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【プロット】中学校でブラコンのパン職人が

 焼きたてパンの店で生まれ育った妹は、中学生であるが毎日厨房の手伝いをしている。
 家の手伝いだからアルバイトではないので、こき使われている妹を不憫に思うのがだが、当の本人は楽しそうにパンをこねては窯に入れる。
 俺は高校を卒業してすぐに家業を継いだ。
 幼い頃から店で遊んでいたのだから、パン作りも店の経営も身体に叩き込まれている。
 妹はというと、どうやら兄と一緒にパン作りをするのが楽しいようである。
 ほほ笑ましい話である。
「お兄ちゃん大好き」
 常連さんのおばさんが、
「あら、今日もアツアツね」
 なんて茶化すから、日に何度も客の前でベタベタしてくるのが悩みの種である。
 中学校では成績優秀で男子にモテる妹だが、兄以外の男が目に入らない様子である。


「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。