なぜ女性キャリア問題なのか、なぜ私なのか
女性キャリア問題を取り上げるにあたって、私のラジオとか私のことを知らない方もいると思うのでちょっと自己紹介がてら経緯を話したいと思います。
私はね、まず妻が大好きなんです。
めちゃくちゃ好き。ほんと毎日かわいいねって言うし、毎週「たぶんあなたより好きな人には出会えないと思う」って言ってます。言わずにいられないんです。
そんで、そんな妻が妊娠中にね、
「キャリアを止めたくないなー」
って言ったんです。
妻を守りたいってずっと思ってたからこれはどうにかしなきゃ…ってなって、すぐに調べました。
産前にすること、産後にすること、子育てのこと、お金のこと、社会制度のこと、先輩たちの経験談。
それまでも家事はしてたんですが妻の世話もするようになりました。
基礎体温測ったり朝ごはんつくったり…
でも子供が生まれたらきっとこんな生活はできない。
大変になる…時間労働ではなくお金を稼ぐ仕組みを作らなきゃ!
それで副業を始め、発信を始めました。
そんな私は実は普通に女性が好きなんですが、男性社会では生きづらさを抱えていました。
男性特有の下ネタとかいじめみたいなのとか
女性にもありますけどね、
あとは男だからこうしなきゃとか、
そういうの中学くらいまでは思考停止で
うーん、なんか生きづらいなーくらいだったんですが、
高校で女の子の友達ができたことで女の子と話すことが多くなって、すごく楽しくて、自分らしくいられることに気づいたんです。
あ、別にこのままでいてもいいんだって。
そのおかげで自分が自分でいい、こんな自分が生きにくい世の中はきっとどこかおかしい、そんなふうに思うようになりました。
だから性差別とかそういう理不尽なことがあるとね、こんな世の中絶対変えてやる!って気持ちになるんです。
だから私がやります。
私がずっと悩んでたことって蓋開けてみたらめちゃくちゃ性差別のど真ん中にあって、それに気づけたからやろうって思いました。
ただ、ただね、やろうと思って動き出したらこれ…めちゃくちゃ大きな問題で、まずは全然知らないことばっかりなんですよ。
女性キャリア問題の当事者が少ない
女性キャリア問題って当事者が少ないんです。
どういうことかと言うと、こうやって女性キャリア問題ってたくさんあるよねーとか言ってもさ、今まさに悩んでる人しかイメージできないんです。
でも例えば貧困問題とかさ、温暖化問題、いじめ問題って言えばさ、みんなわかるじゃん。共有できるでしょ。あぁ、問題だよねって。
女性キャリア問題って言われて、子どもがいない女性とか男性にはね、まじで理解されてないんです。
え?何が問題なの?夫婦で解決すれば?
働かなくていいじゃん。とかね。
アンチなの?なんなの?ってくらい理解されません。つまり全然巻き込めてないんです。
なのに女性キャリア支援事業とかってだいたい「女性向け」だったり、「女性限定セミナー」とかで公開してたり。
そうじゃないんだって!女性は分かってるの。一部の当事者で結託したって何も解決しない。
この問題は当事者を増やして、みんなに自分事として考えてもらうことから始めないと!
物理的にどうにもならない部分がある
例えばね、「世界のこの国が貧困で困ってます。お金ください。」って言っても、そもそもお金が手元になければ救えないじゃないですか。意識とか気持ちの問題じゃないんです。
それと同じで、「男女平等がやっぱりいいよね。女性と同じように育児やるわ。」って言っても出産とか母乳とか同じようにできるわけではないんです。
当然この問題の当事者なら、他の育児だったり母体のケアだったり、色々やれることがあるってことに気付けるんだけど、案外そんな初歩的なところでつまずいて、終わってしまう人もいるんです。
だってね、最初はわからないんですよ。
やる前は同じようにやれると思うじゃん。できないのよ。産休の間、ずっと赤ちゃんと一緒にいた人と同じように育児できるほうがおかしいんだから。
でもやりたいのよ。
それで一個つまずいちゃったりすると、やりたいっていう想いがあった分落ち込んじゃう。もうやれない人になっちゃう。
まずはやれない部分があるってことを知っておく必要がある。
女の子は呪いをかけられてる
日本で男性の育児参加(言葉がおかしいけど)や女性のキャリア問題が前に進まないのは案外女性のほうに問題があることもあります。
日本の女性は18歳くらいになると花嫁修行とか嫁のもらい手とかそういう洗脳をめちゃくちゃされます。
しかもやっと華の20代に突入したと思えば、今度は23歳で新卒入社、28歳までに結婚したい(結婚式がしたい)、30歳までに子どもが産みたい、若いうちに子どもと出かけたい…
おいおいって感じですがたぶん8割くらいの女性がこの呪いにかけられてて、せっかくの20代を焦って終わるんです。
出産したらしたで、「家事も育児も完ペキにしなきゃ」とか、「この子は私が守る!」みたいに思って他人を頼れなかったり、社会の目が厳しくて甘えられなかったりするんです。
日本でベビーシッターやデューラの文化が根付かないのもそのせいです。
忙しいなら外注すればいい、ごくシンプルな答えですが、それができない環境が日本にはあります。
ただこれってね、案外ほんの少し、本当に少しだけ、自分の「執着」を手放せればいいだけのことがあるんです。
例えばね、日本の家庭でよくある風景。
パパが久しぶりに洗濯を干そうとするけど、「そうじゃない、私がやるから」とか言ってやめさせる。
男性は目的の生き物だから、結果が同じならどんな方法だってかまわないだろうって思う。
女性は過程の生き物だから、結果が同じでもこういう風にやってほしいってこだわりがある。
「ちょっとやり方は気になるけど今日は任せて早く寝よう」とか「たまには甘えようかな」って意識してみる。
そんな妻の成功体験と夫の成功体験が、繰り返されて共闘が生まれる。
自分がやらなきゃ。
あの人はやってくれない。
それはあなたが執着を捨てられなかったからかもしれない。
2人の子だから夫も一緒にやりたいよね。
最初が肝心。
まずは自分がやってみたくてもグッと我慢。
子育てのプロを育成するような気持ちでどんどんやらせてみよう。
そのうち
夫に頼る。
友達に頼る。
ベビーシッターに頼る。
そんな風にステップアップできるんだよ。
男性は何も知らないし、何も調べてくれないかもしれない。
でも興味がないわけじゃないの。
大好きなあなたとの子だから、男性にも同じように執着がある。
その気持ちを無下にしてしまうとこじらせちゃ うんだよ。
ごめん、しゃべりすぎたから今日はこのへんで。
音声では全然違うことしゃべってます👇
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