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普通のママ(40代)が【前十字靭帯損傷】した話<2>(手術決断)

これを書いているのは、前十字靭帯損傷をしてから2ヶ月後。入院し、靭帯再建手術をして2日目です。ここでは、手術に至るまでに考えたことを書いておきます。

「10代〜20代は100%手術再建する。40代で日常生活が苦にならないなら保存(手術しない)も選択出来る」

最初の段階で病院の先生にそう言われました。

この時は負傷したてで「手術しなくて普通に歩けるようになる」ということが信じられず、「ほぉ、そんなもんですか」と聞いていました。金曜日だったので、週明けにまた診察予約をして、どうするか決めていきましょうということに。

帰宅後、夫と話すと第一声は「手術したほうがいいでしょ!」と言われました。私も「そうだよね!」と思いました。

前十字靭帯のことをネット検索していくと、保存療法では靭帯がない代わりに、膝の筋肉を鍛えたりするのですが、やはり歳を重ねると膝関節がすり減り、変形して人工関節を入れたりするリスクが高まるとの記述がありました。

また、負傷後1ヶ月くらいは、「膝崩れ」といって、急な方向転換や踏み出し、下り坂などで膝がガクッと抜ける感じもたまにありました。特に、1週間くらいで普通に歩けるようになって調子に乗って動いてしまい、そこでガクっとなると「あー、やっぱり切れてるわ、、、」と思い出す、という日々。

確かに日常生活に苦はない。けれど、

でも、自分の膝に自信が持てないことが、なんだか胸の中でどうしてもひっかかる。。。この気持ちはなんだろう。

突然自慢ですが、私は、運動神経がすこぶるよいです。体育の授業で測るような運動はもちろん、足の速さも学年トップ、瞬発力、反射神経も良く、大抵のスポーツはすぐ出来るようになる器用さでした。

中高はバスケットボール、大学ではダンス。雪国育ちなので小学生からスキー、大人になってからはスノーボードもやっていました。とはいえ、器用すぎてすぐにある程度出来るため、技術向上のための努力が苦手ということも自覚があり、どれも極めることなく趣味の範囲で楽しむものですが。

今は特にスポーツはしていないけれど、アスレチックに行ったり、趣味の山城めぐりをしたり、休日も割とアクティブに過ごしている生活でした。

運動ができる。これは私のアイデンティティのひとつだったのでしょう。これから一生、運動ができないのかと思ったら、すごく心許ない気持ちになりました。普段なんの運動もしていないにも関わらず、、、笑

それに、チビが急に走り出しても追いかけることができない。これは危ない。さらに、これから子どもが大きくなって、縄跳び教えて!とか、スキー行きたい!海行きたい!あれやろう、これやろう!となったときに「ママは膝が悪いから、見てるね」というのは淋しい、一緒にやりたい。なんなら「ママがやるの見てな!」って先陣切って行きたい。

「手術しよう」

40代はそんなに若くないことは分かっているけれど、私の人生を取り戻そう、そんな色々を考え、次の診察で「手術をしたい」と伝えました。そして、手術のできる大学病院を紹介してもらい、すぐに受診。2ヶ月後に手術予約を取りました。手術までの「リハビリ」「術前検査」「入院準備」など、次の章に記します。

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