、ここで仕事をしている「個人の動機そのもの」が帰属性につながるのが良いのではないか、と考えています。これからの時代の個人が持つ労働観(なぜ働くのか)⇔人生観と会社の存在意義(何を為すところなのか)の深い根っこのところがマッチしている場合に、本質的なWIN-WINの関係になるものと考えています。
WIN-WINの関係
ひとりひとりの労働観・人生観(なぜ自分はその働き方や場所を選ぶのか)
↕
人生観と会社の存在意義(社会に対して何を為すところなのか)
ミッション・ビジョン・バリュー
在宅勤務をしていますと、ひとりポツンと仕事をしてゆくことになるので、自ら湧き出るモチベーション(動機)がある方とない方では、仕事の成果だけでなく自身の成長にも大きな差が出てきます。目標をどうやってクリアするかを工夫したり、目標自体を自ら設定したくなる場合は、大変でもやりがいがあります。目標を自ら設定したくない、できれば避けたい、与えられたらいわれた通りやります、の場合は自分の時間の切り売り的な考え方。この違いはどこから出てくるのか、在宅での仕事が個人にとっても成長につながるのか、楽しめるか、やりがいを持てるか、は、全ては自らの動機と視座から湧き出てくるものに他ならない。職種や雇用形態によりますが、当社のミッション・ビジョン・バリューのうち、を見たときに、「これだ、自分が求めていたのは!」という部分が複数あることが大事かなと思っています。逆に共感するところがなかったら、当社での就業はやめておいた方がいいと思います。特に日々の業務で直面するのは、バリューの部分です。仕事で関係者が連携するときに日本語だと日本語圏内しか伝達できないため、英語表記にしています。是非ご確認ください。
〈参考〉
株式会社リンクインサイトのミッション/ビジョン/バリュー。
・ミッション(社会に対して当社がなすこと、会社組織の存在意義)
3D技術でヒトのための事業、仕事、職能、働き方を創る
・ビジョン(自社がこうありたい、とするゴール)
3Dを起点に世界で最も流通するサービスプロバイダーになる
・バリュー(行動規範)
Customer/User Experience(CX/UX) Oriented Senario
Link Insight with Technology and Visualization
Do createve things, elimimate operation
Link, System optimized, Front Loading Operation
Independent professional, work anywhere in time.
ポイント2 業務遂行スキル
最低限その職種のコア業務の一定範囲は自立していること。イメージとしては事務所で近くにいて都度確認が必要でないこと。これが必要な場合は、手戻りが発生することと、その業務にマネージメントと作業者の2名が必要になるので一つの業務を完遂するまでの時間がかかりすぎるため生産性が落ちますので、厳しいです。
しかしながら、全ての業務が自立できていることはありえないので、自立自走できない業務があった場合に、スキルアップにつながるために何が必要か、が自分で認識できている場合や、あるべきスキルレベルと自身のスキルレベルの差分を分析して言語化できることは重要です。
そのポイントは、自己スキル俯瞰判断力、原因分析力であり、ロジカルシンキング力やクリティカルシンキング力です。基本的なスキルとして備わっていれば、在宅でもスキルを身に着けるのは時間の問題です。
何のスキルが足りていないのか、わかろうとしない場合には難しいですが、
どうしてもわからない場合もあります。なぜうまくいかないんだろう、原因を特定できていない、あるいは経験不足で分からない、場合。これは成長のチャンスであると同時に、どう対処するか、次の3.コミュニケーション力が重要になってきます。
ポイント3 コミュニケーション力
(1)HELP ME力 俯瞰最適力
原因分析や経験不足からどうしていいかわからない場合、最も重要なのはHELP ME力かもしれません。HELP ME力は、助けて―と、発することです。
問題を自分で抱えてしまう人の場合、ありがちなのは自分が解決しようとして助けを求めない。しかしそれが自分の現時点での力量を超えている場合、明らかな無理な場合は、助けて―と発信する発信力が必要になります。それをしないとどうなるかというと、周りの関連業務全てが連動して影響するので、抱えることでボトルネックになってしまう。ボトルネックになることが問題であることを自覚して、早いタイミングで助けて―を発信することが大事です。邪魔するのは、自尊心だったり責任感だったり自己利益だったりする場合等、様々です。
その業務の全体を俯瞰したときに、まずい自分がボトルネックになっていると判断して、自身を幽体離脱して、助けて―ということが大事ですね。
ちなみに、このHELP ME力と俯瞰最適力は、先の2.の一定の業務遂行スキルを持っている前提でのものですので、スキルがなさすぎる場合の「すみません、やったことがないのでわかりません」とは異なるのでやや高度です。
(2)受信力と発信力 言語化/ビジュアル化力によるコミュニケーション
在宅やリモートでの業務となりますと、業務に関するステークホルダーそれぞれが連携して協働することになりますが、対面やリアル職場の場合と異なり、受信可能な情報量が少ない為、相手の状態を積極的に理解する力が大事になってきます。
非言語による状況判断が難しい場合には、多民族国家のコミュニケーションの方法が参考になると思っています。
アメリカや、アジアではシンガポール等は、多文化多民族国家です。様々な文化言語背景があるので、コミュニケーションの基本は、徹底的に相互理解が重要です。鍵になるのは言語化/ビジュアル化です。前提となっている常識や、一部のメンバーにとっては当たり前と思われるようなことでも、相手の理解度や持っている情報レベルを考えて、あるいは複数大勢の場合には、誰でもわかるように、あえて手前の当たり前の部分から発信言語化し相互理解を徹底することにより、リモート間での共有に時間をかけ、一旦共有したら、それぞれが業務遂行できるようなレベルまで共有に時間をかけることを欧米の多国籍企業は意識しています。我々もより多民族企業に向かうため、多国籍企業のコミュニケーションを意識できる人を求めています。
発信側は、言語選択を意識し、定義化したり、ビジュアル化することで、相手の状況が見えない場合でも理解してもらえる方法を努力すること。
伝える側が伝えたと思っていても相手には60%くらいしか理解されていない、と言われますので、伝わらないのは伝える相手の理解に期待してはならず、発信者側が何度も繰り返して伝える意識を持っていること。言語化が大事と言いましたが、言語化さえすればよいわけではなく、6割しか伝わらないとしたら相手はどのような行動を取りかねないのかを想定し、伝達しようとしているコンテンツの重要性を判断し、ビジュアルや電話•WEB面談等によるインタラクティブなコミュニケーションを心掛けること、これができる人を求めています。
一方受信側は、なんとなく「はい」と言わないこと、場の雰囲気や相手との関係性を忖度等したりして、迎合意見を絶対に言わないこと(特に日本人の場合要注意)論点を外してはなりませんが、違う意見を言えること、アイデアを出せる人を求めています。
これでは、理解力が深まらず、さらには創造的な業務につながらないからです。
リンクインサイトでは、生産性が高い創造的な業務が求められますが、それにはかような発信力と受信力が求められるのです。
我々の業務のほとんどが社内外のコミュニケーション業務と言っても過言ではありません。
(3)質問力
わかったふりをせず、わからないと思った時点で、カッコつけず、その場で聞くことです。ちなみに交渉が上手な人の場合、自分が分かっていると思っていることであっても、相手の言っていることを「どういうことですか?」と確認したり、「なぜそうお思いですか?」というコミュニケーションを通じることで、相手から好かれるようにしたり、自身の意見に誘導したりする人は、コミュニケーション能力が高い分けですが、逆に知らないのに知ったかぶりをすると、コミュニケーション相手との情報ギャップを隠そうという行動になるので、相互理解も生まれず、場合によっては不信感を抱かれ、ガッカリさせられることにもなりかねません。頭がいいタイプの人・格好つける人・妙にプライドが高い・自身に余裕がない方、に見受けられますが、これは自身に力量がないと判断されてしまいます。仕事面で本当に頭がいい人はそういうリスクを負いません。コミュニケーション力は、「質問力」です。本当に頭がいいなと思う人は、質問相手が言いたいことを見抜き別の表現で質問したり確認したりする、質問力が素晴らしく、質問の仕方の工夫によって相手と創造的な関係を築ける人です。これが出来る人は、本質的に小さい頃からできる人、社会で仕事を通じて習得する人、とあるようです。いずれのタイプでも構わないです。当社が顧客とコミュニケーションを取る時に、基本的な必須なスキルとなってきます。
ポイント4 段取り力
リンクインサイトの業務の主体は、リモートを前提としたコミュニケーション業務です。取引先・社内外問わずです。そして、我々は高い労働生産性を追求するため、いかに「作業をしないか」を考えます。作業は、アウトソースをすることで、自身はより生産性の高い創造的非連続的な業務を意識します。
そうしますと、我々が考えなければならないことは、その作業の「品質」と「作業の大変さ」と「時間がかかる箇所」をよく理解し、手戻りが発生しない、手順設計(=段取り力)と実行するコミュニケーションが、あなたの仕事を定時で終わらせ、遅延しないで、オンタイムで成果を出せるようになるのです。
ポイント5 幅広い知見と実行力
我々は、ある定められた範囲の業務を深掘りするだけの人は求めていません。
深掘りというのは、作業レベルの専門性の追求のことを指しますが、手を動かす仕事はアウトソースすればよいからです。
我々はコアとなる専門領域を中心に、近隣の業務や関連業務に幅広く触手を伸ばせる知見力と実行力を求めています。
そのためには、作業をしない、生産性の高い業務を行う、余った時間をインプットに充てることで、幅広い知見を養うことが求められます。
少なくとも、2020年、UIとUX、CX、DXの違いくらいは、それが何なのか、違いはなにか、くらいは最低限分かっていて欲しいというレベルです。
長くなりましたが、リンクインサイトで、在宅リモートで、残業せず、楽しく活躍するために、参考になれば幸いです。
以上
よろしければ、フォローとシェアをお願いします。 日本のGDP20%を占める製造業に従事する方々の現場力に 適合できるヒトのためのデジタル化を推進しています。