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書きたいけど書けないこともある話。は早々に終わって組内すごいなってなった話。

旅館の悲しい一面をみたやまだいは変革へ乗り出します。変革に乗り出すとき最も障害になったのは、こうやってた、という経験と自負、そしてワガママでした。

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やまだいのミッションは大きく4つ。

①休みを円滑に取れる仕組みづくり
②料理長の交代
③協力してくれるスタッフ育成
④利益の最大化

どうやったか‥については

書きたいけど書けません(泣)①④はいいんですが、②③について題名をつけるとしたら「敵のいる世界は、平和。」あまり褒められたやり方ではないし、気を悪くする方もいるかもしれません。これまで仲良くやっていた組織を思いっきり分断することにもなる取り組みでした。もし見てみたいよという声があれば書こうと思います。

そんなこんなで無事ミッションを達成し、仕事はより円滑に回るようになり、にも関わらずスタッフはしっかり休みが取れ人件費率も無事下げることができました。

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旅館の中が落ち着いてくると、今度は目線は地域へと飛んでいくのでした。

旅館がある天城湯ヶ島という地域は、伊豆の真ん中にある里山です。始めて書いたブログにやまだい目線でみた天城湯ヶ島を書いてますので良かったらどうぞ。

天城ってホント心を洗ってくれるいい場所なんです。自然が多くて自然の恵みが住んでいる人の生活を支えて共存している場所です。

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でもやっぱり、今まで面倒であっても問題なく結果を出せていたからやり方が変わらずに新しく地域のコミュニティに入っていったやまだいはやり方に合わせるしかできませんでした。何をするにもみんなの頭の中にやり方や工程は入っていて、新しい人は見て聞いて覚えるしかありませんでした。

でもこれって凄いことなんですけどね。

例えば地域の方が亡くなったとき。あまりの早さとフォローにびっくりしました!亡くなったという情報が近所に知らされると、いつの間にか時間が決まりその家に地域の男衆がズラッと集まり通夜や葬式の日取りから役割分担、時間割りまで一気に数十分の間に決まり、寂しさを紛らわせるかのようにお酒を酌み交わし始めました。

いつもはのんびりとなんでもない話が弾んで会議も長引き、作業の時も休憩多めなどのんびりしてる印象を持っていた(失礼です)方々がものすごいスピードで話を進めていくんですもの!

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一つの地域はさらにいくつかの組に分かれ、その組内のつながりは本当に強くて、さらにみんなの頭の中にはどうすればいいか同じように情報が入っていて阿吽の呼吸で進んでいくのです。

本当にすごいと思うし、新しく入ってきた人もその中に入ることで少しずつ覚えてはいけるので特に問題はありません。ただ、村八部ってこういうところから来るのかもしれません。外から来た人を単純に除外するとかそういうのではありません。旅館でもそうでしたが、今までとは違うやり方をしたりだとか違う基準から判断をしたときに一緒にやれない、というのが生まれてくるのかなと。

企業内ならその考え方を大号令で変えたり、どうしようもない場合は部署移動やリストラなど強制的に組織を変えることができます。しかし地域はそうはいきません。


生活の場は良くても、仕事に近い作業の場では違う職種で違う価値観を持った人たちが集まるのでうまくできない人もいると陰口が出てしまいます、人間だもの。ある時、思い切って今までのやり方ではきつくなる、という発言をしたことがあります。思いっきりぶつかりました。言葉がとんがっていた頃なので、というのもありましたが(笑)。コロナ禍など重大な局面ではそういった問題が表面を覆うほどに出てきて、ほとんどの方が大きな問題として認識するようになるのですが、また別の機会に。

この当時のことを考えると思い出すのは「共創」という言葉です。






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