貧困解決の為に世界行脚してみた -ケニアその②-
アフリカは、おそらく皆がイメージするアフリカと深く乖離している。
例えば極端にいうと、お腹ぽっこりの子が暑くて殺伐としたところに住んでるイメージを持ってるかとしれない。なんかこういうイメージですよね?
↓↓
実際のアフリカは快適な気候で、ハワイみたいなカラッと爽やか感であり、人々の笑顔も素敵だ↓↓
まずこう言った先入観を取るところからだなと自分に言い聞かせる。
具体的に体験した上で深く考察したので知識欲の高い是非参考に!(^^)
それでは本題に入りたい!
ケニアは考察が多いなぁw
①ケニアの治安とわいろ
ケニア着の夜に空港で黒人タクシー運転手に囲まれた時は、怖っ!って思ったけど、今はその雰囲気にも慣れ、見え方もかわり、良い特徴を偏見なく見ることができるような気がする。すると、肩の力も抜けて、
気抜いてると携帯を強奪されるという流れだ。(ヤられましたw)
油断は禁物やで!!
訪問した企業のオフィス前に、つい先日死体が転がっていたそうだ。
治安は悪い時は悪いのだ。
まず思ったのは、経済とお金が回ってないのは政治の汚職がデカすぎる。
ケニアで何度も賄賂を払う所を見た(もちろん僕も払った)払わないと通してくれない、逮捕される。
もう文化だなコレ。
ソコが歪なので、届くべきところにお金がいかず、経済全体が消化不良を起こしてる印象を受けた。ここに関しての解決策は、ドゥテルテ戦法(ドラスティックに汚職や麻薬を検挙する)が最も有効だと考える。
②ケニアの人はお金を払わない。
アフリカ人は本当にお金を期日通りに払わない人が多すぎるww
これは個人も企業(大企業も)も同様でそう言う文化なのだ。
個人や中小企業に限らず、大手や政府系も入金遅延なんて当たり前というから驚きだ。
故に、このしがらみからの解放は活動を進める上で必須条件になりそう。
マイクロファイナンスを例に挙げると、返済を促す方に労力を使うよりも、雇用を作ってそこで働いてもらい(雇用もできる)給料から『天引き』するようなモデルが良いと感じた。
※アフリカでスラム向けのマイクロファイナンスを行うかもしれない。
確実にニーズはある。あとは雇用と返済率を上げる仕組みを検討するだけだ。そしてコレなら沢山の人を救える。
③ケニアと農業
極度の貧困は1つの職業に集中していてそれは農業。1日1ドルで生活しているほとんどの人は農民。
2030年までに、1日1ドルで生活する10人中9人がサハラ以南のアフリカ、主に農村部に住む計算で農業は何百万人もの家族の繁栄を解き放つための鍵だと確信した。
日本にいる時は思いもしなかったけど、このように逆算的にインパクトの大きさと時間を考えた時に、農業から解決するのはかなり良い選択肢である。
ただ注意すべきは、農業での貧困解決メソッドをパッケージ的に展開していくと危険ということ。
現地にたくさん訪問して感じたのは、食べ物には困っておらず既に幸せな農家に、こちらの効率や妥当性を押し付けて資本主義の世界に手招きするのは、そもそも違うという事。
教育を子どもに受けさせたいけど、そのお金に困ってる。こういう家庭には手を差し伸べたいが、生活水準1日1ドル以下ですが今のでなんか問題でも?の農家は僕はそのままにした方が良いと思う。
メキシコの魚釣りの例がピンとくるので添付しておく。
https://motivation-up.com/know/004tourist.html
言い換えると、こちら目線がズレてる可能性が高いので常にその人の状況や本質を把握する事。本質はポッとでの自分がアンケートしても確認できないだろうと思ってしまった。
今に不満がない農家に訪問し、『お金欲しい?』って言ったら、欲しいっていうに決まってる。でも本当は別になくても全然okだったりするのかも。
そこに対して事業目線のメソッド導入や過労働やストレスをお互いに発生させるなら、そもそもそのままでいいよねっていう話。
1つのエリアに入り込んで、本質(本当の声)を理解するのは時間がかかりすぎる。
もっと大きく広く深く問題を解決するために、今僕は一人しかいないので違うやり方を模索しないといけないと考え始めている。
これはスラムの貧困解決含め全てに共通する。
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