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メンタルヘルスとマネージメントは表裏一体を実践するギースに学ぶアーティストとの付き合い方〜小山田/ロッキン問題も話します

 ハウリングブルの小杉茂さんと言えば、日本でラウドロックの分野の中心人物です。グローバルニッチジャンルでもあるので、インターナショナルにミュージシャン、プロデューサーのネットワークを持っています。インディペンデントの成功者として草分けのHi-STANDARDのレーベルオーナーであり、事務所社長でもありました。
 様々なアーティストと真摯に向き合う中で、メンタルケアの重要性に目覚めた彼は、秘かに大学に通って系統的に学び、今やカウンセリング・コーチングの領域で音楽家にとどまらず活躍しています。ビジネスエグゼクティブからも人気だと聞きます。
 ニューミドルマン・コミュニティのセミナー企画チームからメンタルケアをテーマに取り上げたいとの提案があったので、第一人者である小杉さんに登壇をお願いしました。しっかりとしたバックグラウンド無しに、アーティストのメンタルヘルスを語るのは危険なことでもあります。優秀なマネージャーはメンタルケアの経験値とセンスは持ち合わせていくものですが、とは言え素人です。小杉さんのように、科学的な裏付けを身に着けてから語るというのが正しい姿だと僕は思っています。同時に医師の立場だけではなく、マネージャーという経験を活かしている彼の存在は貴重で、日本では唯一無二です。

 FMPJ(日本音楽制作社連盟)の理事時代に一緒にイベントを企画したり、SXSWに出張したりしていました。理事会の司会を二人でやっている時に居眠りされるのは閉口しましたがww クレバーな思考と人懐っこさが魅力的で彼からたくさんのことを学びました。

 最近、湘南に引っ越して幸せそうに暮らしています。たまには飲もうということで彼の家のベランダでBBQをご馳走になりながら、「小山田圭吾/ロッキンオンジャパン問題」についても語り合いました。僕らの意見は完全に一致したので、メンタルヘルスという文脈の中で、少し話したいと思います。
 この記事も多くの方に読んでいただきました。

 感動を呼び、歴史に残る作品を残す感性をもっているがゆえに、脆さも併せ持つアーティストの心。音楽に関わる人にとっては大切なテーマです。
 コロナ禍による行政からの「不要不急」扱い、社会からの「自粛を望む同調圧力」は、デリケートな音楽家の心に傷を残していることでしょう。そろそろ「アフターコロナ」が始まりそうな今、アーティストのマインドケアも意識しながら、コンサートやイベントを「再開」させることは、音楽文化を守るためにも重要です。
 現状認識を深めるために、是非、9/24のMusicTech Raderにご参加下さい。

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モチベーションあがります(^_-)