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テレビ局の採用は昔みたいに一般企業が終わってからで良いんじゃないかという話

今の就活生は本当に気の毒だと思います。だって、大学3年になるかならないかのうちに就活が始まっちゃうわけでしょ? どう考えてもそれって早すぎません?

「お前らの時代のことなんて知らんよ」って言われそうですが、私の大学時代は、動き出すのは4年生の夏からでした。就職試験解禁になるのが10月で、もちろんその少し前に曖昧な表現で「内々定」「内定」は伝えられましたが、本決まりになるのは秋でした。

しかも、私が受けたテレビやラジオの業界はどこも11月に入ってからの試験で、つまりは一般企業の就活が全部落ち着いた後のことでした。

今ではどこのテレビ局も一般企業と同じタイミングで採用活動をやっています。むしろ一般企業に良い人材を奪われないうちに決め込みたいと躍起になっている感さえあります。

しかし、私は正直言って、昔のようにテレビ局は、と言うか、せめてウチの会社だけでも、採用を一般企業が終わってからに戻したほうが良いんじゃないかと考えています。別にその間に他の企業に決まって行く学生たちが続出したって一向に構わないと思うのです。

何故なら、一般企業の採用が終わってから採用活動をすると、応募してくる学生は2つのタイプに絞られてくるからです。その2つのタイプ以外の、言わば冷やかし半分の学生は決して来ません。

その2つのタイプとは:

1)浮ついた気持ちではなく、本気でテレビ局を志望している学生
2)どこの企業にも受からなかった崖っぷちの学生

本気と崖っぷち──どちらもテレビ局に必要な人材だと思います。はい、どちらも結構役に立つんですよ、これが(笑)

多少世間知らずで独善的であっても、ともかくテレビ番組を作りたいという情熱を燃やしている奴。そして、別にテレビに思い入れなんぞ全くないんだけれど、ここで落ちるとどこにも行くところがなくなると切羽詰まっている奴。

はい、どちらも結構役に立つんですよ、これが。こういう奴らがテレビの未来を背負っていくのではないかと私は考えているのですが、違いますかね?

少なくとも私たちの頃はこのどちらか(あるいは両方)であったように思います(笑)

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