貧困問題解決の為に世界行脚してみた-約100都市 総集編-
去年まで経営や活動していた事業や活動を全て整理し、
世界の貧困問題にメスを入れるべく世界行脚をしてきた。
各国のソーシャルアントレプレナーや大臣、世界を動かしている方々に、
6カ月間位かけて100件近くのアポイントを取り、1か国/4~5日 のペースで5カ月弱訪問し、「どうすれば世界から貧困問題が無くなるか?」
を現地(主にスラム街や貧困エリア)にガツガツ入って、思考のPDCAを回しまくってきた訳です。
毎日とっていたメモがとんでもない量になったが、これはちゃんと発信する価値があると思いここで共有します。
準備期間3年と700万近くかけて本気で取りに行った情報なので、きっと読んでくれた人の心に何かしら残ることを祈る。
では開始!
▼原体験と夢
僕の幼少期の大きな出来事について1つ共有してからスタートしたいと思う。
小学校の時に僕は6年間親族にも学校でも蔑まれて育ってきた。子どもながらに劣等感を日々感じながらもそれを受け入れて育った。僕の人生で暗黒期の話である。
小5の夏に、サッカーの合宿で冷え冷えパンチ(パンチするとめっちゃ冷たくなる熱中症対策用の、まぁホッカイロの逆版だね)
なるものをコーチから支給されたので休憩中に使おうとしていた。周りの少年からこんなことを言われた「山口が冷え冷えパンチ使うんじゃねーよ」
まぁ、いじめられっ子あるあるのやつだ。
僕は「お前ら使うくせになんで俺だけ。。。」と勿論思ったが、これもいじめられっ子あるあるで何も言い返せない。
そんな時1人の少年が僕の前でこういった「なんで山口が冷え冷えパンチ使っちゃいけねーんだよ。ほら山口。これ使えよ!」
彼の名前は頼富雄介(通称ヨリコ)。当時サッカーが一番うまくイケメンだったため、小学生ヒエラルキーのトップ少年だ。
僕には、そのヨリコがHEROに見えた。
パっと現れて、おかしい事をはっきり指摘して、正義で解決してっちゃう。きっと僕は彼みたいな、あぁいうHEROに今も憧れているんだと思う。
大人になってその時のことを感謝したくてFBで直接メッセしてお礼飲みをしに行ったが、彼はその時のことは全く覚えていなかった。
話を戻すと、なんで社会問題の解決に挑戦するかというと、この10年間ずっとビジネス領域で奮闘していたが、
世界で起きていることを少しずつ知り貧困問題を直視してく中で、機会格差と不平等に激しい違和感を覚え、自分がこの問題解決をやるべきだなと思った。
1度の人生で、何をして一生を終えるか考えたときに、シンプルに良い事をしていきたいし、どうせなら沢山の人にそれをしたい。
その最上級がぼくにとって貧困問題解決である。本質的な問題解決に人生を捧げたいと強く思っている。
この活動の結果、今度は僕が、“みんなのHERO”になれたらと思っている。その姿を見て、次のHEROもきっと現れるだろう。
HEROって何なんだろう。をもう少しわかりやすく書いてみる。簡単に言うとアリガトウを創る存在だと思う。
アリガトウにはレベル(クオリティ)がある。
死ぬを生きるに変えたときのアリガトウが最も価値があり、その次は人生を好転させるくらいの機会を提供した時のアリガトウ。
これを身近な人に届けるのは、僕のor私のヒーロー。沢山作る存在は“みんなのヒーロー”なんじゃないかと思う。
僕は人生最後、死ぬときには巨大な銅像を建ててほしいと思っている。もちろん、自分で「立ててね!」じゃなくて自然に立つ感じでw
立ててもらうのが目的ではなくて、結果建つ! ってのを目指してる。
こういう利己っぽいことをいうと、この業界ではマウンティングを取られることがある。
「一方的な支援ではなくて一緒に創ることが大切、現地の人のことを理解し進めていく必要があるのに、やってあげるとか自分がヒーローになりたいなんていうマインドでは必ず失敗する」
といった感じの典型文なのだが、僕は自分個人の夢の為にもやるし、それが世界で困ってる人の本質とかみ合って、
前述のアリガトウを創るシステムになれば素晴らしいことだと思っている。
ビジネスの世界だって、イノベーションを起こす絶対的な必要性はないのにみんな便利や快適の追求をしてイノベーションが必要だ!
っていって日々励んでいる。その便利なアプリとかサービス、なくても大丈夫じゃんって思いながら皆自分がそれをしたいのに、社会の為と言っていることも結構あると思っていて、
でも僕が今から挑もうとしている領域では、そういう利己っぽいこと言っちゃダメだよねみたいな暗黙の了解を感じている。
大切なのは、自分の主観だけでなく、現地の想いだけでもなく、
現地の本質的なアリガトウと自分の夢が合致するポイントを見つけ第一発射地点を設置し同じ目的にむけて発射すること。
その上で動機が自分にも向いていてお互いが良いという方が続くと思う。やり抜くためにはそういう自分への明確な動機もあった方が人間らしいと思う。
言い換えると、
僕と、貧困問題の渦中にいる人の最大公約数(同じ共通してやりたいと思うポイントの最大値)を見つけて、最小公倍数(共通のゴールで一番軌道に乗ったくらいの値)を目指す。ってことです。
その後はリスクを取ったんだからリターンがあって当たり前という資本主義の色気を出さずに、気前よく彼らの会社として卒業してもらうのがサスティナブルだと思っている。
※スキームの詳細は以下別で論じる。
イメージ、
ドーンとやって、ボーンと建つ!みたいな生き様を世の中に残すってカッコいいと思ってます。
今まで、やると決めたことはやってきたから、なんとなく僕はできると思う。
実績や経験のある人の言動を「言葉を重み」というなら、
俺はこれからの正解のない道の長さと目的の高さを、「言葉の輝き」と定義し、キラキラ&ワクワクで人生の歩を進めていきたい。
▼貧困問題の定義×僕の思考
まず貧困とか問題とか、言葉の定義が必要だと思っていて(自分の中であればOKだけどせっかくなのでシェア)
前提として、貧困とは押し付けられた状態であり、宝くじみたいなイメージ。ぶっちゃけ生まれた時にすでに割と決まってると世界行脚をしてみて感じた。
日本で不自由ない家庭で生まれるなんて大当たりもいいところだ。
学校無料なのに勉強してないから悪いとか、朝から夜まで遊んでて努力が足らんとか、
そうではなくて、もう構造上そうなってるからそっから抜け出すのが困難で、僕もそこで生まれたら勉強も起業もせず朝から晩まで酒だけ飲んで、盗む奪うを行っていた可能性さえある。
そして、連呼してる「貧困問題」って言っても実はすごく漠然としているので、ここから整理したい。
「貧困」って何?って話から。
まず教科書的には以下のように色々と定義別に分類される。
●相対的貧困:
所得が国民(ので、国によって違う。日本ではこの一見
わかりにくい相対的貧困をどう解決して言うかが非常に重要)の半分以下
●絶対的貧困:
もう見るからに貧困で日本人がイメージするTHE貧困。
家・服・食べるものが無い状態
●世界銀行の定義する貧困:
1日を1.90ドル未満で過ごす人
●SDGsの定義する貧困:
1.25$/1日 未満で生活する人
●多次元貧困層:
保健・教育・生活水準 の3つの中で10の結構細かい指標があり、それのうち3つ以上該当の場合
そして、上記に当てはまっている人の中でも、主にその中の人の思考は3つ分かれていると感じた。
①この状況を抜け出したい(スラムに来たけど仕事なくて金もなくてやりたいけどできない!どうしよう状態)
∟ここは力になれるし、一緒にチャンスを創っていきたいと思っている。僕の活動領域である。
②このままが良いと思っている(スペインのカニャダレアルなど)
∟スラムよりも良い生活めざしましょう!とか言ってもそもそも論点ズレてるわけで、僕の価値観の押し付けになる。スイーツ嫌いって言ってる人に、ショートケーキ顔面に投げつけるようなもんだ。こりゃwこれはスペインのカニャダレアルというスラムで深く思い知らされて、すごく反省した1つの事案である。
③そもそも気付いてない(農家エリアで複数確認)
∟例えば農村エリアに向けて「もっと効率的に農業をして利益を出していきましょう!」って一見いいアプローチだけど、そもそもその人たちが今の生活に不満を持っていないパターンってのも結構あって、問題がない所にこちら目線で効率とか豊さを強要して、資本主義の世界に手招きすることは、すべきでないと思った。もちろんそれで結果的に幸せになるパターンは結構ありそうだが、
ここ抑えたうえで、優先度としては①だよねって話です。
では、「問題」とは何か、これはその人がやりたいけどできない。そういう現状と理想のGAPだと思っていて、
例えば、一見治安面もかなり悪く1日1.9ドル以下で生活している人がいたとする。僕らからしたら解決すべき問題だ!
と思うかもしれないが、彼らが「いやいやめっちゃ住みやすいしこれがベストだよ」っていうなら、これは「問題」には該当しないように思う。
事象ではなく、GAP=問題 と世界行脚を経て思った。
つまり僕のアプローチする貧困問題とは、
絶対的貧困状態の中で①の領域にいる人がやりたいのにできない状態にある事、と定義することにした。
僕が今から挑戦するのは、絶対的貧困の領域の①の人に、
【あなた次第】を創るというものだ。
それを世界のスラム街で展開する。
やる気ない人とか今でOkの人とか、その人たちはそれでいいんだけど、
やりたいのにできない!こういう人達に対しては、僕は力になれるしそういう土台(飛びたい人は飛べるジャンプ台)を作ることが意味があると信じている。
僕らは日本で何不自由なく育ち選択を自分の意志で決められて、こんなにラッキーなことはない。このままラッキーを感じずに、少しうまくビジネスをやった気になって一生を終えていくなんてイケてないと思ってしまう。
先輩芸人が後輩におごる文化みたいな感じで、この僕のラッキーは独り占めせず少し背伸びしてでも人々にパスしていきたい。
▼僕の貧困問題解決プラン
まず活動名は“RED-DRAGON”である。
先日サハラマラソンという世界で最も過酷と言われるレースに歌舞伎の格好で参加し完走できたのだが、
我ながらこの経験は結構パンチ効いてて、大会運営サイドからもRED-DRAGONというニックネームを頂いた。
コレができれば大体のキツいことも乗り越えられるぞ!ということで活動名をこれに決定した(あと、師匠がそうしろって言うからw)
10秒の動画を以下に添付しておく↓↓。かなりオモろいので必ず見てほしいw
https://youtu.be/83yFqQGB0kE?si=-MwJCY7YAsplTL5x
で、RED-DRAGON GROUPは結論以下の2つの活動を、年内テストし来年より複数か国で高速でスタートする。
★NGO:DRAGON Education
~生きる教育を世界のスラムに届ける~
無償の教育(お金、ビジネスの作り方、マインドセット のみ)を実施する。
ナイトシアターで実施(Wi-Fiもパソコンもいらず、一度に大多数に、場所を選ばず、ローコストで届けられるから)すれば公園でもできるじゃん。から始まったこのアイディア。
シアターさえあれば何人でもどこでも上記の教育が受けられる。問題は大体先生だったり、通信だったり、PC買うお金が無かったりッてなので、ここをこのスキームなら全潰しできる。
普遍性を大切にしており、どんな陰キャな人でもシアターのボタンを押せば授業はスタートできる。
後は動画のクオリティ(手上げてもらったりもすべて動画でフォローする)次第。
★ソーシャルビジネス:DRAGON Goal ~夢をかなて伴走する~
教育受講後、自営業開始のサポートを行い出資もする。
他国でうまく行っていてその国ではないビジネスモデルをコピペするイメージで展開していく。
スラム内で完結するモデルではなく、外貨にフォーカスして、スキルが無くても誰でもかなりうまく行きやすいスモールビジネスを、めっちゃローコストで開始できればいいなと思っている。
モデル例に関しては後半で記載する。
そして、軌道に乗った後、僕の出資額が回収できたら、その人に会社をあげちゃおうと思っている。それは彼らのモチベになる事必須。
日本を出る前は、学校を作るプランも検討していたのだが、いざ行脚してみると、学校って一部のエリアを除き既に結構あることが分かった。
スラムにもちゃんとした学校って結構あった。
むしろその学校をブーストさせたり、システム自体を変更するなどのサポートの方が、僕がやる意味を感じた。しかもそのほうが、0から建物を作るよりも、早く多くの人に良い影響を作っていけると確信している。
僕がやるべきは、創るではなく繋ぐだと今は思っている。
そして、1万規模の雇用をスラムで創るぜ!
と意気込んで日本を出発したのだが、今は、自分が雇用を作るというよりも、未来を作る人を僕が創る、の方が長く広く伸びていくイメージを持っている。
つまりあなた次第でチャンスはつかめるんだよっていうジャンプ台を作ろうと思っています。
もしも僕が直接雇用で進めていった場合、おそらく従業員の思考レベルは低くなってしまうように思う。
しかし、彼らが原体験をもとに事業を自分の意志で進め、自分の会社として続けていけるというのは、圧倒的に自分事だし思考量も雇用されるよりも優ると仮説を立てている。
相手は人だしそう絵に描いたようにうまくはいかないのはわかっているが、やってみる価値がある。
夢はなかなか叶わないから夢であり、追うものだから追っていこうと思う。
恐らくここでの一番の課題は、DRAGON-Education ⇒ DRAGON-Goalに進む人が初めは結構少ないんじゃないかということ。
恐らく10%もいかないかもって勝手に思っている。
ではどうすれば内発的動機をつくり多くの人が事業開始まで進めるか。考えてみた。
自分の失敗談を交えてお話したい。
数年前グランピング経営をしていた時、超ブラック企業(飲食チェーン)で働いている気の良い友人がいて、僕は彼の為もあり自分の会社を勧めて入社してもらったことがある。
正直、受付とか含め単純作業が多いポジションで採用した為、僕としては誰でもできる仕事だと思っていた。
しかし彼は入社前に、「自信が無い、きっと自分にはできないと思う」と僕に漏らした。
でも僕は業務内容をよく知っていたので「いやいや、できないわけないって」と思っていた。
そして入社してみて、彼はその仕事ができなかった。更にすぐに離職してしまった。
その後、彼は自分が大好きな飲食業を自らプロデュース・スタートさせ、なんとミシュランに店にまでなった。既に独立もして繁盛店も展開している。
この経験で思ったのは、その人ができないと思ったらできないということだ。
内発的動機をどう作るかは説得ではなく、その人が「うぉーやるぞー!!」って自分で思うことが大切なように思う。
僕の活動の場合、まず第一号のスラム起業者を必ず昇華できるようにサポートすることだと思っている。
その人たちの生活が変わってくると、横に住んでいた仲間の生活がどんどん変わるのを見て、周りの人は思う。
あのドラゴングループのやつちゃんとやると、こんな豊かになるん!?もっかいやろう!!
こういう流れを期待している。まずは高速でプロトタイプをGoしたい。
頑張れ俺!
▼なぜ教育と雇用がセットなのか
ベナンの農村エリアに訪問した時の話。
学校に行っていない子供のパターンもヒヤリングを重ねているうちに、
親が教育の重要性を理解しておらず子供が風邪で1週間休んだ後授業についていけず親も行かないでいいよって流れでドロップアウトするパターンや、
子どもが家族のメインワーカーもしくは農業の手伝いをする重要ポジションだったりで学校に行かないパターンなど、
ある程度パターンがあるとわかってきた。
ベナンの学校に行っていない子供(そのエリアは学校無料で、近くに学校もある)に、「なんで学校行かないの?」と聞いてみた。
彼は答えた「だって、学校行っても仕事ないじゃん」
んー。確かに。。。「そうだよねー」
そうだよねしか言えなかった。いやー、なんだろう。。。。
10歳くらいの子供に、いい年した36歳のおじさん、2秒で論破された。
教育頑張ってるNGOとか、雇用作ってる会社とか沢山あるが、
この時に、教育と雇用はセットで創らないとダメだなと結論付けた。
そして、ケニアのナイロビ大学(日本でいう東大)の就職率が20%くらいっていうのを聞いて驚愕したのだが、
必死に学んだ先にゴールが無いという壮大なオチに誰も突っ込んでいないのはなぜなんだろう。
自分で仕事を始めるパターンがほとんどなのであれば、その方法を体系立ててシェアするほうが、物理数学生物の勉強をするよりよっぽど重要なのではないか?
一般情報はチャットGPTもあるし、スラムの人も1家に1台はスマホ持ってたりするし。
なので、お金/ビジネスの始め方/マインドセット(自己啓発) に特化した教育と、その後の経営支援(出資も含め)のソーシャルビジネスをスタートさせようと思ったわけである。
▼イメージとリアルのゆがみ
リアルな情報は、訪問し、自分の五感で確認しないとわからない。
そんな事例を沢山目の当たりにした。
例えばバングラディッシュのマイクロファイナンス。
貧困層にファイナンスし貧困脱出のきっかけを作っているという、とんでもない構想を実現した上にノーベル平和賞を貰ってる訳だし
さぞ完璧な仕組みだろうと思い現地を視察したが改善点が多々見られた。
実際にあった案件では、誰でも借りられるので入口の敷居は低いが、一度借りた後に十分な教育や返す手立てを持ち合わせていないために利子返済のラットレースに入ってしまっている人が多く居たのだ。
利子はマイクロファイナンスは12%-15%、銀行は9-9.5%ゆえ、借主の負担も小さくない。
ここに必要なのは、借りる前のマインドセットと、事業開始後のサポートで、大きくなりすぎると行き届かないことも増えてくると悟った。
フランスの医療無料制度や手厚い社会福祉もそう。日本にいるときは素晴らしい仕組みだと聞いていたが、税金が高すぎてもう生活ができないと言っている人を何人見たことか。しかも都市エリアで。
そのうえ物価高騰がエグくて一昨年500円だったサンドイッチが今は1000円。しかも給与は変わっていない。どうすりゃええねんって感じですと。
この話してる時にこういうポーズ、生で初めて見たw
失業手当は3年間満額出るし、子供は4人目生まれれば実質0円で育てられるし、いい部分を聞くと素晴らしい制度だらけだが、
実際に行って政治家や住民と話をしてみるといろいろな側面が見えてくる。
税収獲得のために外国からの企業誘致に燃えるマクロン氏とボンヌ氏は、法人税引き下げを行うが、市民からすると「その誘致がうまく行くまでの期間の税収って俺たち市民の増税で負担するんだよね?ふざけんなー」
っていう流れでストが起きまくる。大変だ。。。。
ロンドンでは病院は無料です。これも、もちろんすごい社会福祉だ!ってなるけど、その代わり無料ゆえメチャ待つしレベルが低くなってしまうと。
じゃあ市立病院に行こうってなるとロンドンで100万/1日(入院)するという。
こういう観点で考えると日本の医療制度って悪くないじゃんって思わざるを得ない。
ロンドンの優雅な生活っていいよね!的な話になるかわからないけど、これもまさにイメージが先行してて、ロンドンは治安の悪いエリアでは、木を切るときに使うナタで襲われる事件が90分/1回発生してるとのこと。
マジかよ。てかなんでナタなんだよって突っ込み入れたくなるけどマジらしい。 故に鉄格子の窓も当たり前。家賃と治安が影響されてない国って日本以外にほとんどないのではないかと思う。
つまり部屋の間取りとか㎡数と以外の考慮点として、海外は治安の良し悪しで家賃が全然違うということ。
スラム街だってそう。行ったことのない人は「スラムってかわいそう」みたいなイメージで完結している可能性が高いが、
行ってみると結構みんなハッピーな感じで楽しそうに日々を暮らしている。
ブラジルのファベーラ(スラム)に行ったときにこんなことを言われた、
「日本って機械みたいに働いて、休みも1週間。街が大きいからこういう豊かな自然が無い所に沢山の人が住んでるんでしょ?
凄い生きずらいだろうね。ブラジルはこんなに気持ちいい自然が町と融合してて最高だよ」って言われたんだけど、実際すっごいコパカバーナ気持ちいいし、日本人かわいそうって思われてるパターンも全然あり得る。
そして、やりたいのにやれないというGAPは多々あったのでブラジルも活動を開始したいと思っている。
聞いてた話と結構違うぞってことがてんこ盛りで、こういうたぐいの話は、現地に行って人と話してみたいとわからない。
新聞は内容に競争がない情報共有ツールなのでフラットに記載されがちだか、ネットニュースもテレビも視聴率や回数を得ることに精いっぱいで
誇張表現をせざるを得ない状況にあるので、もし正しい情報を自分でGETしたければ現地に行きましょうという話でした。
▼転ばぬ先の杖
僕がこれから活動していくうえで、まぁ大転倒の血だらけは確定しているわけだが、それでもやっぱり傷は最小にしたいとは思っている。
例えば世界展開するのに日本人だけでチームを組むのはダイバーシティの欠如極まりないのでボードメンバーに海外国籍の人は必須だし、
現地の人が主導でプロジェクトが回るように常に設計していきたい。
今まで現場第一主義で、「俺が行くぜ!」スタイルでやってしまっていたが、スタイルを変える必要がある。クロコになろうと思っている。
実例を交えて、活動開始前の注意点を共有する。ガーナに訪問した際に面白い話を聞いた。ホンダの営業マンが売りが伸びず悩んでいたと。
結論この国でバイクを沢山売るには壊れやすいバイクを作りなさい
という話なんです。
壊れやすい=精密でない=多少安価 なので購入費も安いので手が出しやすい。そして、すぐ壊れるから部品や修理屋が仕事として成り立つ。
どこで壊れても修理屋があちらこちらにあるので、ユーザーとしても安心なわけだ。
彼らも仕事になるのでそのバイクを進める。そういった状況でホンダはジャパンクオリティを前に出しても響かないという現象が起きていたと。
なるほど、なんかクオリティって高いに越したことないじゃんって思っていたのだがそうでもないんだな。
こういうのって知っててわかってる人と組まないと、知らずに突撃&撃沈パターンが容易に想像できる。
次に、無償だとズサンになるという話。
日本が戦後、世界銀行からお金を借り復興を遂げたが、返済したということににポジティブな影響があったと言われている。
これを鑑みて、今ODAは東南アジアへ協力を行っているが(有償協力、無償協力、技術協力の3種がある)基本的に有償協力で行ってる。
つまり橋作るけど、かかった費用は返してねスタンスである。こうすることで責任が発生するので管理がずさんにならないという。
ひと昔前に、東南アジアで沢山出来た井戸が壊れて放置されている件はこのあたりの設計が必要だったのではないかと思っている。
無償支援は「タダでもらったし、まぁ壊れたら壊れたでいいでしょ」という感じのマインドが暗に植え付けられてしまうという。
こう考えると、リスクは僕一人で取るのではなく関係者みんなにどうリスクをとってもらうかがすごく大切だと考える。
DRAGON-Goalは直接雇用ではなく、間接雇用であり、彼らもリスクを取るスタイルにしたのはこのあたりの思考が大きい。
DRAGON-Goalによって、一次的解決(例えば単発の配給とか)、部分的解決(範囲が限定的で、夏の草むしり状態)、
ではなく本質的解決(土を変える)を行っていきたいと思っている。
最後にケニアで出会った現地のことをよく知る経営者の夫妻と、ケニア最大のスラム街キベラスラムの現状とリアルについて議論した話で締めたい。
キベラは有名なスラム故、NGOなどもかなりの数が支援を行っているが、逆に住民は支援慣れしてしまっていて、そこを抜け出す気がない人がかなりいるという話である。
昔、この夫妻は学校支援のプロジェクトをやったことがあって、スラムの学校の生徒さんに寄付してくれた人たちにメッセージを書いてくれって頼んだら、ものの30秒で皆んな書上げたことがあったと。
同い年の日本の小学生だったら、何書いていいか分かんないとか、言い始めるのに、サラサラっと書いてて、慣れてんだなって悲しくなってしまったそうです。
夫妻から頂いた文献が非常に良かったので抜粋して以下に記載する。
●「それで、すべてのNGOは悪いですか?」
私はソーシャルワーカーのジェーン・ムヤに尋ねた。「いいえ、彼らはある時点で助けようとしています。しかし、優しさは必ずしも良いことではありません。一部のNGOは人々に食べ物を与え、一部のNGOは水を提供し、一部のNGOは服を寄付します。最初は手伝っても大丈夫です。しかし、毎年、彼らがそれを続けると、依存症症候群が生まれます。あなたは1つの家族が異なるNGOから異なるものから恩恵を受けるのを見るでしょう。彼らは変わりたくありません。なぜなら、彼らが変わると、無料で物を受け取るのをやめるのが怖いからです。女性はすでに強いし頑張ってる。なのでキベラでは、NGOは男性の雇用機会の創出にもっと重点を置くべきだと考えています。
●「優しさが私たちを殺している。」
ナイロビに到着した翌日、キベラのスラム街で生まれ育ったジャーナリストのアシャ・ハルンと約束をしました。彼女はまだそこに住んでいます。アシャはNGOを公に批判し、彼女の発言の後、いくつかのNGOに悩まされている。お茶を飲みながら、彼女は私に言った、「ご存知のように、優しさは私たちを殺しています。世界は助けたいと思っており、組織はここに来て、貧困撲滅の名の下に提案を送ります。しかし、私たちは「助けられる」のではなく、商業化されています。キベラは人々が銀行口座を埋めるための単なる場所であり、多くの組織は自分の仕事に人々を巻き込むことの重要性を知りません。あなたが助けようとしている貧しい人々を巻き込むことなく、どのように貧困を終わらせますか?
私たちの会話は続き、アシャは最後に私に言った、「NGOは、彼らが何かをしていることを証明するために私たちに少し食べさせます。しかし、彼らは彼らの仕事と組織を維持するために私たちを貧しく保ちたいと思っています。助ける最善の方法は、彼らを誘って私たちを放っておいて、私たちが生き残る方法を見つけることかもしれません。」
悲しい発言でしたが、彼女の言いたいことはわかります。毎日スラム街に歩いていると、女性が金持ちが子供たちを養うためにシリングを手に入れるために掃除をしている間、通りに立っている男性のグループが何もしていないのを見ました。キベラの多くの女性はシングルマザーです。訪問者がたまたま夜にスラム街にいる場合、彼らはそれらの女性が午前3時に起きて、子供たちのために何かを調理し、清掃員として働くために豊かなエリアに歩き始めるのを見るでしょう。歩くのに1〜2時間かかり、金持ちが仕事に出かける前に午前6時か7時に到着することを確認する必要があります。私にとって、それらの女性は十分に強く、十分に独立しており、自分の人生をコントロールする方法を十分に知っています。残念ながら、本や学校は女性が脆弱であることを教えてくれるので、私たちは彼らに力を与えるべきです。だからこそ、ほとんどのNGOが来て、女性に力を与えるためのワークショップを開催しようとしています。しかし、キベラでは、NGOは男性の雇用機会の創出にもっと重点を置くべきだと考えています。
多くの人々にインタビューした後、NGOについて良いことを何も聞かなかったのは私にとって驚きです。キベラではNGOへの信頼が死んでいるようだ。NGOの非効率性をからかう「サマリア人」[6]という人気のコメディシリーズがあります。私が会ったケニア人の多くは大ファンです。彼らは、大量のNGO資金が資金調達管理費に終わり、「悲しみのドル」の谷で順番を待っているコンサルタント、弁護士、何百人もの「専門家」の支払いに使用されていると信じているようです。
この様に、知らずに先入観で進めると全然見当はずれのアウトプットになってしまう可能性が高い。特に僕はそういう節がある。
まぁでもケガも楽しんでいこうと思う。
サハラマラソンで誰かが言っていた、「ケガは走りながら治せ」。
結局はここに着地するんだけどねw
▼ビジネスで解決できない問題
問題解決までの課題の改善ポイントに、社会性や効率性などを含んでいる場合、
ビジネスで解決できることが多いと思う。
しかし問題の中にはビジネスで解決できないものも多数存在していた。
自分の経験でいうと、あるスラムで路上で動かなくなってハエがたかっている人がいた寝てるか死んでるかわからない。
また動かなくなって数日同じところで寝ている女性も別のスラムで見た。年はまだ10代だと思う。
これ、流石にちょっと何とかしたいと思ったが、この類はビジネスどうこうではなく、
すぐに病院に行く費用を用意してあげないといけない。
彼女が良くなるまでにどのくらいの費用が掛かるかはわからないがこれはビジネスでは解決困難だ。
僕のプランが上手くワークして、町が豊かになり、そういう人が減っていくという理想は掲げることはできるがかなり先の話だし
現状既に起きてしまっていることに関してはどうにもならない。
もともとこういう人を救済する寄付団体もやりたいと道中で思ったが、僕一人で目の当たりにした社会問題全てを解決することはできない。
目下は教育と雇用に全力を尽くそうと思う。その結果、病院に行きたい人はいけるような、GAPを0に近づける為のジャンプ台を構築していく。
▼スラムとは?それぞれの特徴(超簡略版)
前述の通り、
僕の活動のミッションは以下である。
【スラム街に「あなた次第」を創る。】
じゃあスラム街ってなにかっていう立ち返りと、「都市にあり水トイレ家のどれかが欠けている状態の街」が定義。
で、僕はその中でも結構ディープなスラム街にしっかり入ってきたのでこれを少しシェアしたい。
ユーチューバーが視聴率を稼ぐために誇張表現したり、トンデモニュース的な感じの表現ではなく、
生の温度感を伝えられたらと思っている。
全部は解説できないので一旦、以下の3スラムを解説。
40スラム位入ったので、興味がある人は飲み会の時にでも聞いてくださいませ。
●カニャダレアル(スペイン)
∟非常に特殊なスラムの1つで端的にドラッグの街です。道端は注射器だらけ。
SECTOR1~6まで地区が分かれており、1から6の順に治安が悪くなるというRPGみたいな町。
で、これはあおりとかじゃなくて結構4くらいから雰囲気がダークな感じになります。僕はSECTOR6に潜入しました。
そのエリアのプロフェッショナルと帯同できたので全く問題なしだが、冷やかしで行くとシャレにならない。で、幸い住民の家に入ってご飯を食べさせていただき談笑して帰宅した。
この日僕は衝撃を受けた。この生活についてどう思っているか聞いてみると、政府はエリア全体に対して強制立ち退きで動いているが、住民は皆ここに住んでいたいと。
おじいちゃんとかの代からずっと住み続けていて、このエリアが好きだし、もし金銭的にもっと豊かになっても場所はここが良いと。
想定外の回答を頂き正直面食らった。豊かになって治安のよい所に引っ越したいと言うかと思ったのに、それは僕のただの先入観だったということだ。
https://togetter.com/li/1199571
●ファベーラ(ブラジル※4か所見ました)
∟ブラジルのファベーラ。カニャダレアルって情報少なすぎて潜入レポがほぼ無いが、ここはよくネットで出てくる。
陽気でみんなノリがいい。ただエリアによっては見張られてる感をすごく感じる。ファベーラの入り口で動画撮ってたりすると見張られてて、
奥で羽交い絞めにされる。戸籍が無く警察も入ってこないエリアがあって、ここは非常に危ない。僕はプロと入ったので問題なしだが、写真撮影に関してはかなり細かく制限を受けた。
冷静に考えると、彼らの家の敷地に入ってきて物珍しさで動画撮られまくってって、住民としてはすごい嫌だよね。
動物園じゃないっつのって思うのは凄くわかるし、そのあたりが最もセンシティブなスラムである。
また、ブラジル特有の隆起した地形部分にスラムがあるので、ファベーラは基本急な坂に面している。フラットもしくはなだらかなエリアは富裕層のエリア。
なのでファベーラは基本景色がめっちゃいい感じ。そして、圧倒的に他の国のスラムと違うのはクリエイティビティ。
カニャダレアルを除き、どのスラムも金太郎飴方式で同じような店の横で同じ商品売ってるみたいな現象が起こっている。
理由はまだ謎だが、僕からすると「その食べ物さ、真横でも真正面でも売ってるし、他の店にしたほうがええんちゃう??」って思うだが、それが現実。
一方、ファベーラは、音楽ユニットのプロデュース会社、ネイルサロン、アート、絶景カフェ、などクリエイティブだなーって思った。
だが、銀行から借りられる額がすごく少なくて(確か1万円とか)何もできないから、結論ブラジルもそのエリアに生まれると抜け出すのは結構難しいという。
●ダラビ(インド)
∟アメイジングの連発!町全体が工場地域になっており、完全に産業が根付いている。監視カメラも政府主導でいたるところにあるし、
みんなせっせと働いているし、スラムというよりも政府が作った巨大なリサイクル&縫製エリアって感じ。
このモデルを他の国でも横展開できたらこれは一発でそのエリアの貧困問題解決になるぞと、今調査中ですが、結構厳しい印象。
行脚中スラムでコミュニティ内で支え合っている人々の様子を何度も見れたが、
橋の下でスラムに入れず(そもそもスラムは都市の横にあるので立地が良くアクセス面が良い、住居として人気があるスラムも存在する)
1人で生きていかざるを得ない人は本当に大変だ。また支援が届かないような小さいスラムも同様である。
では初めからそこにアプローチするべきでは?と自分でも思うのだが、
無数にあってキリがないのでまず縁のあったところで、
僕の活動を求めていて、
キーパーソンが既に在住しているところから
どんどん進めていこうと思う。
そうすると、どこかでもっと必要としてる人や解決策に出会うもので、そこに早くいくためにはまずやってみることが大切だと思っている。
▼ビジネスモデルのコピペ
色々な国を見て、ビジネス目線でこの国でうまく行ってるのに他の国では目にしないサービスがたくさんあった。その中でスラムの人たちで始められそうなものを一部列挙する。
このモデルをパッケージ化してやる気があれば(そのチェックはDRAGON-EDUCATIONを全て受講したか否かで判断)誰でもジャンプできる仕組みを設置しまくっていく。
ポイントは
①外貨獲得
スラム内で完結しているモデルが多い事多い事。
揚げパンやの横に、また揚げパンや!みたいな光景がザラです。
農村では小さな商店とちょっとしたバイク修理屋くらいしかないです。
それは比べる対象が今までなかったから仕方ないことだ思っていて、僕は沢山見てきたんだから、「こっちのがうまく行くぜ!」っていうモデルをマニュアル付きでプレゼントしていこうと思う。
②誰でもできる
つまり、スキルが不要ということ。ハンデを持った人でもジャンプできる。
そういう温かいモデル方がいいと思う。
③1ジャンプのコストが安い
例えば、飲食店を200万かけて作ったとする。従業員はせいぜい10人位だろう。つまりコレだと20万/1ジャンプ というわけだ。
これだと高すぎる。
1000円とか5000円とかで、1ジャンプできるモデルでないと世界展開できない。ので、このジャンプのコスパを重視してモデル設計をしたい。
④スタートアップではなく、スモールビジネスである事
1つの事業でIPOを目指すとか、僕が1エリアに入って1つのモデルを突き詰めるようなスタートアップではない。
大化けはしないが、かなり高い確率でうまく行くスモールビジネス。
こちらの方が全員がいずれ自分で経営していくなら良いと考えている。
僕が死んだ後の世界に残るのは、僕が社長で創るスタートアップカンパニーではなく、スモールビジネスを誰でもスタートできる仕組みであると確信している。
ということで、
今既に始まっているものも含めて以下に案を列挙していきたい。
アイディア集↓↓
①「竹と川があればOK!エンタメ×観光ビジネス」 (可能性:★★)
ベトナムで実際に結構人が流れてきているモデルで、竹で船作って、川下りを観光化するモデルです。SNSでの発信が結構見込めます。クロスセルで乗り場はレストランを開く。
ストロング;現地ですべて完結、自然系エンタメでコストが低い、
ウィーク:PR命なのでそこが博打、
②「バイクレンタルビジネス」(可能性:★★★)
・プランA(フードのデリバリー):バイク(自転車でも可能)とスマホ(盗難防止施策必要)を貸し出して、フードデリバリーをしてもらう。稼いだ額の80%程度をその日に現金で支払いをする。
ストロング:「今!お金ほしい」&誰でもできるが実現可能
ウィーク:自己・盗難リスク、法的確認必要(ドラゴン口座で他人が実施の為)、
③「支払い遅延が横行する国で効果的か!?ただ熱心に通いまくる催促代行サービス」(可能性:★★)
文字通り、BtoBで支払い遅延が横行してるアフリカなどで効果ありか?依頼を受けたら、請求先のビルに毎日通い(かなりの頻度で行く)催促を行う。支払いがなされたら10%を頂くなどのモデル。
ストロング:誰でもできる、BtoBなので1件当たりの売り上げが大きい
ウィーク:各国で法務確認必要
④「平和のペインティングを!スラム街の観光化」(可能性:★)
メキシコで実際に会ったモデルを他国のスラムで。参考記事以下。また、スラム街の観光ツアーを実施し、その次の日に現地の人とそのエリアの問題をどう解決するかを1日かけてディスカッション!ここがキモ。※塗料は日本の企業へ営業し、塗装許可は地元の自治体などに相談が必要。
https://decorate-my-trip.com/pachuca-palmitas/
ストロング:大多数に良い影響を創れる、犯罪が減る、補助金出そう、
ウィーク:塗料営業必要、地元の理解がかなり必要、発信ミスると終了、かなり工数がかるのでそもそもスモールビジネスでない、
⑤「行列できそう。世界最高峰のAVをVRで提供」(可能性:★)
日本のAVのクオリティは間違いなくNo1。そこで、それをVRという更にリアルな環境で提供する。スマホは友人から使っていないものを回収するので無料(オフラインで動画をダウンロードしておく)VRも2000円程度で購入できるので、かなり安価に実走できる。
ストロング:イニシャルほぼかからず人気を創れる、
ウィーク:宗教上の問題、現地パートナーの同意難、投資家嫌がる、関係者の印象悪化
⑥「その手があったか!空港の出発ゲートの前で即席マッサージ」(可能性:★★)
実際に世界を回ってBrazilのみで行われていたマッサージビジネス。かなり簡易的な作りで、出発ゲート前にマッサージスペース(前かがみによっかかるタイプを2-3個で6m×4mとかでできる)を設置して営業。確かに飛行機乗り遅れたくないので皆1時間~2時間前に待機してる人がほとんどで、外貨を稼げてイニシャルもかからず、うまく行くイメージがある。
ストロング:誰でも安くできる
ウィーク:空港の営業大変、マッサージ許可は国によって異なる、箱物系なので上限あり
⑦「mede in Japanを途上国の富裕層に届ける営業代行」(可能性:★★)
レッドドラゴンのボードメンバーが実施する中小企業のコミュニティの扱っているプロダクトの販売を途上国で実施するモデル。(初めはドラゴン本部サイドで売れそうな包丁とかそういったもののラインナップを揃える必要ある。)現地の人は、そのコンテンツやプロダクトをホテルや富裕層に営業し、誓約した場合に成果報酬でインセンティブをシェアするモデル。また、カタログや一度使ってもらって質が悪ければ返金返却など、成約率が上がるような仕組みをセットで付帯する。現地再度としては、ひたむきに営業し制約できればマネタイズができるイニシャルコストのかからず、誰でもがんばれば成功の可能性を秘めているモデル。
ストロング:富裕層に響くかも、 競合が少ない、
ウィーク:カタログの質が求めらえる、初めての営業でどこまでできるか未知、商品集まるまで大変そう、スケールが弱い
⑧「世界中どのエリアでも実施可能!経理の人材教育のオフショア事業」(可能性:★★★★)
レッドドラゴンのボードメンバーの斎藤が実施している無料の経理スクールを、当該エリアで実施。アメリカの経理業務を請け負いオンラインで実施して業務を遂行する。トレーニング期間が長い反面、どこでもやる気があれば実施可能なのが強み。
ストロング:スラム・農村でさえ世界のだれでもできる。時給でマックス1000円可能、
ウィーク:6カ月の研修が必要、PCと通信を使える環境を探す必要あり、
⑨「実は最もやりたい!そのエリアの問題を解決するためのビジネスモデル」(可能性:案件次第の為採点不可)
そのエリアの問題をビジネスで解決してみよう!という進め方が最もアウトプットが強く、本質的であると考える。対象者からそういった意見があれば是非サポートしたい。
※その問題の中に、効率性や経済要素が含まれているとビジネスとして成り立つ可能性があるが、ビジネスを駆使することができない問題も数多くある(テロや子供の教育など)ので都度ヒアリングをしていく。
⑩「スマホがあればだれでもできる!動画作成サービス」(可能性:★★★★)
結婚式やちょっとしたPV動画を編集アプリを使って海外で創り方を教えて、展開。今スラムや農村でもスマホは結構持ってるので、アプリでできる範囲で最大限のクオリティをパッケージ化して現地に落として営業していく。一定数ニーズはありそう。サンプル動画(クオリティ高めの30秒とかの)を見せながら飲食店とか法人にドアノックでローラー作戦。
ストロング:誰でも0コストでスタートできる
ウィーク:安くないと発注されなそう、1営業で①売上なので効率悪い、
⑪「日本のサブカルアートをスラムで販売、ギャラリー運営代行」(可能性:★★★★)
日本のアート集団とコラボして、彼らのサブカル系のアートを海外のスラムでギャラリーを開いて販売していく。要するに日本のアートギャラリーの運営。
ストロング:すぐできそう、日本の強みを生かせる、強いチームと組んで実施できる
ウィーク;盗難リスク、PR命なのでそこどうするか問題
⑫「世界の花をドライフラワーにして日本でフェアトレードで販売」(可能性:★★)
日本に咲いてなく世界のどこかに咲く花をドライにして日本に送ってリーフなどにして販売する。ブランド力をつけて売り上げを創るが難しい。
ストロング:花だから原価無し、ただ乾かして送るだけ、日本次第でサービス構築のコントロールできる、キャッチ―だし平和感あってGOOD、
ウィーク:どう売るかが超重要、スモールビジネスではなく日本でプロジェクトチームを作るスタートアップになりそう、ニーズが潤沢というわけではない、
⑬「すぐできそう!路上のボードゲームカフェ」(可能性:★★★★★)
まだ途上国が来てないボードゲームカフェを路上で展開する。どのボードゲームが盛り上がりそうかを選定し現地で手に入らないゲームを置く。スタッフが一緒に説明やバトルをして酒を飲みながら遊ぶ。導入コストも10万とか?路上でやれば最も目に付くのでPR力もあり、かつ家賃も0か格安。ゲームとギャンブル×酒なので依存性があるのでリピーターも狙える。
途上国はレストランの前や夜河原で無許可とかちょっとお金払って露店をやっちゃえるし色々可能性を感じるビジネスモデル。
ストロング:ウェブPRがほぼいらない、超安価にスタートできる、依存性が高い、
ウィーク:フロービジネスなので客が来ないと終了
▼一般的な情報のまとめ(メモなので興味あれば)
・サブサハラアフリカ(10カ国弱除いたアフリカ)は12億人、労働人口の7割くらいが農家。世界平均の1/3(効率の話)とかしか農業で作物取れてない
・1.9ドル以下の人の、87パーセントがアフリカにいる
・富裕層1%が8割の資本を持ってる。99%が2割をシェアしてる。この歪みを循環させて一番下のひとにチャンスメイクと、死ぬ生きるが変わる様な機会提供を行うのが僕の生き様
・2030年までに、1日1ドルで生活する10人中9人がサハラ以南のアフリカ、主に農村部に住むことになります。農業は、何百万人もの家族の繁栄を解き放つための鍵。
・世界の未開拓工作地の60%はアフリカにある
・極度の貧困は1つの職業に集中しています:農業。1日1ドルで生活しているほとんどの人は農民
・シリコンバレーでは35%のスタートアップが移民から。イギリス14%は移民によるスタートアップ企業。
・本当にニーズがあるところに、当てれば、爆発的にあたる。既得権益者のいないところで、本質的なニーズにIT技術を導入しスケールさせていくのが今のアフリカのスケールする流れ。
・個人の自由がないと1万ドル/1人あたりGDPは、超えてこないので、独裁国家はどこかで頭打ちになる。
・途上国に暮らすのは40億人、そのうち40%は金融サービスにアクセスできない。途上国の識字率は7割、字が読めない人は世界に8億人
・1人あたりGDPが30-40万円超えてくると一気に伸びる。
・女性が働いてる人がよく産む。活動的な人が多いから。女性が家庭という考え方が古いし、女性に負担があるから子供を産まない。男女差別がなくなれば出生率増える
・移民が国を強くする。シリコンバレーを見ろ。①留学生②老人パイオニア製品(日本のものづくり)③外人起業
・日本は実は移民大国。移民の定義が国連(2年以上在留)日本(永住権)で違うので定義の問題で国連基準だと世界4位とか移民受け入れ数。確か。
・ゲイとロックがないと世界の競争力を失う。おもろい!多様性と創造性を移民から得よう。
▼地球と世界平和について
地球に住めなくなってしまうのを延命するために、温暖化問題は非常に重要である。
ただ、そこに着手しても手だわリ感が無いし、既に強いプレーヤーが続々と参入しているし、僕の出る幕ではないと思った。
ただ、僕が貧困問題を解決することは地球の気候変動にも寄与すると思っている。
例えば、地球の気温が1度上がる代わりに死にそうになっている病気の息子を病院に連れていけると言われたら母は全力でそのボタンを押すだろう。
CO2排出トップランキングの薪の火で料理をする。は、ほぼ途上国から発生している。
僕らは皆、それぞれの今を生きるのに必死だから当然のことだと思う。CO2とか気にしてられん。
しかし社会進歩指数(SPI)という3つに分かれた社会の進歩を図る指数をみると、
ステージ①が満たされるとステージ②に移行し、ステージ②が満たされるとステージ③に移行するように社会はできていていると。
つまり、貧困問題は①に属しており、このゾーンに対処・改善することが中長期的に地球環境に貢献することになると思った。
① Basic human needs(栄養・きれいな水・安全な家・テロ紛争)②fundamental of welbeing(教育・エコシステム・情報・健康)
③Opportunity(権利・高等教育・自由と選択)
次に、スリランカで知った戦後の出来事に触れたい。
第二次世界大戦の敗戦後のサンフランシスコ講和会議で戦勝国からの日本の分割統治を免れたのは、
スリランカ首相のジャヤワルダナ氏の『憎しみは憎しみでは消えず、愛によってなくなる。』の演説だったとも言われている。
やっぱり愛だよね。All need is Love!!
僕がこれからする活動が、その国への恩になってくれればそれは別の視点でみると、
世界平和に向けた活動になると思っている。
憲法第9条について議論が飛び交い、抑止力の為に核を持つか持たないか、様々な意見があるが、
打たれたらもうそこで終了なのでやり返すことってできないのではないかと思っている。
僕としては有効な手段の1つは恩を売ることだと思っていて、人気者の国日本を創ることが抑止力になりえるのではと最近考えている。
みんな大好き日本に攻撃したら全世界から批判の的だぞっていう抑止力です。
人気を創るために愛を振りまいていくような活動の1つが僕の活動であればいいと思う。
今自衛隊が被災国に真っ先に駆けつけている動きはまさにそれの理想形で、
きっと全世界がそういう困ったら助けに行くっていうワンチーム的な考えになれば戦争は減っていくのではないかと思っている。
▼最後の一言
一人の力でできる事の小ささをスキー場経営で学び、
自分のビジネススキルの低さを飲食店の共同経営者から学び、
アリガトウを創ることの大切さを一番初めに事業を開始したMomTreeという
活動で学び、
世界で戦う難しさをアマゾン河の釣りのW杯で学び、
これからやろうとしてることの難しさと無謀さをなんとなく肌で感じながら、それでも自分が絵本の主人公ならそういうチャレンジをしていく方がいいなって思ってます。
2023年8月時点で、僕は今一人でサバンナに降り立ったチワワみたいな感じだと思ってます。ノウハウなんてないし、英語もたどたどしいけど、エイヤーで行こうと思っています。
これを読んで、「やまちゃん!ちょっと力貸したるで!」って人が出てきたら嬉しいし、
大きいうねりをみんなで作ってうまい酒を飲みたいと思っています。
盛大な応援宜しくお願い致します!!!
以上、超ロングの世界行脚レポートでした!
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