【薬剤師国家試験】薬剤師国家試験について
こんにちは。やまぶきです。
今回もnoteをご覧いただきありがとうございます。
先日、第108回薬剤師国家試験が終わりましたね。
受験されたみなさん、お疲れさまでした。
さて、来年受験される方のために、薬剤師国家試験についてまとめたいと思います。
1.日程
例年、2月第3土曜日・日曜日の2日間
(前年8月末頃に厚生労働省から発表される)
2.試験時間
<第1日>
8:50 集合
9:30~11:00 必須問題試験
12:30~15:00 一般問題試験(薬学理論問題)(物理・化学・生物、衛生、法規・制度・倫理)
15:50~17:45 一般問題試験(薬学理論問題)(薬理、薬剤、病態・薬物治療)
<第2日>
8:50 集合
9:30~11:35 一般問題試験(薬学実践問題)(物理・化学・生物、衛生)【実務】※
13:00~14:40 一般問題試験(薬学実践問題)(薬理、薬剤)【実務】※15:30~18:00 一般問題試験(薬学実践問題)(病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務)【実務】※
※ 【実務】は、実務以外の科目と関連させた複合問題として出題されるもの
3.問題数
4.合格基準
以下のすべてを満たすことを合格基準とすること。
(なお、禁忌肢の選択状況を加味する)
① 問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準偏差を用いた相対基準により設定した得点以上であること。
② 必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること。
薬学部が6年制に移行した97回から103回までは65%(225問)を合格点とする「絶対基準」でしたが、104回からは一定の合格点の上限がない「相対基準」となりました。これは、おそらく一定の人数を合格させることにより、安定的に薬剤師を供給したいことが理由だと考えられます。
5.禁忌肢とは
「禁忌肢」ついては、第104回以降いずれの薬剤師国家試験においても、どの問題だったのか、いくつの問題が該当していたのかは公表されていません。
尚、厚生労働省が「薬剤師国家試験のあり方に関する基本方針」で示している禁忌肢の基準は以下の通りとなっています。
薬剤師には、医療人としての高い倫理観と使命感が求められることにかんがみ、薬剤師として選択すべきでない選択肢(いわゆる「禁忌肢」)を含む問題について、導入することとする。禁忌肢の導入にあたっては、公衆衛生に甚大な被害を及ぼすような内容、倫理的に誤った内容、患者に対して重大な障害を与える危険性のある内容、法律に抵触する内容等、誤った知識を持った受験者を識別するという観点から作問することとする。ただし、偶発的な要素で不合格とならないよう出題数や問題の質に配慮する必要がある。
6.合格率
7.勉強法
① 過去問を中心に勉強する。
② インプット:アウトプット=1:3
③ 正解率60%以上の問題を正解すると合格基準をカバーできる。
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