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なつたのと「楽しむ」を全力で考えた話

こんにちは。お母さんパラレルワーカーの山口ぐりこです。
普段はデザイナーだったり、なんでも屋さんだったり、イラストレーターだったりします。

Twitterで始まった「夏をめいっぱい楽しむ本」#なつたの
のいつの間にかディレクター兼デザイナーになっていました。笑

「夏をめいっぱい楽しむ本」を通して感じた疑問と気づきをぜひ皆さんと共有したくて文章にしてみました。

はじめに

なつたのはTwitter上でイラストレータの早坂さんがこんな本を作りたいなぁ〜とツイートしたことから始まったプロジェクトです。

実はプロジェクトメンバーを募集したのは私ではありません。
なんやかんやあって始まったプロジェクトを、イラストレーターのめぐみさん、デザイン担当の私と、デザイン勉強中のはやしひびきさんとデザイナーのかがいさんの合計4人でなんとか完遂するべく引き継ぎました。

もともと集まったメンバーに私は「誰をどうやって楽しませるの?」「同じ方法で自分は楽しいの?」という問いかけをずっと続けていました。
その問いかけに対して答えを見つけられない方がポロポロと抜けてしまい、現メンバーが残った形です。
余談ですが、この人たち全員オタクです。好きなものにかける情熱は凄いので、とにかくなつたのを愛しているメンバーたちで作りました。

先生


この本を作るにあたって、私は何度も何度も立ち止まっては考えました。
「楽しむ」って何だろう。
この本はその問いかけに、私たちの答えをぎゅっと込めた一冊になりました。


「楽しむ」を一緒に見つける本にしたい

まず、前提としてこの本は自由な時間があったり、すでに楽しい何かがあってワクワクしている人たちに向けた本ではありません。(いや、そういう人達が読んでも楽しいようには考えて作っていますが。笑)
就職活動をやりながら逃げ出したい学生さん、大変が多い小さい子どもを育てるお父さんやお母さん、その他にも辛いことがあって必死に頑張っている誰かにエールを送る本にしたいと思いました。

それは私が子育て中、Twitterで救われた。と思った体験が元になっています。
生後間もない子どものいるお母さんは体がボロボロです。
それなのに数時間おきに授乳をし、ゲップをさせ、おむつをかえ、ご飯を作り、食器を洗い、掃除機をかけ、風呂掃除をし、子どもを入浴させ、細切れの睡眠で何ヶ月も過ごします。
その間、子どもが眠らずに大泣きをしてずっとずっと抱っこをして揺らしたり、授乳したり、孤独の中で子どもを育てるというミッションが始まります。
出かけたくても出かけられる時間も体力もない中、同じような仲間がいてただ明け方にツイートしているのを見るだけでも元気づけられました。「お疲れ様」と言い合える人がいるだけでとてもとても嬉しかったのです。

そんな体験をもっと沢山の人と共有できないだろうか。と考えました。

そのためにこの本は出して終わり。ではなく、その後に生まれるTwitter上でのやりとりをこそメインに見据えています
出来なかった事でも、辛い事でも、一緒に励まし笑いあえる人がいれば楽しい思い出になるんじゃないかと思っています。こーちょーせんせーを中心に、みんなが励まし合い、楽しみ合って欲しい。そんな気持ちです。

使い方

イラストレーターのめぐみさんが「誤解を招くかもしれないけど、この本がなければ楽しみを見つけるのが難しい人にこそ読んでほしい」と言ったのがものすごく印象的でした。(普段はズームでキャイキャイ言いながら作ってますが。笑)
どうでしょうか?そう言われると、楽しいことって何個も挙げられるでしょうか?
もっともっととなにかを追い求めてしまって、肝心な「今」をおざなりにしてしまっていないでしょうか?

こーちょーというキャラクターについて

当初イラストレーターのめぐみさんは「この子は3歳くらいの男の子で」
とおっしゃっていたのですが、私が「少しだけ年齢を上げてもいいですか?」と聞いて、4〜5歳という設定変更をお願いしました。
というのは子育て界隈では有名な言葉「魔の2歳児、悪魔の3歳児、天使の4歳児」という言葉に由来しています。(笑)
そして、私自身5才児の娘に元気づけられるシーンが多くなり、誰かを癒やすならそれくらいの年齢だろうと思ったからです。

うちの5歳の娘ちゃんはあまり善悪に関係なく「がんばったね。えらかったよ」と人に言います。
ただ単に「人を元気づける」という行為が楽しいのか、それとも彼女気質なのかわからないのですが。周りの大人を真似をして「えらかったね」と言ってあげられます。

こーちょーせんせーは大人のマネをしたい、誰かを褒めてあげたい。
子どもらしさが残っているものの、他の人を元気づけたい、大人と子どもを行き来する素敵なキャラクターという設定になりました。

自作モック本

加えて子供の「今」に集中する力を伝えられたらと思います。もっともっとと思い続けるのではなく、「今」を全力で楽しみます。昨日はこうだったからとか、明日はこうなりたいからなんて考えないから、すっごく楽しそうです。「楽しい」のヒントは子どもたちから教わりました。

ところでこーちょーには口癖があります。あれです。おわかりでしょうか?笑
是非探してみてくださいね。


コロナ禍の中で見た人の強さ

「コロナ…もう…本当に…無理かと思った…。」というワーママ、ワーパパも多いのではないでしょうか。私もその一人ではありますが。笑

それでも人は底力があって、戸惑いながらも一番自分にやりやすい方法を見つけていくもんだなぁと思っていました。
人を形作っているものは習慣の積み重ねで、それを変えるのはものすごくストレスを感じますが、そうこうしているうちに新しい習慣が出来、強く生きていけるようになるのだなとぼんやり考えていました。
そして唐突に私の答えが降ってきました。

そして行き着いた答え

「人は何かがないと楽しくなれないんじゃない」「楽しもう」と思うから楽しいんだ!!


辛いことや嫌なことがあると、とかく人は下をむきがちです。
コミュニケーションを避けたり、チャレンジする事を避けがちです。
「楽しむ」を忘れた人間はだんだんと自信を無くして、迷子になります。
でも、コロナ禍の中でも人は楽しみを見つけてきましたし、新しいコミュニケーションの形を見つけたり、新しい働き方だって模索しています。

誰しも「楽しもう」という気持ちがあって、それはたとえいろんな困難の中にあっても「楽しい」というのは見つけられる。そういう強さを人は持っていて。
それでも、頑張れない時は、みんなで励まして、失敗も笑い合って、まだ見えない未来を心配したり、不安になったりしないで、「今、ここにある幸せを見るける」それが楽しい。という事なんじゃないかなって。そしてそれを「応援すること」「認める事」多分、人として本当に基本的で、子供の頃からみんな持っていたそんな素敵な気持ちを思い出して欲しいと。
思って。
「楽しい」はあなたのそばにあります。
辛かったら、一緒に励まし合って明日笑えるようにしましょう。
自己嫌悪に陥っても、きっと、あなたを元気付けます。
笑って元気になったら、次は誰かを元気付けてください。
そんな、優しい世界になってほしい。

私はこの、人から引き継いだプロジェクトに自分なりの考えと、気持ちを込めて、皆さんにお届けできたらと思っています。
このプロジェクトにご参加下さい。一緒に笑って、夏をめいっぱい楽しめたら、私にとってそれ以上に幸せなことはありません。

最後に

そんなわけで、みなさん、是非一緒に夏を楽しみましょう。
CMしときますので。笑←CM苦手

noteタイトル

Amazonじゃなくて、BASEで販売します。
https://wotacreators.theshop.jp/

是非「なつたの」を、どうぞよろしくお願いします!!

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