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踏切の通過方法など

今回は「踏切の通過方法など」についてのお話です。

止まって 見て 聞いて

道路交通法では「踏切の直前(停止線があるときは、その直前)で一時停止をし、窓を開けるなどして自分の目と耳で左右の安全を確かめなければならない」とあります。みなさんも、踏切では一時停止をしていると思います。
でも、教習所では「窓を開けて音を聞く」って習いませんでしたか?

窓を開けて聞くのは教習所だけ?

踏切警報機の音って、すごく大きいので「わざわざ窓開けなくてもいいんじゃない?」とも思いますが、もちろん理由があります。

ひとつは、最近の車は遮音性能が向上していますので、車外の音が、昔に比べ聞こえづらくなっていることがあります。(余談ですが、平成初期頃の高級車で、乗り心地の追求のため車内の静寂性を高めたら、踏切警報機や緊急車両のサイレンまで聞こえづらくなってしまい、次のモデルチェンジで元に戻したという話があるそうです。)
ただ、いくら遮音性能が高くても、通常であれば踏切警報機の音は、窓を閉めていても聞こえます。しかし、車に乗ってる時って(一部のエンジン音好きなマニアを除いて)無音状態ではないですよね。きっと、音楽やラジオが車内に流れているはずです。そのボリュームを必要以上に上げていると、あんなに大きな踏切警報機の音が聞こえなくなります。運転中は、ほどほどの音量で楽しんでください。

「いや、でも音が聞こえなくても、遮断機が降りてくるから大丈夫なんじゃん?」

もうひとつ理由は、世の中には遮断機も警報機も無い踏切があるからです。もちろん、数は多くないのですが遮断機の無い「第三種踏切」遮断機も警報機もない第四種踏切」という踏切が存在します。

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上が「第三種踏切」で下が「第四種踏切」です。

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こういった形状の踏切では、全力で安全確認をしないと危ないのはわかりますよね。適当な確認では命を落とします。そして、これらの踏切はローカル線に多いことから「どうせ電車は来ないだろう」という慢心も招いてしまうので、特に注意が必要です。

踏切で一時停止をしなくても違反にならない踏切?

一部の踏切では、一時停止の義務がありません。それは「踏切に信号機がある場合」です。

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山形では、あまり見かけませんが、踏切と信号機がセットになっている場合は、信号機に従って通過することができます。青信号であれば一時停止せずに、そのまま通過します。ですが、左右の安全確認は必要です。
私も、山形県外で数回通過したことがあるのですが、なんか変に緊張してしまいますね。「違反してるんじゃないか?」という不安にもおそわれます。

逆に言えば、「経験」と「知識」があれば大丈夫なんでしょうね・・・、そう、実は、ペーパードライバーの方にも不足しているのは「経験」と「知識」です。

運転免許がある=一定水準の技術、知識を有している(いた?)ということなので、「やまがたドライブチェック」で、一緒に忘れた部分の復習と、安全に運転経験を積んで、運転感覚を取り戻しましょう!

それでは Have a nice drive !!


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