山田レシピ 「東京ばな奈」のつくりかた
「東京ばな奈」のつくりかた
東京みやげの定番といえば「東京ばな奈」。東京が名産というわけでもないのに、なぜバナナなのか。このレシピは、そんな疑問にもお答えします。信じるか信じないかは……あなたにおまかせします。
[材料]
・スポンジケーキ
・カスタードクリーム
・バナナ(東京産)
[下準備]
スーパーやコンビニで、スナック菓子「ポリンキー」を買っておきます。
[つくりかた]
①市販のスポンジケーキを、うすく切ります。
②「東京ばな奈」には、東京で育ったバナナのみを使います。バナナが収穫できる場所は、とある秘密結社のメンバーだけが知っています。そのカギをにぎるのは、三角形のスナック菓子「ポリンキー」。
③東京タワーのそばにある、秘密結社の建物を見つけだし、インターホンを押します。「バナナがほしい」と言うと、「いったい何のことやら」と、すっとぼけた返事をされます。ポリンキーをひとつ取り出し、網目ごしに片目をすかし、インターホンのカメラをのぞきましょう。そして、「三角形の秘密を知っている」と告げます。重い扉がひらきます。
④扉の向こうには、下へ下へとつづく、細くて長い階段があります。しばらく降りていくと、急に視界がひらけます。そこは、東京の地底に広がるジャングル。人工の太陽に照らされ、地下水が湧き、生い茂る木々には、たくさんのバナナが実っています。
⑤バナナをもいで、もときた階段を、のぼります。
⑥自宅に帰り、バナナをうらごしして、カスタードクリームと混ぜ合わせます。
[しあげ]
うすく切ったスポンジケーキに、バナナクリームを包みます。バナナっぽくなるよう、楕円形に形を整えます。
[メモ]
地底のジャングルには、ロッジが建っています。休憩するのはかまいませんが、そこにいる人たちとの交流はさけましょう。「本当は三角形の秘密を知らない」ということがばれると、とんでもないことになります。
おわり。
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