見出し画像

レジェンドM男さん名言集

現在、ぼくはこの『note』に6つのマガジン欄を作成しているのですが、そのうちのここ

『R18』

…に入稿するコラムだけが、どんどんと増えてきているような気配がしてなりません(笑)。他のテーマと比べても…とにかく筆(=パソコン)がすいすい進んじゃうんですよね〜! 
まあ、それはそれでしょうがないってことで、今日もまた際どいネタに触れてみたいと思います。

さて。日本には「エリザベス女王」だとか
「フィギュアスケート界の女王」…だとかとは、
また少々意を異にした

「職業女王様」

…が生息します。M(マゾ)気質の強い(おもに)男性顧客を縛ったりシバいたり詰ったり放置したりする行為によって報酬を得る仕事に就く女性のことです。
そして、その特殊で強靭な関係性から絶え間なく生まれる、さまざまな物語──ぼくがかつてのカリスマ女王様から伺った、このままでは埋もれていくに違いない、筋金入りのM男さんたちが残した名言の数々を紹介しましょう。

【名言1】こんな身体になった自分がいいんです。
不自由な生活を日々満喫しております

あまりにハードなプレイを長年享受し続けてしまったがゆえ、紙おむつなしでは外出すらできなくなった(当時)還暦のM男さんに、女王様が「後悔してないの?」と訊ねたときのお言葉。SMとは単なる
“プレイ”ではなく、深遠なる“観念”なのです。

【名言2】 逆さ吊りは65才まで!

SMプレイでの大技中の大技である「逆さ吊り」を断腸の想いで、その5年前にNGとした(当時)70歳のジェントルM男さんのお言葉。本当は「逆さ吊りで死ねたら本望」との葛藤もあるようですが、実際死んでしまったら女王様が殺人罪に問われてしまいかねないので…というのがNGの理由らしい?

【名言3】 蹴られたり殴られたり鞭打たれてるので、身体は丈夫ですが、乳首だけは弱いんです…

「乳首に洗濯ばさみ」といった一昔前のコントのようなプレイを女王様から強いられたときに(当時)50代前半のM男さんが思わず発してしまったお言葉。本心では乳首を責められ、嬉しくてしょうがないのは
申すまでもありません。

【名言4】 普段は普通の生活を送っていますが、
やはりどうしようもないマゾです

プレイ後のピロートークで、ふと定年を迎えたばかりの(当時)60歳のM男さんが、ふとつぶやいたお言葉。SMとはやはり“プレイ”ではなく、日常生活でもまろび出てしまう本能的な“性癖”なのだということを、あらためて知らしめさせられる金言であります。

【名言5】 何度も女王様に約束をすっぽかされて、「人間としていかがなものか」と今度こそ意見しようと思っても、お顔を見てしまうとついつい
許してしまうんです

女王様によるすっぽかしの連続で2年ぶりにようやく出会えた、(当時)63歳で某有名大企業専務の役職に就くM男さんのお言葉。単なるノロケ

【名言6】 ワタクシをアナタの子どもだと思って
一から教育し直してください!

(当時)68歳の某有名俳優土下座しながら訴えたらしいお言葉。ある意味、究極のワガママ。「M男」とは裏を返せば世界でもっとも自己中心的なイキモノなのかもしれませんね。

【名言7】 女王様の聖水の味で、
御体調の具合がわかります!

飲尿プレイに目がない(当時)75歳のM男さんのお言葉。聖水グルマンの真骨頂とも呼べる魂のオマージュです。「御体調」って(笑)!?  

【名言8】 カラシはじわっときて、
わさびはピリッときます…。

女王様のフィストに塗ったカラシとわさびで判別する特殊技能を持ったM男さんが実在するそうです。すごすぎ!

ちなみに、↑にご登場いただいたレジェンドクラスなM男さんの面々が総じて高齢者であることを、
賢明な読者の皆さまは、もうお気づきになっている
ことでしょう。
そう! かつての様式美に重きを置いたSMは──昨今、若い入門者が右肩下がりで激減している、
斜陽の世界なのです。

ゴメスが原作を務めた、主人公のSM女王様がドラゴンボール的にのし上がっていく漫画『麗羅』(三山のぼる画/集英社)の監修をしてくださった元カリスマ女王様から伺ったお話から今日のコラムは構成しました。今でもささやかな印税が入ってくるスマッシュヒット作です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?