不本意理系、やめときや

受験生観てるかーーー??


先週か先々週ぐらいに大寒波が日本に襲来して来て部屋でガクガクと小鹿さながらに小刻みに震えてビートを刻んでいたわけだが、暦では昨日今日あたりが大寒(もっとも寒さが厳しくなっていく)でそれを越えてようやく春に向かっていると知ってドッと安堵した。

そういえば冬になる前に研究室に配属されたのだ、うちの学部では比較的早い段階で配属が決定され、学徒たちは粛々と自身の目標に向かって実験を行っているのである。
一方の僕は実験にほとんど参加していなかった。理由は簡単で単純に研究が嫌いだからだ。研究は本当に面白くない、理系になんて行かなければよかった。なぜ行ったのか、理由は激アサの高校時代にある。
1.高校時代の進路調査
高校の進路調査は当事者たちからしたら自分で選択するそれなりに大きな人生の指針の一つであると思う。実際は別にそんなことないけどね。高校で進路調査が届いたそのころ、学校の行事として参加した大学の講義体験会みたいなのに参加した僕は文学部の歴史学のようなものに興味を持った。そのころアニメや漫画が好きだった僕は薄らぼんやりとそれらに関わる仕事がしたいと思っており、丁度話題になっていたアニメ作品の監督が文学部だったこともあり「文系ええなぁ」ってなっていた。今思えば激アサの志望理由だしアホな考えだがまあ高校生の進路選択なんてそんなもんでいいよ、人間いつかはみんな死ぬし。
とまあ激アサ学生くんはそんなポアポアとした考えを持って親に相談した。

アホ「とおちゃん、かあちゃんおいら文系に行くよ!!!!!!!」

パッパ&マッマ「なんで??????????」

ボケほど説教された、なんで???ってなったと思うが実は僕の高校ほとんど理系に行くんですよ、親もそれ知ってたしそれなりの進学校で理系行く=スタンダードみたいな風潮があったんですよ。あと僕が中学時代理科と数学が特に好きだったってのもあって親としては僕が理系に行くことは予定調和的なものだったんでしょう。親に理由を聞かれたので僕は
アホ「芸術とか映像制作にかかわりたくてぇ。。。あと歴史とかも知ってなんかこう、映画とかもつくってみたくてえ。。。。」(実際にこんなんだった)
パ「そうか、じゃあお前の好きな芸術家と映画監督の名前上げてみろ、どんな作品作ってるかもな」(もうちょい優しかったよ!)

言えるわけねえだろ!

興味持ち始めた人間にそれ言うの、今考えても鬼すぎる。圧迫面接の才能あるよ。
僕「でも、今はそっちに興味があって、理系科目も今は鳴かず飛ばずでうまくいってなくて。。。」
パ「そんなんで進路決めるときついぞ、文系は就職がきつくなったりするぞ特に文学部なんて。。。ましてや制作なんて!!だめだ!!」(激やば偏見)

本当に父の尊厳を守るために言うんですけど決して文系を馬鹿にしているとかじゃなくて父の周りの知り合いの子供たちが文系で苦労していたみたいなんですよね。だから自分の子供にはできるだけ苦労しないようにしてほしかったんでしょう。にしても偏見がひどい。知り合いの子供どれだけ失敗したらこんな思想人(しそんちゅ)生まれるんだよ。
とまあ、進路否定されるようなこと言われて僕本当に泣いてしまった。多分人生でボロ泣きしたのってこれが最後だと思います。なんていうか15年余り味方だった親にここまで自分の進路を否定されたことが相当キタんでしょうね、自分の存在まで否定されたみたいで。
そんな親の井上織姫ばりの拒絶によって半ば不本意のまま理系に行くことになっちゃった。てへ。

2.あなたは今幸せですか。
幸せなわけないだろ!!!!!!!!!!!!!地獄だったわ!!!!!!受験期もストレスで頭痛とむくみと体重増加に悩まされ本当につらかった。
大学にも頭いい子いっぱいいるし要領よく大学楽しんでるの見ると自己嫌悪に陥っちゃうし、研究室雰囲気終わってるし実験の待機時間長すぎだし実験の連絡前日の夜に来てクソむかつくし、お金ないしオタク友達はいないし(これは僕が悪い)
別に文系行ったからって楽だったわけじゃなかっただろうけど自分で確固たる意志で決めた進路だったらもう少し楽しかったのかなあなんて思います。大学生になった今でも思うように進路を進められた人を見ると心キュってなります、恋かな。
3.これからどうするの
とまあクソクソ言うてますが何したいかは最近かなり明確にイメージできるようになりました。研究ではありません。
でも就活とか一切していない自分が今から学部卒で巻き返すのはかなり修羅の道だと思うので大人しく院にはいこうかなと思います、トホホ。
まあでもやりたいことに向かっては確り努力していきたいと思います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

最後に
自分の意志で進路を決めましょう。その方が気が楽になると思うよ。




 
人間いつかはみんな死ぬけど

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