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【図解2133~2135】「三方よし」の時間軸

【表型】「売り手よし、買い手よし、社会よし」の「三方よし」は「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそよい商売といえる」という近江商人の考え方を表した言葉と言われる。

この三方よしはそのままでも十分役に立つ考え方だが、「短期・長期」という時間軸を加えるとさらに考えやすくなる。

ただし社会は変化自体がゆるやかなため、社会の「短期」は10年以上(売り手・買い手の「長期」と同等)のイメージになります


【表型】売り手、買い手、社会の3つがいずれも短期的、長期的に満足できるのが理想の形。バランス感覚が必要とされ簡単ではないが、理想としては常にこの形を目指していきたい。


【表型】ちなみに同じ切り口で詐欺的な商売を見ると、買い手や社会は言うまでもなく短期的・長期的に損をする。

そして売り手は短期的には大きな利益を得るが、長期的には逮捕されたり信頼を損ね社会的制裁を受けるので、全体としてみれば三方よしの反対で「三方悪し」と言う状態になる。

目先の利益にとらわれず、時間軸も意識しながら三方よしを追い求めていきたい。


「売り手よし、買い手よし、社会よし」の「三方よし」について考えたことの図解です。

「三方よし」は個人的に好きな考え方です。

ただ「実際にはあくどい商売のほうがもうかることもあるようだしな……ただ、こういう方法は長続きはしないし、一般論としては結局どちらがいいんだろう?」という思いがありました。

ある日、散歩をしている時にふと「ああ、三方よしに『短期・長期』という時間軸を加えればうまく整理できるんだな」と気付き、そこで生まれたのが上の図解です。

実際には詐欺的な商売をした時に、逮捕されたり社会的制裁を受ける確率なども絡んでくるでしょう。詐欺的な商売をする人は、その確率が低いと判断しているとも言えそうです。

ただ、一市民である私にとっては、この図解を描いたことで「三方よし」を追い求めていく、という気持ちの整理が十分つきました。


私は元々医療畑のため、ビジネスにはやや疎いところがあります。

最近は副業を始めてビジネスの厳しさ(特に「仕事を得る」こと)を感じていますが、この図解を見返しつつ「三方よし」の仕事を追い求めていこうと思います。


●関連リンク

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例

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山田太郎 | 図解描き / 山田スライド工房
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