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仕事のモットー──僕はこんなことを考えながら働いてきました

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今の若い人に通用するかどうかは知りませんが、僕はいろいろ仕事を重ねて行くうちに、こんなことやあんなことに思い至りました、という感じの寄せ集めです。
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2022年5月の記事一覧

ノルマを作らない

僕は一旦何かをやり始めるとそう簡単にはやめないタイプだと思われている。実際そうかもしれない。わりと長続きするほうだ。じゃあ、長続きするコツは何かと言えば、僕はノルマを作らないことだと思っている。 これはあくまで僕の秘訣であって、ひょっとしたら僕以外の人にはほとんど当てはまらないのかもしれないので、むやみに他人に勧める気は全くないのだけれど。 僕の周りには僕のことを非常に几帳面なタイプだと思っている人が多くて、その延長線上で僕は何かにつけて計画を立ててそれに沿ってコツコツや

パワハラ時代を乗り越えてきて ~老サラリーマンによる回顧

この note にも何度か書いたけれど、僕らの若かった頃は今から思うと却々しんどい労働環境で、今の基準からすれば全労働日で理不尽なパワハラを受けていたと言えると思う。 それは身内の宴席でわざと人数の倍ぐらいの料理を注文して、「お前、若いんだから全部食べろ」と無理やり食べさせられるような次元の低いものから、何も教えてもらえないまま放り出された上に仕事で成果が上がらないのは考えが足りないからだと叱責されるようなものまで、非常にバラエティに富んでいた(笑) 単にパワハラを受けて

今それをやる意味

部下に何かを命じたときに、その部下から「今それをやる意味は何ですか?」と問い返されたら、あなたならどうしますか? ◇ 何年か前にネット上で、「『いいからやれ!』は通用しない」との記事を読みました。 その記事が何であったか、どこにあるのかはもう分からないのですが、僕が自分の言葉でまとめると、こんな感じの記事でした: 僕らの世代は、これは大変よく分かります。僕自身もついつい「あー、ほんとに、今の若い奴は面倒くせー!」とうんざりする上司の側に肩入れしてしまったのですが、しか