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2021年に読まれたnoteTOP10紹介

 note編集部が12月20日時点の今年の記録をまとめてくれました。

書いた記事の数:204本
好きされた数:2909回
全体ビュー:19万回
フォロワー増加:450人

 改めて見ると、2021年はエンターテック・エバンジェリスト的にnote頑張れた気がしました。PV数のランキングを通して、自分にとっての2021年振り返りも兼ねて、紹介させてください。

第10位 これから作詞家になりたい人へ 

 2020年8月14日の記事ですから、長く読んでもらえているようです。検索流入が多いんだろうなと推測しています。作詞家や作詞家希望者が「山口ゼミ」を受講してコーラーティングのスキルを身につけて、活動範囲を広げようとしている様子から、今の「作詞志望者」の悲惨な現状を知り、ちょっと俯瞰して、改めて作詞家にとってのコーライティングの価値をまとめています。

第9位 まだ「メジャーデビュー」したいアーティストへ〜録音専属実演家契約という害毒〜 

 SNSでもリアクションいただきました。レコード会社の専属契約が時代と完全にずれていてアンフェアな内容なのはずっと気になっていました。ただ、デリケートな内容でどう書けばよいのかな?と悩んでいたのですが、結局、わりとストレートに書いてしまいましたww 日本の音楽界の未来に向けての提言と読んでいただけると嬉しいです。


第8位 小山田圭吾五輪開会式楽曲制作辞任に際しての私見。それでも音楽は素晴らしいと言いたい

 今年は五輪がありましたね。もう随分昔のような気がします。
 それにしても酷い事件でした。「責任編集」と銘打って、本人にもマネージャーにも校正させずに出したインタビューの結果に対して無責任だったというのは洒落にもなりません。ロッキング・オン・ジャパン社は、このまま逃げ切れると思っているのでしょうか?僕は絶対に忘れないです。アーティストを社会的に葬り去って、放置する音楽メディア・フェス主催者とかあり得ませんからね。「いいね!」数は一番多かったので、賛同してただけた読者も多いのだと思ってます。2022年に、Corneliusをヘッドライナーに起用して、インタビュー取材経緯も完全公開する、みたいなことが、最低限の責任のとり方だと僕は思います。

第7位 『新時代ミュージックビジネス最終講義』Chapter5:新時代型エージェントに求められる専門性 <5>(海外市場を視野に入れる)

『新時代ミュージックビジネス最終講義』(2015年9月刊)を章ごとにnoteにコピペしながら、6年後の視点から総括するというのをやっています。是非、全編ご覧になってください。日本人アーティストにとっての、海外市場の重要性はどんどん上がっていますね。

 拙著の完全収録+解説は、こちらでもやっています。オールジャンルのエンターテックについて書いていますので、「ビジネスに役立つエンタメの話」も是非、読んでほしいです!!

第6位 音楽はいつも魔法を求めている。〜映画『メイキング・オブ・モータウン』を観て!

 音楽映画はできるだけ観るし、良いと思う作品はマガジンでまとめて紹介していきます。『メイキング・オブ・モータウン』は最近増えてきた、音楽系ドキュメンタリーの中でも非常に良くできた名作です。音楽ファンは、MUST-SEEな映画ですよ。
 近年のアメリカの大きなISSUEであるBlackLivesMatterの背景を理解するきっかけにもなると思います。

第5位[音楽ビジネスの学校2020レポート:11]日本でのデジタル音楽サービスを牽引したTUNECOREの価値と今後への期待

 TuneCoreJapan代表の野田くんとはサービス立ち上げ前から相談に乗っていました。すっかり日本の音楽界のキーパーソンになった彼には、逆に僕から相談する機会も増えてきました。定期的に飯食って情報共有をしています。
 僕が代表のStudioENTREで、昨年の後半から今年のはじめに「音楽ビジネスの学校」というセミナーを行っていて、その時のエントリーなのですが、公式レポートと動画が有料マガジンとして公開されています。音楽ビジネスに興味のある人には非常に有益な内容なので、是非、チェックしてみてください!


第4位 21世紀らしい極上のNYC発のミュージカル映画『In The Heights』

 PV数はnote編集部のオススメに載ることの影響が大きいです。この映画紹介も公開直後のタイミングのエントリーだったせいか、ピックアップしてもらえて、読まれたようです。人気ブロードウエイミュージカルの映画化。良い作品なので、観る人を増やすことに少しでも役立てたなら嬉しいです。

第3位  CDが売れなくなって、レコードが売れるようになったアメリカ市場!

 これは2020年12月20日の記事です。見出しがキャッチーだったのでしょうか?音楽消費はストリーミングサービスが中心になって、パッケージを購入するのは、アーティストとの関係性の証、コレクションの喜びを求めて行うことになったので、コレクションならCDよりレコードのほうが欲しくなるという至極、納得の行く統計データだと思います。日本のレコードブームは一部ですが、デジタルサービスが広まると同様の動きになるかもしれませんね。

第2位 Spotifyが英国で料金値上げのテスト中。日本の料金が安過ぎ問題はこれからなんとかしないとね。

 サブスクリプションサービスは音楽、映像ともに一定の普及を果たして、事業者的には月額単価上げを試みるフェーズになってきています。
 サブスク音楽サービスは、Spotifyとユニバーサルミュージックが、ダウンロードにおけるeアルバム1枚分を月額料金にすると同意して、基準になっていました。だとすると日本は1500円〜1800円が月額になる訳で、実際Spotifyはその金額感で準備していました。それを「下げさせた」(!)のは、当時のレコード会社の経営者です。本当に残念なことでした。日本の音楽市場金額が低額で留まっている大きな要因です。

第1位 活動再開直後の小室哲哉さんから学んだテクノロジーが音楽を進化させる価値

 今年一番読まれた記事は、J-Waveイノフェスに登壇して小室哲哉さんとお話した時のレポート的な記事でした。NFTと音楽という旬のテーマでしたし、たくさんのファンが居る小室さんの活動再開直後というタイミングだったので興味をもっていただけたのでしょう。ありがとうございます。

 NFTに関しては、先週、こんなエントリーも書いています。音楽NFTマーケットプレイス.mura(どっとみゅーら)は、来年から法人化して本格的にアクセル踏んでいきますので、ご注目、応援よろしくおねがいします!

podcastも続けています。チェックしてくださいね!



モチベーションあがります(^_-)