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話し合いの技術を全員が知ってないと、うまい話し合いはできないって話

話し合いってとても難しいですよね。

物事を決める立場であれば
一人で考えて、一人で行動すれば簡単に物事は進みますが、組織に属していたらそうもいかない。

人の意見を聞いて、考えを汲んで、自分の意見も主張しないといけない。

なんとなく話がうまく進む時もあれば、そうでない時もあります。

書籍で参考になった内容があったので、自分の中で咀嚼しておきます。

話し合いとは

  1. 自分が抱く意見をお互いに伝え(対話)

  2. 他者との「意見の分かれ道」を探り合い、メリット・デメリットを考え

  3. 自分達で納得感のある決断を行い、共に前に進むこと(決断)

書籍の引用ですが、話し合いの流れをわかりやすく定義しています。

まず大事なことは対話。
相手の意見を聞き入れ、自分の意見を伝えること。ここを間違えて決断を急いだり、話を進めようとすると話のリズムが掴めず、まとまりのない話し合いになり終わってしまうことが多くなります。

お互いを認識し合うことが大切。
人の意見だから違いがあってもよい。それを受け止める心の準備をしておく。自分と違うと思ってもそれを受け入れてあげること。

認め合うコミュニケーションが大切です。


ダメなパターン

議論していると、こんな人がいるとうまくいかないなってことがよくありました。
自分でも気をつけないといけないなと思ったのが”いいね、いいね”を繰り返してしまう人。

特に立場が上の人がファシリテーターをしていた場合、その意見が正しい雰囲気になってしまい、その他の小数意見が話し合いに反映されない、もしくは言い出しにくい雰囲気になってしまいます。

その場では人の意見を肯定しているような雰囲気を出しているように見えますが、議論の中ではあまり良い態度とは言えません。

それぞれ意見を出す人が皆平等であるという意識をもとに話を進めないといけない。

これはわかっていても実践するのは難しいですよね。

大事なこと

うまい話し合いの理論と技術は自分だけじゃなく、参加する人みんなが知ってないと実践できない。

一人が知ってても、話し合いの中でそれを正すのは難しい。全員がそのスキルを身につけていないといい話し合いが進まない。

社会的な基礎能力の一つになるとは思うんだけど、社会人になってから学ばなきゃいけないことってすごく多いですよね。

そう考えるとやっぱり学生時代の教育ってすごく大事。
社会に入ってから必要になる能力を学生たちの教育にいかに落とし込めるかってすごく難しいけど、重要な役割になるって改めて思いました。

最近の新社会人はできる・できないが二極化してるって話を身内でよくするけど、教育のシステムが社会的能力にうまくマッチさせることができてるんだろうなと
色々と思考を巡らせてみました。

企業側の受け皿もしっかり作っていかないとなぁ。


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