密かにラマダーン入りしていた男の独白
こんにちは、やまなかです。今は7月15日の午後7時12分。ようやく日の入りとなり泣きながら水を飲んでいます。
というのも実は今日がラマダーン最終日なのです。私先日、正確には1ヶ月前の6月14日、ふと思い立ちました。
「ラマダーンの断食ってどんな気持ちなんだろう。」
そして翌日の6月15日、早速私は断食を開始したのです。
今回のレギュレーションは、スタンダードな日の出から日の入りまで飲食禁止ルール(ただし唾の飲み込みはアリ)です。ただし、ラマダーンのシステムだけを使用する形になるため、イスラムの教義に従って食事内容に制限が加わるといったことはなしとしました。
開始前の体重が57.4kg。それが断食が終了した今、こうなりました。
…まあまあ痩せました。約4kg。一週間に1キロと考えるとそれなりに減りましたね。
とはいえ数字だけ見せられてもわかりにくいかと思いましたのでこんな写真を撮ってみました。
うっすい。今お腹の横幅がペットボトルより短かった。もうウエストに何も詰まってないです。
まあそもそもが痩せ型のヒョロガリのカスだったので全然断食で体重を落とす必要は無かったわけですし、自分は肉体より精神的に何か得たかったのでこれは副産物的な成果ですね。
じゃあ精神的にはどんなことが得られたのか。結論としては「水は大事」ってことです。
断食の中でも水まで断つのは結構辛い方です。夜になれば自由とはいえ基本的に活動して水分を失うのは日中だし、なんせこんな時期なので普通に倒れる可能性もありました。空腹は忘れられるが喉の渇きはどうも忘れきれなくて、一度飲みたくなるとずっと頭のどこかで喉の渇きについて考えてしまうのがやっぱ辛かったですね。生物にとって水が不可欠だってことを実感しました。
ただ、それだけなんです。喉が渇いて辛いだけ。少なくとも自分はただ食べたり飲んだりしないだけって縛りはだいぶ楽に思いました。よっぽど毎日30分ランニングの方が嫌ですね。
そんなわけなので特段精神力が高まったわけではなく、今後の自分の人生には特に影響を及ぼさないであろう試みでしたがふとした思いつきの結果としては正解だと思っています。
とはいえ水や食事の大切さは身にしみて感じましたし、ここまでやり遂げた達成感はひとしおです。皆さんも自主的にラマダーン入りしてみてはいかがでしょうか。食費がちょっと浮きますよ。
それではこの辺りでお暇させていただきます。さようなら。
ちょこっとお知らせです。この度、友人にそそのかされましてsuzuriというサイトを初めてしまいました。基本自分用に色々置いてます。よかったら覗いてみてください。
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