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夏の思い出

先日、福島のインターンでお世話になった方が徳島に遊びに来てくれた。約半年ぶりの再開だったけど、SNSで活動の様子を見ていたからあまり久しぶり感はなかった。でも、初めて会った時から感じていた「この人、素敵だな。」っていう印象は半年ぶりに会っても全く薄れていなかったし、むしろ深まった。

徳島県佐那河内村

佐那河内村は徳島県の中東部に位置し、徳島県唯一の村である。市内からは車で30分とアクセスしやすい。今回は、福島の方の知り合いの佐那河内村に住んでいるすだち農家さんの元で、すだちの収穫をお手伝いした。すだちをハサミで収穫するときのパチパチという音が心地いい。ほんのり香るすだちの匂いも好きだ。見渡す限り深緑だから、目にもいい(笑)。

佐那河内村のすだち
すだちの収穫後

夜ごはんは、お刺身や酢の物にすだちをかけて食べた。やっぱりお刺身に合う!レモンほどとげのない優しい酸味が魚の美味しさを引き出している気がする。お土産にすだちをたくさんもらったから、これから使うのが楽しみだ。
お世話になったすだち農家さんご夫婦と、福島から来た2人、私、出会いがなければ交わることのなかった人たち。みんなで囲むご飯の時間が幸せだった。

スパイスカレーの話

私はスパイスが好きで、夜ごはんにスパイスカレーをごちそうした。スパイスカレーとお刺身という異色な組み合わせになってしまったけど(笑)。農家さんは80歳代だから、食べやすくするために使うスパイスは少なくして、辛みも抑えめにした。お口に合うかなと不安だったけど、なんと、お父さんがカレーが大好きみたいで、「お店みたいでおいしい!」と。お母さんにも好評で安心。私の勝手な思い込みでスパイスカレーってお年寄りにはハードル高いかなって思っていたけど、全然そんなことなかった。スパイスカレーは小麦粉使っていないし、固形のルウより重くないから、体にも優しい。「また作りにきて!」って言ってくれて、すごく嬉しかった。

日常のキラキラ


2人といると、日常がとてもキラキラして見えた。この気持ちは私がインターンしていた時の気持ちと同じだったことに気づいた。最近、大学生活が忙しくて忘れてたこの気持ち。2人といると、普通の散歩もたくさんの発見があってとても楽しい。2人はとても自分に素直な方だと思う。自分に好きなことを自分の言葉で人に伝えることができるし、おいしいものはおいしいと言える、きれいなものはきれいと言える。なんか当たり前じゃんって思うけど、私にとってそれがなかなか難しい。でも、2人といるといつもより世界がキラキラして見えて、自分の心に素直になれる。久しぶりに思い出したこの気持ちを忘れないように、日常に取り入れていきたい。

佐那河内村の朝

今回の旅でまた新たな出会いが生まれた。帰り際、農家さんが「野菜ができたら連絡するから取りに来るんよ~。」って。すっごく嬉しかった。大学のために来た徳島県だけど、帰りたい場所ができた。これからも出会いを大切にして日常を彩っていきたい。











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