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山田レシピ 「甘食」のつくりかた

「甘食」のつくりかた

「甘食」

「食パン」と並び、名前の付けかたがおおざっぱな食べ物、「甘食」。「甘食」は、「甘山」で育つ「甘木」から生える「甘しいたけ」のカサの部分です。準備いらずで誰にも簡単にできる「甘しいたけ」の栽培のしかたをご紹介しましょう。


[材料]
・甘水…適当
・甘木…適当
・甘菌…適当


[下準備]
準備や心がまえは、とくに必要ありません。

[つくりかた]
①甘山に、甘菌のついた甘木をとりにいきます。「甘山」というのは、「どんなに甘い考えで登っても、無事に下山できる」ことから付いた名です。適当な軽装で出かけ、そのへんにある甘い匂いのする木をとりましょう。

②自宅に持って帰ったら、部屋のあいている場所に甘木を置いておきます。温度や湿度の設定は、適当でかまいません。管理体制が甘くても、なんとなく育ちます。

③甘木の近くにラジカセを用意します。甘いメロディー、甘い歌声の歌謡曲を流しっぱなしにしておくと、甘木から甘しいたけがにょきにょきと生えてきます。ラジカセがない場合は、たまにハミングすれば大丈夫です。

④甘木からにじみでる甘い汁を吸いに、カブトムシがやってくることがあります。全部を吸い尽くすわけではありませんので、追い払わず、大目に見てやりましょう。

⑤カサの部分の直径が五~六センチになり、てっぺんがはぜて割れ目ができたら収穫します。
その際、脇が甘いとうっかり落としてしまうこともありますが、多少のことは気にせずいきましょう。


[しあげ]
ジクの部分を手でちぎり、カサについたチリやホコリをはらいます。最後の詰めは、甘ければ甘いほど甘食の甘みが増します。


[メモ]
甘しいたけのジクは、甘くも辛くもなんともありません。油で揚げて砂糖をまぶすと、かりんとうになります。


おわり。


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