結婚が僕に何かしてくれた?【エッセイ】
何かに挑戦する時、周りの人の存在が足かせになったりする。
妻と会社の愚痴を話したり、義母の小言を聞いたり、両親の電話に付き合ったりしないといけない。
誰にでも起こりうるこんな時間をすべて目の前のことに注ぎ込めたら、どんなに効率的な作業ができるだろう。
どれだけ結果が出せるだろう。
結婚は僕に何かしてくれたかな。
いや何もしてくれない。
だいいち何をして欲しいんだろう。
1人の時間がもっと欲しい…?
ちがう。
何かしてほしくて結婚したんじゃない。
この人と何があっても一緒にいたいと思って結婚したんだ。その時間をくれた結婚に今さらしてほしいことなんてない。
1人の時間は学生時代、嫌と言うほどあったじゃないか。
その頃も何をした訳でもなかった。
時間の問題ではない。睡眠時間を削って作業すればいい。それが僕が望んだことだから。
結婚をすると〜だ、結婚しないと〜だ、みたいに決めつける風潮があるけれど実際は結婚なんかしてもしなくても同じなんだと思う。
ある有名人さんが「自由な時間が減るから結婚しない」って言ってたけど物理的にはたしかにそう。
その反面、もしかしたらその分勢いが出ることもあるかもしれないし、面白いアイデアが出ることもあるだろう。
もし、自由な時間が減ることに怯えているなら、そんな事を理由に結婚を思い止まってほしくはない。
だって、結婚は僕に何もしてくれるわけじゃないからね。
ありがとうございます!先にお礼言っておきます!