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田舎でチラシ3000枚を1人で配った話(前編)

○はじめまして、やまびこ工作室です。

2022年9月1日に北アルプスの麓、長野県大町市にDIYシェア工房兼スノーボードリメイク工房としてオープンしました「やまびこ工作室」と言います。
工房の見た目はこちら↓

工房外観

写真を見ていただければわかる通り、普通の住宅の一部をお借りした小さな工房です(木の小屋みたいなのが工房です)。

工房内部がこちら↓

工房内部

当工房では廃スノーボードのリメイク製品をつくる傍ら、一般の方々にはシェア工房として工房を開放しております。

と言ってもこんな感じの小さな工房なので、オープンしても知る人は誰もいません。そのため少しでも街の皆さんに知ってほしくて、オープン前の8月23日から9月12日の約3週間に渡り、自分の脚で街中を歩き、チラシ配りを行ってきました。今回は、「実際にチラシ配りを行ってみた」話を記事にします。
お店のチラシを作ってみたい人、チラシ配りを自分でやってみようと思っている人。金額やチラシ配りをやってみた感想も書いてますので、ご参考にしていただければと思います。

○チラシ、自宅に届く

 8月20日、お盆前に印刷サービス、ラ○スルさんに注文していたチラシが自宅に届きました。その数、3000枚。

届いたばかりのチラシ

この時は「1箱に収まってるし、意外と少ないなー。すぐに終わっちゃうんじゃね!?」
と余裕をかましていました。
余談ですが、このチラシのデザインはラ○スルさんのサービスを使って工房オーナー自ら製作しました。なのでデザイン費は0円。右下の地図もパワーポイントで作りました。
肝心のチラシ代ですが、注文から「5営業日での出荷」という条件は付きますが、3000枚で6277円でした。
つまり、1枚あたり約2.1円でチラシは作れるということです。

○なぜ、3000枚?

今回配布したチラシの枚数は3000枚と度々書いてきました。
では、なぜ3000枚だったのか?
それは自分が配れそうな枚数と大町市の地区別世帯数のバランスを考慮した結果です。

自分の配れそうな枚数と言ってもやったこともなかったので、正直分かりませんでした。感覚的に2000~3000枚かなと言った感じです。

大町市には
・大町地区
・平地区
・常盤地区
・社地区
・美麻地区
・八坂地区
の6つの地区があります。
一番大きな大町地区で約5000世帯。
次いで常盤地区の約2300世帯。

工房が位置しているのは常盤地区です。
自分が配れそうな枚数は2000~3000枚。
工房がある常盤地区の世帯数は2300。

常盤地区の全ての世帯(2300)+α(自分を奮い立たせる意味での700)
が3000枚だったわけです。

○チラシ配りで使ったアプリ

ここで「チラシ配りってそもそもどうやってやるの?」という疑問にお答えしたいと思います。
僕もチラシ配りを行うにあたり、いろいろ調べました。少し前までや、多くの人を雇える専門業者さんは「住宅地図」という白地図を使っているとのことですが、僕は1人ですし、何枚も住宅地図を買える金銭的余裕もありません。
そのためスマートフォンの「軌跡メモ」という無料アプリを使用しました。
このアプリを使えば、自分が通ってきた道が記録されるため、間違って同じ家に配るといったミスもなくなります。

軌跡メモ

また、事前に「効率よくまわれそうな住宅街がどこにあるのか」を調べることができるので、非常に重宝しました。

○田舎とチラシ配りの相性の悪さに愕然

1枚2円でチラシは作れるし、Youtubeで探せば、チラシの折り方も分かる、地図を買わなくても無料の地図アプリもある。便利な世の中です。

折ったチラシ

しかし、田舎でのチラシ配りは便利とかけ離れたものでした。
チラシ配り初日、いきなり「家と家との距離が遠すぎる問題」にぶち当たります。大町市も中心地に行けば、家同士が隣接しているところもあります。しかし、少し逸れると家と家との間にでっかい田んぼが何枚もあるなんてことはザラです。何もわからない初日は、「全ての家にチラシを入れるぞ!」という意気込みから田園をウロウロし、体力が奪われ、時間の割にチラシが全く減っていかないという地獄のような事態に陥りました。

さらに2つ目の問題は「敷地や庭が広すぎる問題」です。例え家が隣接していたとしても、そこは田舎。一軒一軒の敷地が広く、玄関までがとてつもなく遠いのです。人様の敷地内をポストを探しながらキョロキョロするのも気が引けますし、何よりかなり時間がとられました。

結局、初日に配れたチラシは1日で100枚ちょい・・・
チラシが届いたときの余裕は初日で吹き飛びました。

○まとめ

何もわからずに始めた初日は本当に苦労の連続でした。
しかし、ここから自分の脚で歩くことでしか見つからなかった発見や気づきがたくさんありました。

次回の後編では、初日でぶつかった問題の対処法とチラシを終えての感想を書いていこうと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。

おわり

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