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「ミチーガ」治療の個人的記録⓪


自己紹介

こんにちは。
ヤマアラシ。といいます。

私は幼少期よりアトピー性皮膚炎です。
これまでに皮膚科で、ステロイドや保湿剤の外用、抗アレルギー剤の内服などを約20年間ずっと、おこなってきました。
ここ数年は光線治療も併用していました。
この度、お金の工面がつき、【ミチーガ】を打つことになりました。
ミチーガでの治療を検討している方の参考になればと思い、記録してみます。

※なお、これは一個人の感想です。私に当てはまることが他の人にも当てはまるとは限りません。同じ病気・症状でも、個々人それぞれに向き不向きがあります。こちらの記事は参考程度にしていただき、症状の気になる方は必ず皮膚科を受診してください。

今回は0回目、すなわちミチーガを打つまでの経緯についてです。

アトピーの救世主⁉︎「ミチーガ」について

「ミチーガ」は、2022年8月に発売され、2023年6月より在宅自己注射が保険適用となった、比較的新しいアトピー性皮膚炎の方向けの薬剤です。
対象年齢は13歳以上のようです。
詳しくは、下記のサイトをご覧ください。

ミチーガ®は、アトピー性皮膚炎のかゆみの原因となる物質のはたらきをブロックして、アトピー性皮膚炎のかゆみを抑える、新しいタイプの薬です。

https://www.maruho.co.jp/kanja/atopic/mitchga/ より

同じ定期注射治療のデュピクセントと比較すると、ミチーガは「かゆみを抑える」ことに特化しているようです。
かゆみが強い方や、自分の手でかきむしることができる部位に湿疹が多い方に向いているようです。

薬価は高く、私の場合は3割負担でも1回4万円近くかかります。
それを4週に1回。外用薬がいらないくらい改善するまでは打ち続けます。
高いですね…笑
(費用については、「高額療養費制度」を使うことができます。また気が向けばこの話もできればと思います。)

なお、症状が落ち着くまではステロイドや保湿剤などの塗り薬も併用です。
かゆい→かく→さらにかゆくなる という悪循環を断つための薬であって、皮膚の状態を改善させるためには、やはり塗り薬が必要なのです。

かかりつけ医には「あなたには劇的に効くと思いますよ」と言われました。
長年、ステロイドと保湿剤で戦い続けても敵わなかったこの苦悩が、月1の注射1本で解消できるかもなんて、夢みたいな話ですよね。

私のアトピー歴とミチーガを始めた経緯

私は幼少期よりアトピー性皮膚炎です。
ずーっと、ステロイドと保湿剤、あとJAK阻害薬とかも試したことがあります。
大学に入って病院を変えてからは、光線療法も併用しました。長年のかきむしりにより、皮膚が硬くなって塗り薬が効きにくい状態なので、光線をあてて皮膚を柔らかくして、薬を効きやすい状態にするものです。(これについてはまた後日。)

症状は良くなったり、悪くなったり。
正直、何が原因でこの波があるのかは分かりません。
大学3年のあたりから、悪化の程度がひどくなってきました。光線療法を始めたのもこの頃です。
多少ましにはなるのですが、やっぱりかゆみが強くてかいてしまう。
「かかないで」と言われて「はい分かりました」で我慢できるならこんな長年アトピーと戦ってないよ!ってこれアトピーあるあるですね。笑

症状は、手の届く範囲が特にひどく、場所によってはじゅくじゅくのところもありました。
服や布団のシーツにはいつも血が付着していました。
かゆみのせいで、眠れなかったり眠りが浅い日がほとんどで、いつも疲労感がありました。
汚い見た目の肌を見るたび泣きたくなる。
アトピーなんかなければ。本当につらい。
こんなに頑張って薬塗って飲んでしてるのに。
そんな毎日でした。

そんなときに、かかりつけの皮膚科医におすすめされたのが「ミチーガ」でした。自信満々で「劇的に良くなるから!」と仰ってました。
費用が費用なだけに、念のためセカンドオピニオンも受けましたが、そちらでも医師に「私の娘が同じ症状ならすぐにでもやる」と言われ、親とも相談して治療に踏み切りました。

そんな経緯があって、かかりつけの皮膚科医に紹介状を書いていただき、大きめの病院へ外来通院することになりました。

まとめ

今回は0回目として、「ミチーガ」を始めるまでの経緯をお話ししました。

・かゆみが非常に強くてつらい
・ステロイドや保湿剤、内服などのアトピー性皮膚炎の一般的な治療を継続してもなかなか寛解しない
・お金がかかってもいいから、このつらさから抜け出したい

こういった方に「ミチーガ」が適している可能性があるのかなと思います。

新しい薬剤ですし、高額な治療ですので、不安を持つ方は多いと思います。私もそうでした。
何か少しでも参考になっていれば幸いです。

次回は、ミチーガ接種1回目から2回目までの経過についてお話ししようと思います。
それではまた。

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