見出し画像

2年で3万円しか稼げなかったブロガーがネットショップを開くまでの挫折と今後の展望

先日2年2ヶ月続けてきたブログをやめました。

すでに4ヶ月もの間、1文字も書いていませんし、アドセンス 収入もありません。


まぁやめたと言っても、また書きたくなれば書けるんですがブロガーとしてやっていくにはある程度の閲覧数と更新頻度が必要だと思っていまして、その意味で私はブロガーではなくなりました。

まず私がブログでどんな感じだったか。をお話しします。



ブログをはじめたきっかけは"ただ喜んでもらいたかった"


ブログを始めたきっかけは新婚旅行で行ったイタリア。

海外によく行く人や海外に住んでいる人はよくわかると思うのですが、日本にいる人が現地の情報を得るのってけっこう難しいんです。

この時季行ったら雪が降るな、とか
この便だと乗り継ぎでめちゃくちゃ待つから無理してでも直行便がいいとか

そんな基本的な情報ですらネットで調べても全然出てこないんです。

せいぜい見つかるのは日記みたいなブログくらい。


これってツアーを申し込む人のためにちゃんとまとめたら喜ばれるんじゃね?って思ったのがきっかけです。

実際きちんと写真とったり、到着時刻をメモったり、現地の気温と天気を記録したりした結果、帰国後すぐに投稿したブログがちょこちょこ読まれるように。(1日3PVくらい)


ふむふむ、こりゃ伸びますなと思いイタリア縛りで記事を連発。これは不発。
しかし以前の記事がどんどん伸びていく。(1日30PVくらい)


思いついたラグビーW杯のまとめ記事とか片頭痛の記事とかとにかく感情の赴くままに書きまくりました。

当時はMAX月7記事くらい書いていましたがどれも不発。

ほどなくしてGoogleコアアプデがやってきて私の記事は他多くのブロガーさん同様、遥か彼方まで飛びました。(たぶんイタリアよりも遠くです。ちなみにこのギャグも不発)

PVも1日10PVを切るようになりました。


お金のためのブログ



それからは一転、アフィリエイトに強そうな特化サイトを作るべく一気に3つのブログを立ち上げます。

・韓国コスメ口コミサイト
・男性目線の育児サイト
・ブロガー向けサイト

会社員をしながら正味4つのサイトを運営し、手が足りないので外注さん(ライターさん)を雇ったりして、すっかりいっぱしのブロガーになったつもりでした。



しかし、、

これらも全然伸びず。



PVはそこそこ(1日10PVくらい、ほんとにそこそこやな)だったのですが、アフィリエイト案件が一向に成果にならない。

ライティングテクニックも必死に勉強したつもりでした。


それでも書けど書けど読まれない。

ブログなのに一発逆転の超高額案件に手を出したりしました。

1件でも出れば今月の収入は○万かぁとか妄想もしたりしました。


まったく成果はあがりません。


しかし、そんな私に転機が…


コロナです。

あの憎きコロナ。

職を失う人が出始め、価値観も日に日に変わっていくのがわかりました。

以前は頻繁に手を洗うほうではなかった私も、もうドアノブを触ったら手を洗わずにはいられなくなりました。


ほどなくしてマスク不足が訪れ。


みんな買えないならと、
まだ当時マイナーだった使い捨てではない洗えるタイプのマスクをブログで紹介。



なんとこれが大当たり。


めちゃくちゃ売れに売れて一気に3万円の収益。(売上じゃないよ)

私としては自分の愛用品をただ紹介しただけの何でもない記事がものすごいお金を生みました。


これは………いけるかも!

そう思いトレンド記事を連発。

そして撃沈。


怒涛でやってきたブログへの気持ちが少し落ち着いたのが2021年の2月頃。


元々書くことが好きで、スキマ時間にちょこっとやれたり、家で誰にもバレずに作業できるブログが大好きでした。


でもそんな気持ちも気付いたらどこかへ。


エディタを開いてもときめかなくなってしまったんです。


書きたい記事も

稼げそうな案件も

ASPの担当者さんも

全部揃ってるのに私はブログが書けなくなりました。



稼ぐためのブログはこんなにも苦しい。
それがわかってからの副業は控えめに言って地獄でした。


捨てるものが大きいほど


ブログと連携していたInstagramのアカウントも中止。

「星野源」ハッシュタグで1位を取ったこともあるアメブロやピンタレストも更新できなくなりました。



もったいない…


そんな風に言われたこともありました。
でも私は知っています。


成田緑夢くんが教えてくれました。


成田緑夢くんはスノーボードであのショーンホワイトしか出来なかった大技"ダブルマックツイスト1260"を一発で決めるような人なのに怪我をきっかけにあっさり転向。その後パラ陸上・走り高跳びで金メダル。

〈転向後の主な成績〉
2016年 - 日本パラ陸上選手権 走り高跳び《下肢障がい》2位
2017年 - 日本パラ陸上選手権 走り高跳び《下肢障がい》2位
、走り幅跳び《下肢障がい》2位
2018年 - ジャパンパラ陸上競技大会 走り高跳び《下肢障がい》1位

いくら怪我とはいっても、そんなにあっさり他の競技に転向できるものかと記者の問いかけに彼は言いました。


『目標はメダルじゃない、人に希望をもってもらうのが目標』

そしてこう続けます。


『捨てるものが大きいほど得られるものが大きいのを知っているんです』



彼は物心つく前からスノーボードの家に生まれ、兄妹とともにオリンピックにも出るほど戦ってきました。大切なものを捨てる時にこんな風に考えられるものかと心の底から大好きになりました。

----------------------------------------------------


ブログは自分の世界観。
だからそれがなくなると完全に「自分の何者か」感が失われていくんです。



本当はコスメ大好きなのにインスタにもブログにも書いてないからコスメ大好きアカウントは苦しすぎました。




そんな私にまた転機が訪れます。


以前ブームの時に乗っかって3日坊主だったstand FM。

サロンやコミュニティの中で話すのが楽しかったのを思い出し、おもむろに配信を再開。



音声配信は正直あまり盛り上がっていなかったけど



「この道かもしれない」


そんな想いだけでとにかく毎日配信しようと思いました。



ブログでは2年で3万円というなんとも微妙な成果を出した私ですが、まぁなんやかんや2年も副業続けてると、そこそこノウハウが溜まってくるもので。


いわゆる
・ペルソ〜ナ
・毎日行進
・アナタダレ?ナゼアナタガ?

という必須ポイントだけは抑えて配信していきました。


クオリティは後回し。
とにかく更新する。
書き始めたばかりの拙い文章が、世界のどこかで読まれていたことを知ったあの時のときめきを、また思い出しながら自分の全てを出そうと思いました。


ブロガー界隈の仲間からすると、
「更新頻度ぱないね」
的な感じで映るらしく、それを言われた時

キタコレ!!!!!


完全に思いました。


これやん、ウザがられても流行ってなくてもとにかく更新してめっちゃ拡散するパターンやん。ポジションとれるやん。


並行して育てていたTwitterアカウントがあって本当によかった。
(副業をこれから始める君、とにかくTwitterアカウントは育てよう)


1ヶ月で300人フォロワー
2ヶ月で500人フォロワー
くらいまではスムーズに行きました。


ちょうど音声配信の登竜門、VoicyがブランディングをかっさらっていってYouTuberとかLiver、インフルエンサーがこぞって参入。


クラブハウスの波もあって(2週間で落ち着いた)音声配信は以前より少しだけ盛り上がりました。


音声配信は人間を見られてる



音声配信というのは不思議なもので、話してるうちに自分が一番学びが深くなります。

学習の5段階では「教える」が最も記憶に定着すると言われています。まさしくその感じ。


自分の血肉にするため、自分を変えるため、考えを整理するために話すネタを毎日集めました。


毎日話すのでやっぱりメインとなる活動があったほうがいいんです。

YouTubeなら収録の舞台裏を話したり、実業家は起業の経験談とか、リスナーさんが追いかけたくなるような魅力をさがしました。


以前から細々とやっていたオンラインスナック。
これの話を軸にしよう。

https://note.com/yamady_blog/circle

スナックは有益というより居場所に近い。

毎日寄りたくなるような癒やしの配信がいいのでは。


つらいことがあっても聴いたら明日もがんばれる、そういう癒やしと前向きさがセットになったチャンネルをつくろう。そう思いました。


癒そうとすると、少しずつ
ほんの少しずつネガティブになっていくのがわかりました。

悩みに寄り添うからね、そういうもんなんです。


それなら前向きにシフトしていこう。



前向きってタダではなれないもので。
社会的に成功してる、とか
お金を稼いでる、とか
人に愛されてる、とか。

結果があるから説得力があるんです。


乙武さんのすごいところは前向きさだけじゃない。実際にやってしまうところにすごさがある。

周りの人はこう思う。


「あの姿で、どうやって?」


だからすごい。

絶対に人を巻き込んでるのが外からでもわかります。



たくさんの人の心を動かすには"結果"が必要。

何かで結果を出したい。
これまでの自分の副業を整理しました。



【1円以上稼いだもの】
・メルカリ
・Twitter代行
・ライター
・ブログ
・オンラインスナック
・オンライン司会
・書籍販売


またメルカリで稼ごうかな…なんて思っていたのですが、やったことある人ならわかると思います…


実働に対して収入が合わん!!!(ノブ)



せっかくやるのにやりたくない事をしたり、テンション下がっちゃう事はやめようと心に誓いました。


自分の仕事


さっきの一覧を見るとわかると思うのですが、私はけっこう「対人に強い」んだなということに気付きます。

「ネットで稼いでる」というより
「ネット上で商売をしている」感じに近いなと思いました。



これをヒントに「ネットショップやってみよう」とひらめきます。

ちょうど今ブームですよね。
めちゃくちゃ情報が出てくる出てくる。
ブログの時もそうだったな、なんて思い出します。



まずは売れるものをさがさなきゃ。

メルカリは輸入販売で30万円以上売り上げてたので正直めちゃくちゃ得意でしたが、自分のECサイトとなると全く違います。

転売は稼げますが楽しくありません。
さっきの話で言うところの"テンション下がること"に当てはまります。



ECサイトをやるなら自分が熱量をもって最後までお客さんに届けられるものにしよう。そして楽しく続けられるものにしよう。


継続した経験があり、少しだけ人に誇れるもの


…書があるな。



実は私は書道部でした。


小学生から10年習字教室に通い、高校3年間を書道部として生き、文化祭では大きい文字を廊下に貼ったりしていました。


当時けっこう褒められました。

表現すること、自分の強み、それが自然と出せる場所だったのだと思います。


なんとなく「書道なら私の良いところが見せられるかも」と思いました。



でも考えるうちに段々と書道界では化け物みたいな書家がわんさかいることを思い出しました。



書に馴染みのない人にはあまり想像しづらい話かもしれませんが、ヨタヨタしたおじいちゃんおばあちゃんがやっとの思いで座って筆を持った瞬間、突然ものすごい威圧感と気迫で、とんでもない字を書いてしまう、そういう世界なんです。


例えるならHUNTER×HUNTERのネテロみたいな感じです。
普段はよぼよぼです。
念を込めた瞬間におびただしいオーラに包まれます。



あの空気感を知っている私としては、これこそが売りたいものだ!

と思い、「これを知っていることが差別化になるかもしれない」と感じました。



そこで考えます。どうやったら他人の書を売れるのか。


書家の先生に提携という形で協力してもらい、先生自身が売りたい作品をサイトに掲載。

私が営業と広告をやる。

そして売れたら発送して売上の何%かをもらう。


これならいける。確信しました。



こういう自伝みたいな話は結果的に成功してからのほうが1億倍面白いことは百も承知ですが、まだ何も達成していない状態でのリリースのほうがかっこいいのでそうします。


【いけると思った理由】
・書家はネテロ並みのバケモンだから(潜在ニーズ)
・そのオーラが私には見えるから(目利き)
・書道業界はITが根付いてないから(ブルーオーシャン)
・書家は販売が苦手だから(勝手な妄想)
・なんか応援してくれそうな人がいそうだから(書家目指してる人とか)
・在庫を持たなくていいから(低リスク)
・自分で書く訳じゃないので労力的コスパがめちゃくちゃいいから



細かい理由をいえばまだまだありますが、大きくはこんな感じです。

たぶん自分で書きながら売るのってめちゃくちゃしんどいと思うんです。
体力的にも精神的にも苦しいです。


幸いにも私は"売る"ことについてはまぁまぁ得意です。

しかも書道業界に小さいながらもツテがあります。

たぶん他の人が同じことをやろうとしても、そもそも書家の先生を見つけることができないと思います。


しかもその中でも人の心を動かすバケモノを見つけられるかどうか。

これが私のコアコンピタンスです。


あとはしつこく営業するだけ。

これからのお店づくりに期待してもらえたら嬉しいです。

https://shonoomise.thebase.in

ありがとうございます!先にお礼言っておきます!