【スライドブラッシュアップ3】「キャッシュレス・ポイント還元事業」の消費者向け説明スライド3
5/29から続けているスライドブラッシュアップ(洗練)の投稿ですが、せっかくなので30日間連続投稿を目指す「スライド洗練30日間チャレンジ」として行っていくことにしました。
ということで3日目の今日は、経済産業省の「キャッシュレス・ポイント還元事業」の説明資料から「対象店舗」のスライドをブラッシュアップしてみました。
元スライド
ブラッシュアップ後
主な修正内容
このスライドはメッセージ部分とコンテンツ部分(メッセージより下の本体部分)に食い違いがありますが、内容を総合的に判断して「ポイント還元事業の対象店舗を知ってもらう」という趣旨のスライドだと判断しそれを軸にブラッシュアップしました。
内容の追加・変更
今回最も大きく変更した部分です
元スライドには「対象となる店舗は、このマークがついたお店です。」と「対象店舗は、店頭のポスターに加え、地図アプリやホームページからも検索できます。 お店の還元率(5%か2%)や、対象決済手段も確認できます。」という2つのメッセージがあります
ただ、元スライドのコンテンツ部分をよく見ると、実は上の2つのメッセージに対応する記載が不十分です(マークの内容はなく、対象店舗の調べ方も記載がありません)
そのため、1つ目のメッセージ「対象となる店舗は、このマーク がついたお店です。」をコンテンツ部分に反映させ、対象店舗という項目を新たに追加しました
また2つ目のキーメッセージについては、コンテンツ部分の内容を反映させて「お店の還元率は店舗の種類により異なります。」に変更しました(実は対象店舗の調べ方は次スライド(明日投稿予定)で触れられている内容です)
レイアウト
上の通り「対象店舗」という内容を新しく入れ込み(メッセージの順番に合わせて左側に配置)、それに合わせてレイアウトの調整を行ないました
フォント
元スライドで大きく強調されていた「5%」「2%」の数字を大きめに残し、それ以外は全体のバランスを見ながら調整しました
色
「対象店舗の例」の中の見出しは色を薄くし、情報の階層構造が視覚的にわかるようにしました
今回はメッセージとコンテンツ部分の整合性を考慮し、中身にも踏み込んだブラッシュアップを行ないました。
スライドの読み手はタイトル→メッセージ→コンテンツ部分という順に「メッセージがこうだから、コンテンツ部分にはこういう内容が書いてあるはず」などというように予測しながら読んでいきます。
そのため、この3つに食い違いがあるとそれは読み手にとって大きなノイズになり、肝心の内容への集中力を削いでしまいます。
ブラッシュアップというと表現面の修正がメインだと思われがちですが、「価値を届ける」という目的のために内容の追加や変更を提案することもあります。
山田スライド工房では、情報整理とシンプルな仕上げで価値を届きやすくするスライド資料のブラッシュアップサービスを提供しています。
「スライド資料のごちゃごちゃ・もやもや」でお困りの方はぜひご相談ください。
スライド洗練30日間チャレンジで投稿したnoteは下のマガジンにまとめています。興味がある方はこちらもぜひご覧ください。
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