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余寒の京都旅「剣神社」1.掲示板と手水舎


一時間予定よりも早く京都へ行ってしまったため、思いの外暗くて二つの神社を後回しにし、次の目的地へ向かったのが前回までのあらすじです。


大楠を背に一旦東大路通を下ります。


私の持つ機材は高級ではないので夜間撮影に向いていません。私の撮影技術も中級以下。

だいぶ明るくなってきたから次の場所は大丈夫そうかな。


なんでもない なんでもない
なんでもない なんでもないことが
こんなに うれしい

鈴木章子

掲示板に書かれているのは、北海道真宗大谷派西念寺坊守ぼうもり、鈴木章子あやこさんの言葉になります。幼稚園園長としてご活躍されていましたが42歳の時に乳癌が見つかり、その後肺などに転移し五年間闘病生活の後、47歳でお亡くなりになりました。

先日梶井基次郎さんの短編小説"檸檬"を読み終えました。人は死期が見えるとこれまでの景色と全く違うものが見えてきます。鈴木章子さんと同じ経緯で死んだ母もそうでした。

世の中にはいじめや戦争を平気で行なえる人がいます。悲しいことに私はその人をどうすることもできません。悲しいことに命を軽んじるその人は我々と同じ景色を見ることは一生ないのでしょうね。


初めての道ってGPSを使っていてもなぜか不安になってしまいます。本当にこの道で合っているのかなって。


神社のシンボルである鳥居と大きな木が見えて参りました。

紛うことなき神域です。


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