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音楽とAIの関係について語り合うイベント〜AIに後ろ向きな音楽家は消えていく、好奇心を持って活用しよう!

 昨年辺りから生成AIのニュースがない日は無いという大ブームになっています。マシンパワーや深層学習の進化でAIが次のフェーズに入りましたね。クリエイション創造の分野でもAIツールの活用が本格化してきました。僕の出自である音楽界をはじめとした日本のクリエイターたちにAIを無駄に怖がらずに、積極的に活用していくための考え方や方法を提案する役割を果たしたいと思っています。
 年末から『AI時代に職業作曲家が成功する方法』(仮題)という書籍を書き始めています。6月出版の予定なので、プロセスはこのnoteで時々、紹介しますね。AIと作曲のツールの具体のTIPSについては、盟友浅田祐介に手伝ってもらいます。
 浅田祐介は、「音源のサンプリングとリズムマシーンが広まった時に『こんなの音楽じゃない!」と言っていた音楽家はいなくなった』と公言していて、19世紀の産業革命期にイギリスで起こった、熟練工による機械打ちこわし「ラッダイト運動」に例えて、音楽家たちがAIについて同様のことをやらないように提唱したいと言っています。
 二人で、ARS(AI ResonateSociety)と名付けた「AIと共鳴、共創するプロ音楽家による研究会」を立ち上げました。柿沼雅美、田辺恵二、SASUKE,氏家克典、江夏正晃、ユキノイト、鈴木Daichi、nishi-ken、蔦谷好位置、Maro、NAO(菅原直洋)という初期メンバーで、Co-Writing Farmからも25人ほど参加します。第一弾企画はYAMAHAの新技術VXβを使った作品発表と研究を行う予定です。こちらは3月初頭正式発表、4月第1週週末にイベントというスケジュールで動いていますので、改めてご案内しますね。
 先駆的に動くアンテナの高いクリエイターと一緒にやるのはワクワクします。浅田山口で立ち上げたミュージシャンズハッカソンTECHSというライブイベントもコロナ禍で中断していましたが、またやりたくなっています。2017年のハッカソンの時に初来日したカンル君がつくったのがSynthesizerVですから、僕たちが自分の好奇心をエンジンに始めるインディペンデントなイベントは意義や波及効果があるんだなと思っています。

 さて、今週行うニューミドルマンコミュニティのイベントは、そんな僕たちの活動の一環です。Melismaという楽器音生成AIのクオリティの高さにビビった僕たちが開発者の中迫さんに声をかけました。作曲家でもありながら、テクノロジーにも明るい中迫さんはマニアックな楽器愛好家でもあり、この日も面白いお話ができそうです。
 リアル+オンラインのイベントです。都合がつく方で、是非是非、ご参加ください!!


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