熱海中学校 2学期中間試験対策 中3 数学
二次方程式①因数分解
基本となる考えは、
A×B=0なら
Aが0またはBが0。
数学の「または」って表現はややこしくて、
「夕飯はカレーまたはパスタにしよう」
って時には、
①カレーだけ
②パスタだけ
③カレーもパスタも
の3パターンがあります。
覚えておいて損はありません。
話を戻すと、
(x+2)(xー3)=0
だったら、
x+2=0
x=ー2
または
xー3=0
x=3
ということで、答えはー2、3。
毎回移行なんて面倒なので、符号を逆にすればOKです。
気をつけたいのは、
x(2xー1)=0
みたいな時。
xまたは2xー1が0。
x=0は大丈夫のはず。
問題はもう1個。
2xー1=0なので
2x=1
x=1/2
xに代入したときに0になる数字を考えればOK。
ということで、解はx=0、1/2
因数分解はできるようにしておきましょう。
二次方程式②平方根
x²=4の意味を考えると、
xは2乗すると4になる数字。
それって4の平方根じゃん!
ということで、解はx=±2。
プラスマイナス忘れないように。
x²ー5=0
x²=5
x=±√5
分数バージョンは分母と分子を別々に考えればOK。
二次方程式③平方完成
平方根の考え方が使えるように、無理矢理変形します。
x²+4xー8=0
因数分解したいけどできない・・・
両辺に4を足す。
x²+4x+4ー8=0+4
左辺の一部を因数分解。
(x+2)²ー8=4
(x+2)²=12
平方根の考え方を使用。
x+2=±2√3
x=ー2±2√3
二次方程式④解の公式
まず解の公式を丸暗記してください。
学校でも暗記させられたはずです。
あとは計算を間違えないように。
二次方程式の利用
立式は比較的簡単です。
図に長さを書き込むと間違いにくいです。
最大のポイントは、最後に「問題に適しているかを考える」こと。
ちゃんとした先生なら、1年生の一次方程式や2年生の連立方程式でも確認させられたはずです。
二次方程式では「不適」「問題に適さない」解が多々出現します。
2つ出てくる解の片方は問題に適さないと思った方がよいです。
y=ax²のグラフ
グラフの描き方は教科書や問題集で確認してください。
よくでるのは、4つグラフ(放物線)が描いてあって、4つ式が書いてあって、どれがどれか当てる問題です。
下に凸(上に開いている)か上に凸かは、比例定数の符号で判断。
あとは開き具合の問題。
比例定数が大きければ大きいほど、yの値もどんどん大きくなっていきます。
例えば、y=100x²とy=x²の放物線。
x=1のときはそれぞれ、y=100、y=1。
x=2のときはそれぞれ、y=400、y=4。
y=100x²の方が開き具合が狭い放物線になります。
これは分数でも同じなので、通分するなりして比較してください。
変化の割合
ラッキー問題。
ほぼ100%出ます。
y=ax²での値がAからBまで増加する時の変化の割合は
a(A+B)
です。
y=ー3x²でxの値がー5から2まで増加する時の変化の割合は、
ー3(ー5+2)
=ー3×(ー3)
=9
終了です。
変域
変域の問題は簡易的にグラフ(放物線)を描いてください。
放物線上のxの変域の場所に印をつけると、yの最小値と最大値の場所が分かります。
最小値≦y≦最大値
と書けば正解です。
xの変域は全部で3パターン。
①負の数≦x≦負の数
②負の数≦x≦正の数
③正の数≦x≦正の数
要注意は②。
aが正の数の時には0≦y≦最大値
aが負の数の時には最小値≦y≦0
になります。
このあたりも、放物線を描いて考えると間違いにくいです。
出る問題がかなり特定できるので、基礎問題集を中心に基礎的な問題を繰り返し解きましょう。
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