FAB CITY KAMAKURA 2024
9月29日(日)、FAB CITY KAMAKURA 2024に参加・見学してきました!
FAB de キエーロ!?
キエーロとは、黒土中に含まれる微生物の力を利用し生ごみを分解し消滅させる生ごみ処理機です。葉山町発祥で、臭いや虫の発生が少なく投入後堆肥がでないなど手間がかからないことから注目されているそうです!ポイントは、似た仕組みであるコンポストとは異なり、土が新たにできないので都心環境にも非常にあっています。
開発者の松本さんとキエーロユーザーのゴミフェス532の平野さんにキエーロの魅力・可能性を語っていただき、その後、実際に組み立てました。プラモデルのように誰でも簡単に組み立てる事ができる新しいタイプの生ごみ処理器は魅力的でした!学校にも置きたい…笑
第一弾 キックオフトーク
現在開発中のFAB de キエーロを活用した取り組みを伺いました。連携している実践者(SFC田中先生、カヤック長谷川さん、キエーロ松本・平野さん)の方々の活動を通じて鎌倉の現状を理解し、これからを考えることができました。
今後のキーワードとして、『データは世界で共有して、ものづくりは地域で。』という言葉に非常に共感しました。ものづくりも画一的で大量生産・大量消費ではなく、食で地産地消という言葉があるように、今後は知識は全世界で共有し、輸送コストを抑えつつ、その地域に合うように地元の人たちでアレンジして使っていく、そんな世の中が必要なのだと。特に人口減少、少子高齢化の日本では今の社会インフラ(今回のトピックで言えば、「ゴミ」)を今のまま維持していくのは困難です。鎌倉市の焼却炉廃止や葉山町のキエーロを活用した話を聞き、他の地域も数年単位でそうなっていくと確信しました。
FAB de キエーロを用いてファブシティ市民研究員として一緒に市内の生ごみ減量を試行錯誤してくれる方を募集していく予定とのことで、自分は条件を満たせず参加できませんでしたが、産学官が連携した非常に興味深い取り組みで引き続きウォッチしていこうと思います!
展示・体験エリア
ファブラボ鎌倉とは、以下をコンセプトに活動している団体
さらに、大切にしている3つのこと
・つくりながら共に学び、成長する
・デジタル技術を新たな創造のツールに
・ローカルとグローバルを行き来する
そのような思いの中で日々、様々な活動を行なっており、今回はその一部が展示されていました。
地域に広く開放されており、様々な紆余曲折がありながら今では行政や大学とも連携しながら活動の幅を広げており、日々校内でファブ施設を運営している自分も非常に参考になりました。
最後に
まさにこの一言に尽きました。
鎌倉市は、テクノロジーを用いて持続可能な社会を目指す「FAB CITY(ファブシティ)」を日本で初めて宣言した自治体です。その中でも特徴的でなるほど!と思ったのが、登録されている地域の中でも17万人程度と超小規模であること。これは裏を返せば、まさに「つくり、つながりながら考える」試行錯誤の機会が非常に多いということです。そして、地域と行政、大学が連携しやいということです。今回のイベントにも鎌倉市の松尾市長がいらっしゃって本気度も伝わってきました。
本校でもSDGsをはじめとして、コンポストなどの活動を行なっていますが、このような先進的な取り組みを参考にしつつ、学校を中心として地域資源の活用や地域での連携を促進させ資源循環を促す「まち」を目指していきたいなと思った1日でした。
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