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【図解1523】「やらないことの風景化」の悪循環

【サイクル型】すぐ手をつけられない書類を目に見えるところに置いて行動の目印にするのは、ある程度は効果的。

しかし「いつかやろう」とやらないままだといつの間にか見慣れて「風景」になってしまい、目印としての役割を果たさなくなり、やるべきことがますます忘れられていく。

基本は目印としての効果があるうちに完了することだが、どうしても手をつけられない場合は場所を変えるなどして見た目を変え、一時的でも目印の効果を回復しよう。

「やらないことの風景化」には要注意。



自分の経験を元にした図解です。

すぐに対応できない書類などがある時、忘れないように「とりあえず目に付くところにおいておく」という人もいると思います。

私も職場でもプライベートでもすぐ手をつけられない手続きなどの書類はファイルにまとめ、目に見えるところに置いてリマインダー(思い出させるための合図)にしています。

「朝のゴミ出しを忘れないようにまとめて玄関に置いておく」と同じような考え方です

ただ、この方法も図解のようにある程度の期間が経つと見慣れて「風景」になってしまい、効果が薄まることに気づきました(そして締め切りギリギリに思い出しあわてるという、、、)。

そういう「風景化」を防ぐには、書類入れを整理するなどして、見た目を変えることがある程度効果的なようです。

根本的にはその書類が発生した時点ですぐに片付けるか、または対応する予定をしっかりスケジュールに入れ込んで行えばいいのですが、それができない時の次善の策としてある程度は効果があるでしょう。

私も書類入れが「風景化」してきたので、整理して対応をスケジュールに入れ込もうと思っています。

今回の図解がうっかりミス予防の助けになれば幸いです。


この図解の応用例

この図解を「変わらないものは風景化して刺激が薄れる」と抽象化すると

  • 類以外の「すること」(物理的な形の有無の違いはありますが、本質は同じです)

  • 朝礼での理念の唱和(ある程度効果はあるでしょうが、ただ毎日唱和しているだけでは慣れて効果が薄れるでしょうから、日頃の業務や研修の機会などにも「軸」として登場させることが必要でしょう)

  • 自分と作品の変化(作品は自分の鏡。変化がほとんどないなら、自分自身が人生に飽きていないか確認した方がいいでしょう)

などにも転用できそうです(ただし「変わらない価値」もあることは覚えておきましょう)。

ことわざ化:刺激は生き物、寿命あり。


●関連note&マガジン

・図解の「型」と使用例→図解パターンの説明
・この図解を描いた人→図解でわかる山田太郎

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