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ビタミン便 No.19


偉人たちの名言などを通じて心の栄養・ビタミンを届けるnote
『ビタミン便』

今回は〔自己嫌悪は嫌なものです 編〕です。

仕事にしても、学校にしても生活していると自分なんてって思う時がありますよね。いわゆる自己嫌悪。
それは、何かに失敗したり、他人と比べて自分の欠点を突きつけられたり、うまい事結果がでなかったり。そんな時に起きやすいですよね。

失敗やダメなところは直さないと、と半ば小さいころからの強迫観念で修正に取り組むも中々うまくいかず、余計落ち込んでしまいます。
負のスパイラル。出口の見えないトンネルとはよく言ったものです。

でも、少し考え方を変えてみるとすっきりするかもしれません。


今回、紹介したいのは、

改めて益なきことは、改めぬをよしとするなり

引用:吉田兼好『徒然草』

つれづれなるままに~、とはじまる吉田兼好の名随筆。徒然草。
教科書に必ず載っているので、作品名を知らない人は少ないのではないでしょうか。
その中から、ひとつの文言を切り取りご紹介します。

読んで想像できる通り、失敗や欠点について直したりしてメリットが少ないものは直さなくてもいいのでは、と言っています。

私たちは欠点や失敗に目が行きがちで、焦ってしまい、無理に直そうとしたり落ち込んでしまうことがあると思います。
しかし、それらを直すことでどれぐらいのメリットが得られるのでしょうか。また、直すことにはそれ相応のエネルギーが必要になります。

そもそも、自分自身をそんな簡単に変えられるなら苦労はいらないです。

それよりも私は、今の自分の長所や得意なことを伸ばす方が良いように思います。
プロゴルファーの渋野日向子選手。そのコーチの方も言っていたようですが、目の粗いザルでふるいにかけられた時に残るのは、大きい石か尖って引っかかっている石です。

欠点や短所は苦手だから欠点なんです。
もちろん直そうとすることは良いことですが、世間的に成功や評価を得たいのであれば尖った石を目指すほうがいいのではないでしょうか。

これはスポーツでも、仕事でも、恋愛や人間関係でも、子育てでも、家事でも何にでも当てはまり易いです。

ぜひ自分のできていない箇所を見つめるより、できている箇所をほめて伸ばしていきたいです。

では、また。

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