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最近の世の中はもはや、第一想起を取るゲーになってきていると感じる

こんにちは、こんばんは、山口です。

普段はマーケティングに関連するお仕事、特にデジタル分野に関連することや、ネット広告の運用などを行なっている者です。

突然ですがみなさん、ダイヤモンド💎はお好きですか?

見た目がきらびやかで、女性なら誰しもが憧れる宝石の一種ですよね。
ダイヤモンドはその希少性により、供給量よりも需要の方が大きいことから高価なものとして扱われています。
希少性が高く、独特な形をしているので宝石といえば「ダイヤモンド💎」と思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

ここで、例えば普通のアクセサリーショップでダイヤモンドの形💎で
“ダイヤモンドではない名前”の似た様な宝石がたくさん(何千種類も)あったらどうなるでしょうか?
そうなった場合、宝石といえば「ダイヤモンド💎」と思い浮かべる事が思い浮かべる事ができなくなる人が多くなると思います。

宝石といえば「〇〇」と別の何かに代替されてしまうとたちまちダイヤモンドは女性へのプレゼントや、女性自身のご褒美に選ばれなくなり、売れなくなってしまうかもしれません。

「〇〇といえば△△!」という風に
この世の中の全ての商品、サービスにおいて

第一想起を獲得する
という事はめちゃくちゃ大事な事なんではないか?

と山口は最近すごく思う様になりました。

「ハンバーガーといえばマクドナルド」
「カレーショップといえばCoCo壱番屋」
「宅配デリバリーといえばウーバーイーツ」
「焼肉のタレといえばエバラ」
「本を売るならブックオフ」
「ピアノ買取ならタケモトピアノ(笑)」
こんな感じで人々の頭の中には「〇〇といえば△△!」と世の中のあらゆる商品・サービスに対して何かしらの第一想起があるわけです。

USJを再建し、現在株式会社刀の代表取締役をされている森岡毅さんの講演や著書の中で「消費者は常に頭の中でサイコロを振っている」という言葉がよく出てきます。

どういうことかと言うと
消費者は意思決定の際、無意識で頭の中でサイコロを振っています。
そのサイコロの目には、自社のブランドと競合先のブランドの名前が書かれています。

例)ブランドサイコロの面の占有率
セブン50% ローソン30% ファミマ20%というサイコロの面があったとします。このサイコロを降ってセブンの面が出ればセブンにいくし、ローソンが出ればローソンに行く。

企業の売上と言うのは
売上=サイコロの目(選ばれる確率)×一人あたりが振る回数×振る人数×客単価
と言う式で表す事ができます。

この中でもサイコロの目、すなわち、
消費者に選ばれる確率=消費者が自社ブランドを選択する理由
をつくるという事が大切であると森岡さんは仰っています。

自分たちが取り扱っている商品、サービスを販売したり、新商品を開発、新規事業を展開するとなった時に、この消費者・顧客の頭の中にいかに
「〇〇といえば△△!」と第一想起させれるかが重要
だと山口は思います。

いかに、自社の商品、サービスが他社より優れていても消費者・顧客の第一想起を獲得できていないのであれば売り上げをあげることは難しいです。
一方ですでに第一想起が獲得できていれば、特に広告を打ち出したり、その他のマーケティング施策を打ち出さなくても売り上げを上げていく事ができると考えます。
特に消費者があまり検討をしにくい消費財(調味料など)はその傾向は強いなぁと感じます。

例えば、つい先日社内でごま油の話になり、自分の家族や親戚、友達に
「ごま油何使ってる?」と聞いたところ
9割以上がかどや製油のごま油を使っている事が判明しました笑

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↑かどや製油のゴマ油

皆さんもごま油といえばこの上の写真を思い浮かべるのではないでしょうか?
山口はこの質問の後、「なんでこのごま油を使っているの?」と質問しました。
すると多くの人が
「なんとなく」「実家で使ってたから」「見慣れてるから」
と回答しました。
この様にすでに第一想起を獲得できていれば特に明確な強みを打ち出さなくても勝手に商品が売れてしまうのです。笑

では、どうすればその第一想起を獲得できるのでしょうか???

山口は
どれだけ消費者理解ができているかが重要
につきると思っています。

どう言うことかと言うと
マーケティングではWHO、WHAT、HOWのWHOがとても大事であるとよく言われます。

自社の提供する商品や、サービスが一体どんな人に利用されるのか
利用する人は日常生活の一体どんな場面で自社の商品・サービスを知り、
どういう経路を経て最終的に自社の商品、サービスを利用するに至ったのか。
これをどこまで鮮明に見えているかで第一想起を取りにいく事ができると思います。

鮮明に見えていると、日常生活のどんな場面でどんな媒体を使って、どんな訴求を打ち出せば、最終的に商品・サービスを利用してくれるかがわかります。

特に昨今はスマホが誕生したことや、技術が発達したことにより
情報爆発の時代になりました。

手のひらサイズに収まるスマートフォンから世界中のあらゆる情報を獲得できる様になった今、消費者との接点は無数にあると感じます。

なので、ひと昔みたいにテレビCMを打ちまくる!!
みたいなことをしても全然、売り上げが伸びない。。。
なんなら、認知もされていない。。。
と言うことになりかねません。

やはりターゲットとなる、消費者が日常生活でどんな媒体を使い、どんなものに惹かれているのか?この消費者理解を深めていき、
自社の商品、サービスの明確な強み(他者との差別化)を打ち出していけば
消費者の中で「〇〇といえば△△!」と第一想起を獲得する事ができ
商品・サービスが勝手に売れる仕組みができるんじゃないかなぁと思います。

まあ、でも極端な話、資金力があれば「名前を連呼しまくる」が一番強いかもしれません。笑

いろんな媒体を使って文字通り「〇〇といえば△△!」と連呼し続ければ
勝手に消費者の頭の中での第一想起が獲得できたりするなぁとかも感じます。(自分の場合、タケモトピアノとかはまさにそうです笑)

でもそれは資金力があるからできたり、極端にニッチすぎる商材だからできたりするものであるので多くは当てはまらないと思います。笑

最後にまとめになりますが以下の3点が大事であると山口は思います!

・第一想起を獲得する事が大事
・そのためには徹底した消費者理解が大事
・理解した上で日常生活のどの場面でどう絡んでいくかが大事

以上、山口が最近思う事でした〜

よければぜひいいねをお願いします笑

山口

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