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普通のママ(40代)が【前十字靭帯損傷】した話<12> 本当の意味で「治る」とは?スポーツ選手へのリスペクト。

まず退院後の子どもたちとパパの様子を振り返る・・・

ママとお風呂入る!ママと寝る!と、ママ!ママ!と言ってもらえました。忘れられていなくて良かったな、という気持ち。
でも起きたら下の子はパパのお膝にいたし、長男の朝の準備をパパが促したりしていました。これをランドセル入れろ、とか細かいことなんですけど、ほんわかしたというか、とても嬉しかったです。
これまでは色々な準備があることをパパは知らなかったし、長男もパパはわかっていないのに色々言わないで!みたいな反発があったかもしれない。
子どものことで、私しか知らないことがあるというプレッシャーが無くなったのかなぁ。お互いに、今まではママ1日不在でも無理って感じだったのに、2泊くらい余裕だよね、って雰囲気になっているのもなんか安心。
私としては、セーフティネットができた感じでしょうか。
でも以前の章でお伝えしたように、学校の準備内容をシェアするのはすごく面倒。実際にやるのは母親で、わざわざ細かく説明してもしょうがないから、普通は説明しないですよね。パパもやらないなら自分ごととして捉えられないと思うので。これは、怪我病気とかと関係ないお話しですが。

本当の意味で「治る」ということ

もし、これから手術をする方で、この記事に辿り着いた方、特にスポーツ復帰を目指す方がいたら、私とのゴールの違い(日常生活、子供を追いかけたり、遊び程度にスポーツを楽しむ)に、ここまでの内容も的外れだなぁと思う記事になっているかもしれません。
でも、手術は同じですし、そこから歩けるようになるまでの道のりは同じような感じだと思います。

「手術」。次は「リハビリ」。競技復帰はその先ですよね。
昨日上がらなかった足が、今日は少し痛いけれどあげられます。
明日は、痛みなくあげられます。
自分の体がよくなっていく感覚を感じられました。


私の当初やっていたリハビリは、筋トレ10回×3回の3セット=つまり90回/1日くらいです。リハビリの先生によると、本当に筋肉を落とさないためには1000回/1日が必要だそうです。おそらく、選手はその世界に生きているのですよね。

恐怖心を乗り越えて

さまざまなスポーツで、靭帯損傷から復活されている選手がたくさんいます。そして、日々怪我をするスポーツ選手のニュースが飛び込んできます。

私との最も異なる点は、そもそも怪我の原因となった動き、恐ろしく負荷のかかるスポーツに戻っていくということ。
私は正直治っても電動自転車に乗るかわかりません。やはり事故の瞬間がトラウマですから。身体は治っても、最後は恐怖心に勝つ「心」の勝負なのかもしれません。競技復帰は、日常生活復帰と次元が違うことは間違いないです。

でも、赤ちゃんも、最初は歩けなくて、一歩ずつ歩きます。
スポーツも、最初できなかったことが少しずつできるようになり、体力もついて、うまくなる。努力をしてきた選手の皆さんは、怪我からリハビリをして、またうまくなっていく過程を楽しめる才能があると思います。
私は努力は苦手ですが、リハビリはちょっとずつできることをしていくので、体育の授業のようで、あ、これもできる!これもできるようになった〜!と楽しい部分もありました。(全然よくなっている気がしない停滞期もやってくるのですが・・・)

元々スポーツ大好きの私ですが、「前十字靭帯損傷」から復帰する(した)スポーツ選手は他人事とは思えない、今まで以上に一生リスペクト&応援し続けます!

私の入院に協力してくれた家族と仕事仲間、お見舞いの言葉をくれた友人たち、そして手術・リハビリを担当してくれる医療者のみなさんへ、大きな感謝をもっています。

いよいよ来週、術後半年の検査。MRIと、また筋力検査!!あんまり負荷をかけるトレーニングできてないので成績悪そうですが、、、また結果や経過など残していこうと思います。

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