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ONE PIECE×吉田松陰②〜松陰教育が起こした最大の奇跡〜

引き続き、吉田松陰先生の記事を書きます♪

前回は松陰先生が、黒船に乗り込んだことで終身刑を命じられてしまったところまで書きました。

判決を受けたときに、松陰先生が読んだ有名な句がこちら。

「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」

以下、現代語訳です。

こんなことをすれば、僕は捕らえられ、命を落としてしまうことだって分かっている。しかし、この国を守りたいという大和魂は、やむにやまれないのだ。

自分よりも大切なもののために命を賭ける。それが大和魂である。

松陰先生、さすがシビれますね✨✨

さて、一命は取り留めた松陰先生ですが、故郷長州藩に送り返され、一度入ったら生きて帰れた人は誰もいないという「野山獄」に幽閉されました。

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独房は広さ3畳ほどで、6房が中庭を挟んで向き合う12室の独居房。

入っている人のほとんどが終身刑ですから、誰もが絶望しているのが当たり前の状況です。

ただ、松陰先生は違いました。

松陰先生は、狭い牢獄の中でかつてない量の読書を始めたんです。

野山獄に入っていた2年の間に読んだ本の数は1000冊を超えると言われています。

当然そんな常軌を逸した松陰先生に向かって、こんな言葉をかけた囚人もいました。

『おい!松陰。お前のやっていることは何の意味もない。俺たちは一生ここから出れずに死んでしまうんだ。それなのにたくさん本を読んでも無意味じゃないか!』

それに対して松陰先生はこう答えました。

『確かに、私たちは生きて日の光を見ることは出来ないかもしれません。だからと言って学ぶことが無意味ということは決してありません。「知らないことを知る」というのは、人間にとって最大の喜び。知って死ぬのと知らないで死ぬのとでは、天と地ほどに差があります』

この言葉に囚人達の顔色が変わります。

そして、ついに松陰先生最大の才能を発揮します。

なんと牢獄の中で塾を開いたんです✨

しかも驚くべきは、塾の先生は松陰先生ではなく、囚人達。

字が上手い人を見つけては

「あなたを先生として、みんなで書を学ばせてください」

と頼み、和歌が上手い人を見つけては

「あなたを先生として、みんなで和歌を学ばせてください」

と頼み、極悪人達を次々に「先生」にしていきました。

牢獄内に「先生」「先生」「先生」という言葉が溢れます。

ちなみに、松陰先生は11歳で萩藩主、毛利慶親さんに講義をしていたほどの大天才✨

これは、今でいうと小学5年生が県知事に講義するようなものですね(笑)

その大天才が、終身刑になるような大犯罪者に向かって、頭を下げて教えを乞うという姿勢に、ものすごく感動しました(>_<)✨

「先生」と呼ばれ出した囚人達は、人が変わったようにイキイキし始め、ついにこんな言葉を口にします。

「松陰先生、俺たちも学びたい!学問を教えてくれないか?」

そこから松陰先生は牢獄の中で「論語」や「孟子」の授業を始めました。その授業があまりに面白く、牢獄の役人達でさえ正座して聞いていたと記録に残っているほどです。

そんな状況が2年近く続いた頃。

『今、野山獄がすごいことになってるらしい!!』

と、長州中にその評判は広がり始め、こんなすごい人をいつまでも牢屋に入れておくのは惜しいと、ついに長州藩の毛利敬親さんが

「松陰を出してやれ」

と、出獄が許されたのです。

さらに奇跡なのは、松陰先生のもとで学んだ同じく終身刑の囚人達も、一緒に出獄を果たしたんです。

誰ひとり、生きて出ることができないと言われた野山獄。

しかし、松陰先生は生きて出ることが出来ました。しかも、人生を諦めた極悪人達を大きく変えて✨

これを奇跡と呼ばずして、何と呼べば良いんでしょう(*^^*)

ちなみに、松陰先生が自身の日記で、牢獄での生活をこう書いています。

『朝起きて夜寝るまで、ある時は感動して涙を流しながら本を読み、またある時は、嬉しくて小躍りしながら勉強した』
『人はどこだって楽しめる。山でも海でも川でも楽しめる。住んでいる時も、旅をしている時も、富んでいる時だって貧しい時だって楽しむことはできる。生きていても死んでいても楽しむことはできる』

たとえ、牢獄の中だったとしても自分の心は自由自在✨

いつだって、今自分のできることを楽しく、全力ですることで奇跡は起こるんだ!ってことを学ばせてもらえました(*^^*)

長くなりましたが、今日もワンピースに話を移します♪

囚人達にも、丁寧に教えを乞うた松陰先生。

人によって態度を変えないのはルフィだって同じです✨

相手が世界最強の海賊でも

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8歳の子供でも態度は同じ✨

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また、5番目の海の皇帝と呼ばれるくらい有名になっても

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自分の恩人を助けるためなら、迷わず土下座出来るのもルフィの魅力✨

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牢屋の中でも楽しく勉強していた松陰先生ですが、ルフィも同じく敵に捕まっている時も楽しそうです(笑)

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牢屋から出た直後のこのセリフも松陰先生に近いものを感じます✨

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今は、当たり前に出来たことが出来なくなってしまった状況。

松陰先生と同じく牢獄に閉じ込められてしまったように感じている人もいるかもしれません(>_<)

ただ、松陰先生やルフィのように、どんな状況でも、人間楽しもうと思えば楽しめるもんです♫

どうせ家にいないといけないなら、今しかできないことを楽しみましょう✨

突き詰めることで、奇跡が起こることもあ十分ありえますから♪

今日も読んでくださってありがとうございます(^ ^)


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