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爽秋の京都旅「京町家をリノベ、小川珈琲堺町錦店」


なぜいつも三条駅を利用しているのに、今回祗園四条駅で降りたのか。その理由はここにありました。


やって参りましたこちらは小川珈琲堺町錦店になります。

GPSを頼りに付近まで来たもののまさかのカーナビ状態。隠れ家的な店構えだったので数分ほど周辺を徘徊。窓ガラスを覗き、お目当ての喫茶店であることを確認してから中に入りました。


空いていた席につきます。


雰囲気はこんな感じ。町家を改装。店内はとても細長いです。伝統を守ることはもちろん大事だけれど、伝統を活用するのも素敵なことですよね。

現代の建築技術を取り入れているからか木造家屋より空間が広く感じる!これ、京都モダン建築祭の公式サイトで得た知識の受け売りです。


"炭焼きトースト こうじバター"

私が注文したのはこちら。午前七時~午前十一時限定のモーニングメニューになります。


京都産小麦と全粒粉の二種類が選べるということで前者を注文しました。京都に来たんだからやっぱり地元のもの頂きたいやん。


元は"京都の町家"ということでもちろん坪庭があります。喫茶店に中庭があるなんて高級ホテル並ですよ。最高のリノベーション。


淡路島の藻塩から作った塩糀と牧草を飼料に育てられた牛のミルクから作られたグラスフェッドバターで作った自家製の糀バターです。ホイップすることで滑らかでまろやかな口あたりとなり、後からほのかに糀の甘い香りが広がります。

公式サイトより引用

バターは佐々木酒造さんのブランド"べっぴん米糀"になります。ここでピンと来た方はかなり京都通。そう、ドラマで大活躍されている俳優・佐々木蔵之介さんのご実家です。

たっぷりつけましたが見た目ほどにはしつこくなくて、食パンとの相性バッチリ。説明文通りのクリーミーさで初めての麹バターでしたが虜になりました。こちらも和と洋のハーモニーです。


さすがにすぐ立ち去るのはあまりにも惜しすぎる雰囲気だったので、スケジュール帳を開いて次行く場所と予定時刻を入念にチェックしました。今回は式典参加ということで行き当たりばったり旅ではございません。

時折坪庭を見て深呼吸。至福のひとときです。


トイレの場所を聞いたところ奥にあると優しい店員さん。扉が閉まっていたから立入禁止なのかなと勝手に思い込んでしまいました。奥に行けたんですね。

"嫁隠し"という京町家の風習を中途半端に知っていたゆえの完全な裏目。奥のほうが空いてたからそっちにすればよかったな。少し後悔。


洋風に中庭は似合わない。こんな事を前に言いましたが前言撤回します。テレビでたまたま風変わりなマンションの中庭を見ただけした。結局はデザイン次第、工夫次第なんでしょうね。


ドリンクは五種類の中からオーガニックアイスコーヒーを選びました。

そもそもなぜ数ある喫茶店の中で小川珈琲を選んだのか。それはいつも自宅で小川珈琲を飲んでいたからです。


ペットボトルからドリップパックまで長年色々試してみた結果、小川珈琲のブレンド3オリジナルに辿り着きました。

地元のスーパーでも普通に売ってたのでいつもアイスコーヒーにして飲んでいたのですが、せっかく京都に来たんだから本場の小川珈琲さんでコーヒーを飲みたい。夢が一つ叶いました。


小川珈琲さんは、某全国チェーン店のような画一的な店舗展開はしておらず、建物に合わせた装いをそれぞれしていらっしゃいます。

今回どうしても町家の雰囲気を味わいたくて堺町錦店に足を運んでみました。想像以上の大満足。ここを選んで正解でした。


今回はここまでにしたいと思います。次は伊藤若冲ゆかりの錦市場を覗きつつ四条通を歩く移動回です。



小川珈琲 堺町錦店 公式サイト


今回の旅スポット

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