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会社に行きたくない

たとえコロナ騒動が終結しても、もう会社に行きたくありません。

いや、正確に言うと会社に行くのが嫌なわけではなくて、会社に行って人と会って話すメリットがあるのは確かだし、会社に行かないとできない仕事があるのも確かです。

ただ、会社に行かなくても充分にできる仕事があることが分かっちゃったんですよね。だから、毎日毎日判で押したように会社に行きたくはない、必要なときだけ出社するんでいいんじゃないか、という気持ちです。

以前、社報に連載ページを持っていたときに BYOD(Bring Your Own Device、つまり、会社が社員に PC をあてがうのではなく、個人所有のパソコンを会社に持ち込んで、それで仕事をすること)について書いたら、当時のセキュリティの担当者が、カチンと来たのか、怒りのメールを送りつけてきたことがありました。

僕のほうは虚心坦懐に読んでみて、「なるほど」と思った点がないでもなかったので、「よし、じゃあ、来月の社報の僕の担当ページを譲るから、そこで反論を展開してくれ」と返したら、「いや、自分は裏方なので」などというワケの分からん理屈でシュルシュルシュルっと引いてしまいました。

そこ、一番悪いところですよね。五箇条の御誓文に曰く「万機公論に決すべし」。

かつて、facebook に僕が何かを書いたとき(何書いたかは忘れましたが)、僕よりずっと若くて僕とはほとんど話したこともない某くんが、facebook上で(つまり公衆の面前で)正面切って喧嘩を売ってきたことがありました。

僕はそういう人のほうが好きですね。もちろん正面から受けて立ちました。嬉しい体験です。

閑話休題。

昔の情報システムの担当者は、とにかく外からは入ってこられないシステムを作り上げることが最重要の仕事でした。でも、今はそれに加えて、社員が外から楽々と入っていけるシステムを作らなければならないのだから大変です。

部外者は決して入れず、従業員は容易に入れる──そういうシステムを作るのは簡単ではないでしょう。情シス担当者が気の毒に思えるほどです。でも、もうそういうシステムでないとやって行けない時代が来ているのです。

情シスの諸君には、大変心苦しいけれど、今こそそういう危機感を持って頑張ってもらうしかありません。

さて、在宅勤務は、もちろん家では働きづらいと言う人もいるでしょうが、今でもすでにある意味豊かな環境だと僕は思っています。

そして、これから先は、会社に来ないと使えないシステム、閲覧できないウェブ、そしてハンコ──これらを廃することによって在宅勤務はもっと豊かになって行くんだと思います。

在宅勤務の良いところは、その気になれば6時から晩ごはんが食べられること。晩ごはんの時間が早くなることは、肉体にとっても精神にとってもすごいメリットがあると思います。

あるいは逆に8時から働いて4時に終わったって構わないのです。通勤時間がないことによって、自由に使える時間がたっぷり出てきます。会社に行っていると一旦帰宅したらもう出かける気になりませんが、ずっと家にいると夕方から外出するのが楽しくなります。

そういうわけで、もう毎日会社に行きたくはありませんが、この続きは会社で顔を突き合わせながら話し合いましょう。


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