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筒美京平さんに
筒美京平さんが亡くなった。戦後の和製ポップス/J-POP の世界で、他の誰にも到達できない最高の作曲家だったということに、異論を差し挟める者はいないだろう。
僕なんぞがあれこれ言うことは何もない。だが、京平さんの曲に想い出は山ほどある。それで、京平さんの訃報を知ったこの日に何かをしたいという切実な思いに駆られて、彼の膨大な作品の中から僕の好きなものを 10曲選んでみた。
京平さんのベストテン、などと言うつもりは全くない。明日また 10曲を選び直したら1曲も重ならないかもしれない。10曲しか選ばないというのはそれほどまでに無謀な試みである。でも、選んでみた。
これはあくまで京平さんが亡くなったことを知った日に僕がたまたま選んだ 10曲である。
嘘でもいいから(作詞:川内康範、歌:奥村チヨ、1970年)
さらば恋人(作詞:北山修、歌:堺正章、1971年)
私は忘れない(作詞:橋本淳、歌:岡崎友紀、1972年)
恋の十字路(作詞:橋本淳、歌:欧陽菲菲、1973年)
乱暴な少年(作詞:安井かずみ、歌:小川みき、1974年)
よろしく哀愁(作詞:安井かずみ、歌:郷ひろみ、1974年)
しあわせ未満(作詞:松本隆、歌:太田裕美、1977年)
情熱☆熱風☽せれなーで(作詞:伊達歩、歌:近藤真彦、1982年)
渚のライオン(作詞:三浦徳子、歌:早見優、1983年)
夜明けのMEW(作詞:秋元康、歌:小泉今日子、1986年)
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【10月16日 追記】 どうしてもあと 10曲選びたくなった。前に書いたとき、「あくまで京平さんが亡くなったことを知った日に僕がたまたま選んだ 10曲である」と書いた。
そういう位置づけが良いと思ったし、本来であれば潔くそこで断ち切るべきで、追加するなんて無粋なことである。
でも、どうしても取り落した曲があるのだ。それをここに書く。
渚のうわさ(作詞:橋本淳、歌:弘田三枝子、1967年)
スワンの涙(作詞:橋本淳、歌:オックス、1968年)
さすらいの天使(作詞:橋本淳、歌:いしだあゆみ、1972年)
ふたりは若かった(作詞:阿久悠、歌:尾崎紀世彦、1972年)
芽ばえ(作詞:千家和也、歌:麻丘めぐみ、1972年)
小さな体験(作詞:岩谷時子、歌:郷ひろみ、1972年)
ひとかけらの純情(作詞:有馬三恵子、歌:南沙織、1973年)
甘い出来事(作詞:安井かずみ、歌:小川みき、1974年)
汚れなき悪戯(作詞:安井かずみ、歌:豊川誕、1975年)
君だけに(作詞:康珍化、歌:少年隊、1987年)
もちろん、これも明日選び直したら1曲も重ならないのかもしれないのだが。それでも書かずにいられなくなるのが筒美京平さんなのである。
そして、10曲追加したことによって、京平さんと組んだ作詞家のうち、僕が敬愛してやまない人たちはほとんど網羅できたと思っている。
◇◇◇◇◇◇◇
【10月20日 追記】 ダメだ。何度選び直しても、あ、あの曲を忘れてたというのが出てくる。
5曲増やして 25曲にしてみた。これで本当に終わり。
何故なら、これ以上増やしてしまうと、さすがに僕も『また逢う日まで』や『真夏の出来事』、『なんてったってアイドル』、『魅せられて』、『強い気持ち・強い愛』などを選ばざるを得なくなって、他の人が選んだリストとの差異が小さくなってしまうから。
加えたのは伊東ゆかりの『誰も知らない』、坂本スミ子の『夜が明けて』、かまやつひろしの『青春挽歌』、松本伊代の『ビリーヴ』、小泉今日子の『夏のタイムマシーン』、中川翔子の『綺麗ア・ラ・モード』の6曲。
合計 26曲になってしまうので、唯一の B面曲だった小川みきの『乱暴な少年』を外した。
最初のリストとくっつけて1つにしたほうが全体像が見えるので、重複になるが以下に 25曲のリストを載せておく(専ら自分のためである)。
渚のうわさ(作詞:橋本淳、歌:弘田三枝子、1967年)
スワンの涙(作詞:橋本淳、歌:オックス、1968年)
嘘でもいいから(作詞:川内康範、歌:奥村チヨ、1970年)
さらば恋人(作詞:北山修、歌:堺正章、1971年)
誰も知らない(作詞:岩谷時子、歌:伊東ゆかり、1971年)
夜が明けて(作詞:なかにし礼、歌:坂本スミ子、1971年)
さすらいの天使(作詞:橋本淳、歌:いしだあゆみ、1972年)
ふたりは若かった(作詞:阿久悠、歌:尾崎紀世彦、1972年)
芽ばえ(作詞:千家和也、歌:麻丘めぐみ、1972年)
私は忘れない(作詞:橋本淳、歌:岡崎友紀、1972年)
青春挽歌(作詞:阿久悠、歌:かまやつひろし、1972年)
小さな体験(作詞:岩谷時子、歌:郷ひろみ、1972年)
恋の十字路(作詞:橋本淳、歌:欧陽菲菲、1973年)
ひとかけらの純情(作詞:有馬三恵子、歌:南沙織、1973年)
甘い出来事(作詞:安井かずみ、歌:小川みき、1974年)
よろしく哀愁(作詞:安井かずみ、歌:郷ひろみ、1974年)
汚れなき悪戯(作詞:安井かずみ、歌:豊川誕、1975年)
しあわせ未満(作詞:松本隆、歌:太田裕美、1977年)
情熱☆熱風☽せれなーで(作詞:伊達歩、歌:近藤真彦、1982年)
渚のライオン(作詞:三浦徳子、歌:早見優、1983年)
ビリーヴ(作詞:売野雅勇、歌:松本伊代、1984年)
夜明けのMEW(作詞:秋元康、歌:小泉今日子、1986年)
君だけに(作詞:康珍化、歌:少年隊、1987年)
夏のタイムマシーン(作詞:田口俊、歌:小泉今日子、1988年)
綺麗ア・ラ・モード(作詞:松本隆、歌:中川翔子、2008年)
いつまで筒美京平のことを書いているのか、と思われる方もおられるだろうが、僕にとってはそれほど大きな存在だったということである。
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