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学力高い子の特徴
日々の学習の積み重ねで学力は伸びていきます。
しかしながら、学習の方法が間違っていると、成長が遅くなり、モチベーションを保つのが困難になります。
今回は、学力が高い子の学習について書いていきたいと思います。
まず、「学力が高い子」というのがどの程度のレベルかと言うと、点数で言えばざっくり225点以上です。
静岡県の中学生のテストは各科目50点満点、合計250点満点のテストになっていますので、9割である225点を取れていれば学力が高いと言えます。
ここからは、学力が高い子とそうでない子の特徴的な違いを具体的に書いていきます。
①質問の質
「なぜこの単語が複数形になっているのか分かりません」
「前回教えてくれた短歌を忘れてしまったので、もう1度教えてください」
この様に、学力が高い子は、こちらが何を伝えれば良いかが明確な質問をしてくれます。
一方で、学力が低い子は、
「分かりません」
「答え合ってますか?」
と、返答に時間がかかる質問をしてきます。
「自力で解いてやる」という胆力、気概、を持っていないと、なかなか学力を上げるのは難しいです。
他の習い事で、そのベースを培ってきた子は一気に学力を伸ばすことができます。
②消しゴムの使用量
消しゴムの使用量に比例して学力が低くなっていきます。
消しゴムを多用するデメリットは3つあります。
1つ目は、間違えていいと思って問題を解いていること。
「消せば直せると思って問題を解いている子」と「絶対に間違えないように内容をよく聞いてよく確認してから問題を解く子」ではミスの数が全然違います。
2つ目は、間違えた箇所を発見しないまま消してしまうこと。
一か八かのギャンブルをやっている訳ではありません。
何をどう修正すれば正解になるのかを確認しないと、同じ過ちを繰り返すことになります。
3つ目は、時間がかかりすぎること。
消しゴムで消して、また書き直して、また間違えて、また消して。
こんなことをやっていると、差はつくばかりです。
タイムパフォーマンス。
同じ時間勉強していても、学力の高い子と低い子では、勉強量が全然違います。
小学校、中学校、高校。
これらの積み重ねが学力の差をどんどん広げて行きます。
③ホームラン狙い
学力の高くない子は「文章題が苦手」「応用問題の演習を行いたい」とアピールしてきます。
100〜200点くらいの中間層です。
この子たちは、学力の高い子たちのことを勘違いしています。
「天才」とか「難しい問題が解ける」などと言います。
実際は、全然違います。
天才でもなんでもありません。
同じ問題集を何周も何周も繰り返し解いているのです。
多分、大谷翔平選手も天才ではなく、地道に練習を積み重ねた結果なのだと思います。
体格は恵まれているかもしれませんが、大谷選手と同程度の体格の野球選手は腐る程います。
基礎の徹底が応用力を高めていくのです。
僕が問題の解説よりも勉強法の指導に重きを置くのは、上記の様な誤った勉強をしていても成果がでないからです。
今後も正しい努力が出来るように子どもたちをサポートしていきます。
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