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やまだいと天城。

天城で生まれ天城で育ち、大学・社会人で天城を離れたものの、天城へ戻り実家を継いだやまだいです。まず天城ってどこかって?
「天城越え」は聞いたことがあると思いますが、そこです!伊豆半島のちょうど真ん中あたりにある小さな山里です。やまだいにとっては大切なふるさと「天城」をやまだいがどう見ていたかで想像してみてくださいね。

◆生誕◆
子供の頃に遊ぶのはもっぱら神社や山でかくれんぼしたり洞窟に入ったり、秘密基地を作ったりと町全部がアソビバでした。
どっかに擦り傷を作ったり、ハチの巣をつついて蜂の子GETしたりドジョウ捕まえたりアケビ取ったり栗拾いしたりしてその場で食べれるものは食べて、調理が必要なら母に持って行って食べて…と、なんというか、野生ですよね。体が大きくなってくる頃には川遊びやBBQを人には教えられない場所で楽しんで、今考えるとすごく贅沢なアソビをしていました。

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◆さらば天城◆
大学・社会人の頃は天城を離れて一人暮らしを都会部で始めます。その頃にはこんな田舎で暮らすのは嫌だな、何もないもんな、不便だし。ずっとそう思っていました。でもある日。

大学生の頃、友人が海で亡くなりました。二人も。
助けられなかったこと、何も考えずに行動したことを後悔して、父に礼服を借りに実家に帰った時の事です。その日は全然寝れず、朝方に気持ちを落ち着かせようとめったにしなかった散歩をしたんです。川の音や鳥の声はいつもと同じように響いていて朝の澄んだ空気は全てをリセットしてくれるようでした。その時初めて「あぁ、一回帰ってきてよかった」と思えたのです。

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◆ただいま天城◆
社会人となり、仕事でもいろいろあり、実家に帰って実家を継ぐころだと見えない力が働いて天城での仕事を始めます。昔お世話になっていた幼稚園の先生や子供の頃に遊んでもらっていた近所のおじさんを、今度は仕事というフィルターを通してみることになります。不思議な感覚でした。仕事を通してみると、今まで何気なく見ていた町は彼らが作っていったもので、町を作るってなんて素敵なことなんだろうと。

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町の小さなお祭り一つを見てみても地区の誰かが実行委員長になり地区の人たちがみんな協力しながら作っていると、楽しんでいた側から作る側へ回って初めて実感しました。


天城に限らずどこの地区でも行われていることですが、知らなかったことが多すぎて、良くも悪くもふるさとの見え方が変わってきたのです。

よさげなことしか書いてないけど、悪くも???
それはまた今度。


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