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京都人の言う「けったいな」

関西弁である「けったい」は京都と京都以外の関西ではそのニュアンスが微妙に違うというお話です。

「けったいな」は「奇妙な」が一番標準語に近いと思います。
関西人はそういう意味で使うことが多いです。
たとえば、「けったいな話やな」と言えば、奇妙な話…すなわちその内容のどこかに不思議な点があって、自分にもどういう訳かわからないというニュアンスです。

それに対して、京都人の「けったいな」は言ってしまえば「イカれてる」ではないでしょうか。
それゆえ、そんなに頻繁に出てくる単語ではないのですが、京都人が「けったいな」と言えば、すでにお怒りな場合が多いように思います。

京都人は怒りをあからさまに表すのではなく、言葉を上手に使って煙に巻くんです。
ぶぶ漬けのあれも同じですね。

ともあれ、「京都人が「けったいな」と言った時は要注意」
15年ほどのお付き合いのなかで得た知識です。

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