生鮮の販売は奇跡なんて起きない
久しぶりの雨模様の都内。
昨日の出店で、少し落ち着いたので久しぶりに長めの投稿ができます。
私は、主にマルシェでの販売を軸に活動しています。
近場の生産者さんのものは、自ら収穫したり、事前に準備してもらった野菜を受け取り、出店当日に遠方の生産者のものを配送で受け取り、それらを複合してはじめて全てのラインナップが揃います。
同じ現場には農家さん自ら出店している場合もありますので、競合する品目があるのは日常茶飯事。
産地、価格、見栄え、栽培状況の内容。
私の場合は、全てをオープンにした上で、お客様に判断してもらう。
マルシェでお買い物をされた事がある方は、その場の雰囲気で何となく購入してしまうなんて事はよくあるのではないかと思います。
しかし、生鮮食品を扱っているとシビアにその結果がわかります。
一回は購入してみても、二度目・三度目は状態・味。
価格に見合うだけの満足感がなければ、前に買ったことがある方が
素通りしていく光景はよくあります。
ラッキーパンチはあっても、次もなんとなくといった
奇跡が起きることはありません。
だからこそ、販売までの事前準備や陳列位置など何てことないようで
命を削るくらいの気を込めて、集中します。
生産者さんが真摯に取り組まれ栽培された「宝物」ですから、仲介としても同じ熱量で取り組む。
ここの店で買ったものが美味しかったと思ってもらえるように
偶然の出会いから日常に変わるように。
今は緊急事態宣言中で、マルシェの中止が相次いでいる状況ですが、
販売できる場所がある限り、美味しい野菜をひっさげて飛び回ります。
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画像は栽培中の丸ズッキーニ。
見栄えも可愛く、味も美味しい。
マルシェでも人気のお野菜です。
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