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コラボレーションとコミュニティの時代にnanaの持つ価値。co-creation project始まる!

 nanaのファウンダー/CEOの文原君との出逢いは、2013年だったと思います。日本からエンタメ/音楽分野のスタートアップが出てこないと苛立っていた頃で、日本の若手起業家との対談集の企画を考えている(『世界を変える80年代生まれの起業家』として上梓されます)時で、井口尊仁さんに相談して、nanaの文原君が面白いと推薦されました。
 会って話をすると、ビジョンが明確で、ユーザーに寄り添う気持ちが強く、プロダクトオーナーとして秀逸だと思いました。まだ社員は0のことでしたが、アドバイザーを務めました。なので、nanaの初期ユーザーの熱量の高さと、良い意味でのアマチュアリズムを理解しているつもりです。メディア露出を稼いで、ともかくヒット曲を出す、スターを生み出すみたいな目標に全力で取り組み音楽プロデューサーとは、全然違うトンマナで、教わることが多かったです。

 その後、DMMの傘下に入り、MBOで文原くんがオーナーに戻るという変遷をたどりましたが、nanaのユーザーオリエンテッドな姿勢は変わらず、おがくが好きで、歌ったり演奏したりが好きな素晴らしいコミュニティが育っているなと嬉しい気持ちで見ています。

 文原くんから、公認クリエイターという形で、音楽で自己表現することを支援する動きを始めたいとの話を聞いて、Co-Writing Farmの作曲家たちとのコーライティングによる楽曲制作を提案しました。日本で一番コーライティング経験があるプロの作曲家チームであり、アーティストと一緒のコーラティングもずっとやってきているので、才能があって経験がないシンガーとの共創には、適任だと思いました。昨年は、Da-iCE「CITRUS」というデジタルヒット曲も産み出しています。何よりnanaという音楽コミュニティから出てきたシンガーをCo-Writing Farmという作曲家コミュニティがコラボするのは相性がよいと思います。第一弾のすみかさんは、素晴らしいシンガーで、スムーズに創作/制作が進んだようです。春らしい素敵な曲になっているので、是非是非、聞いてみて下さい!

 デジタルヒットを目標に、コミュニティから大きく広がっていくためには、マーケティング戦略と、実際に手を動かす作業がポイントです。音楽マーケティングの実践を学べる日本唯一のプログラム音楽マーケティングブートキャンプの卒業生による「音楽マーケティングラボ」の有志にマーケターとして参加してもらいました。レベニューシェア(売上分配)制でのマーケティングです。音楽マーケターもコミュニティになっていますので、このco-creation projectは、3つのコミュニティがコラボレーションしたプロジェクトになります。公認クリエイターとのコーライティング作品をトライアングル・コラボレーションから継続的にリリースしていく予定です。
  nanaのユーザーとの相性から考えたマーケティング的なターゲットはLINE MUSICです。LINEアプリでは自分のページにBGM設定できるので、是非、桜の季節に『花笑む』の設定をお願いします!

 co-creation projectが、日本の音楽シーンにおける新しい才能の発掘と、デジタルヒットの震源地にならんことを祈って、僕もサポートしていくつもりです。是非、注目して下さい!!

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山口哲一:エンターテック✕起業
モチベーションあがります(^_-)