見出し画像

EV車および自動運転への取り組みが日本の産業界の浮沈を決める。そしてエンターテックにはチャンスあり!

 アメリカを代表する自動車会社が、自動運転の試験走行を積極的にやっているというニュースです。
 近代文明の象徴である自動車が、エンジンにタイヤとハンドルが付いた乗り物から、タイヤと座席にOSが付いて、デジタルにコントロールされる乗り物に変わるというのは、まさに馬車から自動車に変わった百年前に勝るとも劣らない変化です。
 世界No.1のトヨタや日産、ホンダなど世界に誇る自動車産業を持つ日本にとってピンチだし、転機であることは間違いありません。

 アメリカを代表する自動車会社が自動運転を積極的に行っているニュースからなにを感じるべきなのでしょうか?
 自動運転に特化してシリコンバレーのスター起業家が中国拠点で製造用としているテスラの時価総額は大きく、次の時代を具体的に予感させるフェーズに入っています。

 自動車産業がEVおよび自動運転の世界で勝ち組でいられるかどうかは日本の産業界全体にとって死活的な重要です。IT企業や通信会社との連携促進や、道交法改正や特区を組み合わせて日本全体で支援すべきですね。トヨタが負け組になった日本を考えると絶望的な気持ちになります。

 豊田章男社長は、自動車工業会会長として日本政府に対して、ガソリン車からの脱却を安易に考えないようにメッセージを出すと同時に、東富士の広大な工場跡地をスマートシティの実験場としています。難しい舵取りにポジティブに対応していると思います。本当に頑張って欲しいです。

 僕の専門分野である、エンターテックの立場でいうと、自動運転が本格化すると、自動車はエンタメシアターになるというのが大きな事件です。移動時間はエンタメを楽しむ時間となる可能性があり、MaaS(Mobility as a service)という移動を軸とした産業の中にもエンターテインメントが位置づけられるようになるのです。
 MaaSに特化した新しいエンタメの形態が出てくるでしょうし、少なくとも従来のフォーマットが影響を受けることは間違いありません。
 近代文明の大きな分水嶺になっている今、日本のチャンスはあります。そんな視点でも注目していくつもりです。

podcastはRADIO TALK、Spotifyなどで配信しています。ブックマークをお願いします。まぐまぐでメルマガも毎週発行です。読者登録お願いします!Amazonには著者ページありますので、チェックしてみて下さい。


モチベーションあがります(^_-)