小林麻耶、TBSラジオに1年半ぶりに登場。「ラジオに支えてもらった」病気療養中のことなどを振り返る
2017年10月13日11:00〜13:00放送『ジェーン・スー 生活は踊る』(TBSラジオ)
ジェーン・スー(以下、スー)●みなさん、今日は特別ゲストを迎えております。フリーアナウンサーの小林麻耶さん。コバ、お帰りなさい!
小林麻耶(以下、麻耶)◯コバじゃないよ! ただいまー!! どうもお久しぶりです。TBSラジオをお聴きの皆さまお久しぶりです!
スー●何年ぶりだろ、2016年1月以来。1年半、そうね
麻耶◯いろいろありました。ただいまです
堀井美香(以下、堀井)●みんな待ってた。アナウンスセンターもみんな待ってるから、麻耶ちゃんが来るの
スー●帰り、寄っていきなさい
堀井●私たちひれ伏してますから、あまりの可愛さに
(曲)
スー●さあ、お仕事中の方、家事育児、病気療養、はたまた介護中のみなみな様、よくぞ、よくぞ金曜日までたどり着きました! これから午後の1時まで、私たち3人と一緒にステップを踏んでまいりましょう!
麻耶◯ちょっといいですか、ここで。私、テレビの生放送中に倒れて、救急車で運ばれてから、まったく身体が動かない状況が続いてんですよね。そのときに、スーさんの番組で「病気療養中の方」って声をかけてもらって、(涙声)なんかこう、社会から繋がってられる感じが凄くあったので、本当に支えてもらった言葉だったんですよ。だから、それを生で直接聞けちゃって、感動してしまって
スー●アンタ、早いよ泣くの
堀井●ティッシュ持ってきて!
麻耶◯ありがとうございます。みんな、ほんとね、めちゃくちゃ救われてます。ちゃんとお化粧してきたのに
スー●両手にティッシュって、キャベツの外側みたいだよ
(中略)
麻耶◯私は個人的にラジオを聴いていたので、会うのは久しぶりなんですけど、ずっと一緒にいた感じが凄くあります。
スー●しかし、番組中(昨年5月『バイキング』フジテレビ系)にぶっ倒れて大変だったね
麻耶◯そうなんですよ~、あれは本当にビックリしました。その日は、ちょっと体調が、というよりかは、お水をずっと飲んでて、右手が震えてたんです。それが、だんだん右足になってきてて、「これは大変だね」ってことは、一応、みんなでシェアをしていて、何本飲んだんだろう、550mlのペットボトルを6本ぐらい飲んじゃってて
スー●それ、どうかしてますよ
麻耶◯そうなんです。CM中もずっと飲み続けるみたいな。飲みたくて、のどが渇いちゃってみたいな。で、なんかこう、ひな壇に座っていたんですけど、VTR振りがあるらって座っていたのを立って、目眩がして、「はっ、危険だ!」って思ったんですけど、VTR(振りを)3行読まないといけないんですけど、それだけだと思って、頑張るの得意だから。あはははは
スー●良し悪しだね
麻耶◯あともうちょっと思って、(VTRを)振ったあとにバタッと倒れちゃって
スー●次に意識が戻ったのは何処だったの?
麻耶◯もう、そうれは病院のところで、「着きました、何時何分です」な感じで。はっ、病院に来たみたいな感じだったんですよ
スー●そっから、動くのも、なかなか、ままならなかったっておっしゃってて
麻耶◯そうなんです、最初は大丈夫だったんですけど。途中で妹の病気のことを、ひょんなことから公表することになったりとか、そんなことしているうちに、療養しているうちに、どんどん外で出かけなかったら、身体も楽になってきたら、逆に気が緩んで、エレベーターに乗れないことを発見するみたいな。
自分の家のマンション、5階の3階なんですけど、そんなに高層マンションじゃないので、早くないじゃないですか。でも、乗ったときにもの凄く早くて、遊園地のフリーフォールみたいな速さに感じて。おかしいなって思って、そして今度、バスに乗ろうと思ったら、バスも無理で。どんどん公共機関がダメになってぇ。テレビもダメになって。わーわー元気なのがダメになって
スー●しかし、凄いね。よう戻ってきたね、それから
麻耶◯もう、本当に頑張りました
スー●大丈夫、無理してない? でも
麻耶◯いや、無理はしてないはずなんですけど、こればっかりは分からなくて
スー●あー、正直でいいね、無理してるとか分からないよね
麻耶◯そうなんですよ、大丈夫だと思ってても倒れたので。今も、はたしてどこまで大丈夫なのか微妙です。きゃははは
スー●怖いこと言うよ
堀井●休みながらやって
スー●少しずつでいいじゃん
麻耶◯その、少しずつも分かんないんですよねえ
スー●あー、エンジンかかっちゃう人だからねえ
麻耶◯ほんと、ラジオに救われて、毎日毎日、いろんな方々の、全国からの(当番組への)相談を聴いていると、「あ、いろんな悩みがあるんだなと。人には。
自分には違うと思う悩みでも、本当に心から悩む人もいるしって思って、そういうのが積み重なっていってて、今の自分は大丈夫だってふうに「◯(まる)」がこうできていくと、ちょっと回復
スー●しかし、エレベーター乗れないとかさ、公共機関に乗れないってところから、たぶん、いっぱいいると思うんだよね、聴いている人にも
麻耶◯スーさんもそうでしたよね
スー●ジェーン・スーの一人サリンって言って、大学のときに。そのときにパニック障害って言葉はなかったのよ。で、サリンの事件があったときに、横浜駅で異臭騒ぎがあって、全員学校から出られなくなったときがあったの。そのとき初めて「ヤバい」っていう、肉薄しちゃって、事件が。そこから先、帰るってとき、電車の中でもう、過呼吸になったりして、「私のところだけサリンが!」って
遺族の方が聴いていたら申し訳ないんですけど、そのときは分かんなかったのよ。そういう病気があること。一人で降りて、川崎とか。落ち着いてまた乗ったりしてたの。
スー●(麻耶に)どっから来た?
麻耶◯私は、完璧主義だったので、そういう自分もダメとか、エレベーター乗れない自分とか、ダメ出し、公共機関に乗れないのもダメだって思ってたんですけど、「乗ろうと思っただけ、パーフェクト」とか、あと、途中で引き返しても、なんら命は取られないとか。そういう究極の考えで、帰っていいいとかダメでもいい。やろうと思ったことで「◯(まる)」ってことが、最初からは無理だったんですよ。徐々に、ここまでっていうのを積み重ねてですよ、いきなりが絶対に無理でした。
スー●少しずつ、ね
(中略、番組終盤、リスナーからのメールを受けて)
スー●みんなの力になってるんですよ。
麻耶◯そうですね。本当にありがたいですし、やっぱり、私も一緒なんですけど、ラジオに支えてもらって、スーさんに毎日ここで喋っていただくことが、本当にどれだけ支えになったか分からないので、本当にこれからもスーさんも身体に気をつけて
スー●親戚の子か!
堀井●最後の最後まで人のこと心配しちゃうのねぇ
スー●そう! あなた本当に、滅私奉公じゃなくて、自分が我慢したら上手くいくなんて、やめなさいよ。約束してください、お願いしますよ
麻耶◯はい、そうします〜
スー●お願いします、自分の人生を生きましょう
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